見出し画像

【総括】第3回ワークショップまとめ「集合知による共創ビジョン」

3月23日に、過去2回の総括として開催されたワークショップ「広島・瀬⼾内・世界をつなぐビジョンデザイン」では、参加者全員で「集合知による共創ビジョン」づくりに取り組みました。ここではその詳細をご紹介します。

*約30名の参加者がグループに分かれ、ディスカッションを重ねながら意見やアイデアを書き入れたワークシートがこちら ↓↓

参加者全員で導き出した「広島のプリンシパルとは何か」また「広島という都市で創りたい未来とはどんな未来なのか」について、回収したワークシートをもとに「集合知による共創ビジョン」としてまとめました。

「都市toデザイン」集合知による共創ビジョン

上記の総括したワークシートの内容は以下テキストでも確認いただけます。

広島のプリンシパルは何か?
ー 絶対にブレない北極星をつくる ー

< 前 提 >

①瀬⼾内経済圏における広島の共創デザイン
瀬⼾内全域が多様でウェルビーイングなコミュニティを育む「ソーシャルイノベーション・プラットフォーム」となるような都⼼開発をめざす

②グローバル都市間競争における広島のシティデザイン
真の「国際平和⽂化都市」とはどのようなものかを議論・再定義し、
経済・⽂化・⽣活、その全ての意思決定やプロセスにおいてそれを「体現」していく

< 都市理念 >

【現状】
国際平和⽂化都市 広島

「国際平和文化都市」というスローガンは形骸化し、ハード⾯でも、ソフ
ト⾯でも、他の都市と差別化が出せていない。街並みに美しさや、⽂化の匂いを感じない。

縦割りで対処療法的な都市づくり。理念がバラバラで、横串が刺せていない。ここにしかないもの、オリジナリティが⾜りない。「平和」の伝え⽅が悲しすぎて、明るい未来志向の話し⽅ができていない。

都市と⾃然が近接する豊かな⽣活環境や、美味しい⾷材、熱くなれるスポーツもあるが、少量雑多。編集⼒やデザイン⼒が弱く、インパクトある形で世界に押し出せていない。コンパクトシティという強みを⽣かしきれていない。

コミュニティが閉じていて、出会いが少ない。みんなで⽀え合う精神はある。⾏政主導が強く、実はシビックプライドが低い?⼦どもを取り巻く教育・⽣活環境や、⼥性の活躍に不⾜あり。「国際平和文化都市」というスローガンは形骸化し、ハード⾯でも、ソフト⾯でも、他の都市と差別化が出せていない。街並みに美しさや、⽂化の匂いを感じない。

縦割りで対処療法的な都市づくり。理念がバラバラで、横串が刺せていない。ここにしかないもの、オリジナリティが⾜りない。「平和」の伝え⽅が悲しすぎて、明るい未来志向の話し⽅ができていない。

都市と⾃然が近接する豊かな⽣活環境や、美味しい⾷材、熱くなれるスポーツもあるが、少量雑多。編集⼒やデザイン⼒が弱く、インパクトある形で世界に押し出せていない。コンパクトシティという強みを⽣かしきれていない。

コミュニティが閉じていて、出会いが少ない。みんなで⽀え合う精神はある。⾏政主導が強く、実はシビックプライドが低い?⼦どもを取り巻く教育・⽣活環境や、⼥性の活躍に不⾜あり。

【ほしい未来を創るデザイン&アクション】
領域を超えて対話を続ける

熱量のある⼈が出会え、⾏動できる場づくりを通じて多様なコミュニティを形成。⾏政ではないまとめ役が必要。IT活⽤により「⾒える化」「繋がる化」を⽀援。コミュニティ同⼠を繋げていくことでさらに⼤きなネットワークを⽣成していく。

経済×⽂化×⽣活の領域を互いに連動させ、共通⾔語として、定量的/定性的の両側⾯を持つ新しい評価軸を共創していく。定期的に検証し、アップデー
トできる仕組みも創る。独⾃の法整備も⾏う。こうした議論や挑戦に耐えうる知性と創造性を育むためのクリエイティブ教育や、挑戦を⽀援し失敗を
許容するマインドセットの醸成に⼒を⼊れる。

広島が考える「平和」とは、「幸せ」とは、「美しさ」とは。広島スタイル=「平和⽂化」⽬線で世界を切り取る。独⾃の⾔語。表現⼿法。機能的なだけでなく、⽂化のある美しい街。⼼が動く街へ。熱量のある⼈が出会え、⾏動できる場づくりを通じて多様なコミュニティを形成。⾏政ではないまとめ役が必要。IT活⽤により「⾒える化」「繋がる化」を⽀援。コミュニティ同⼠を繋げていくことでさらに⼤きなネットワークを⽣成していく。

経済×⽂化×⽣活の領域を互いに連動させ、共通⾔語として、定量的/定性的の両側⾯を持つ新しい評価軸を共創していく。定期的に検証し、アップデー
トできる仕組みも創る。独⾃の法整備も⾏う。こうした議論や挑戦に耐えうる知性と創造性を育むためのクリエイティブ教育や、挑戦を⽀援し失敗を
許容するマインドセットの醸成に⼒を⼊れる。

広島が考える「平和」とは、「幸せ」とは、「美しさ」とは。広島スタイル=「平和⽂化」⽬線で世界を切り取る。独⾃の⾔語。表現⼿法。機能的なだけでなく、⽂化のある美しい街。⼼が動く街へ。

【創りたい未来】
「平和⽂化」共創都市圏 広島・瀬⼾内

誰もが創り⼿として参画でき、対話を重ねることで新たな価値を創り合う「平和⽂化の共創」を、経済×⽂化×⽣活のすべての領域、すべての意思決定プロセスにおいて中⼼軸に据える。

そこから広島ならではの「⽂化」が⽣成され、未来の「平和」の担い⼿が次々に⽣まれるまちの未来が共創されてくる。それは世界で唯⼀広島だけが唱えられるビジョンで、世界の新しい模範となりうる。「国際」は⾃ずとついてくるだろう。

広島都⼼・そして瀬⼾内全域に多様でウェルビーイングなコミュニティが点在しつつ、それらが連携・協働することで、総和としての価値を共創していく⽣態系を創る。みんなで、みんなの幸せを願い、社会の課題を解決をしていく、「ウェルビーイング・プラットフォーム(=平和⽂化共創都市圏)広島・瀬⼾内」を⽬指す。誰もが創り⼿として参画でき、対話を重ねることで新たな価値を創り合う「平和⽂化の共創」を、経済×⽂化×⽣活のすべての領域、すべての意思決定プロセスにおいて中⼼軸に据える。

そこから広島ならではの「⽂化」が⽣成され、未来の「平和」の担い⼿が次々に⽣まれるまちの未来が共創されてくる。それは世界で唯⼀広島だけが唱えられるビジョンで、世界の新しい模範となりうる。「国際」は⾃ずとついてくるだろう。

広島都⼼・そして瀬⼾内全域に多様でウェルビーイングなコミュニティが点在しつつ、それらが連携・協働することで、総和としての価値を共創していく⽣態系を創る。みんなで、みんなの幸せを願い、社会の課題を解決をしていく、「ウェルビーイング・プラットフォーム(=平和⽂化共創都市圏)広島・瀬⼾内」を⽬指す。

確かな手応えとともに、次のステージを目指す

ワークショップを総括する谷口千春氏

ワークショップ終了後、企画ディレクターを務めた谷口千春氏は「それぞれがどんな未来に向かって動いていくか、ほしい未来に目を向けることが大切で、それは集合知の中からしか生まれない」と語り、会を締めくくりました。

3回にわたって開催された「都市toデザイン」トーク&ワークショップイベント。全回通じて参加者全員でつくりあげた「集合知による共創ビジョン」は、今後もさらに多くのまちづくりのステイクホルダーと対話を詰み上げながらその解像度を上げ、実践に落とし込んでいきたいと考えています。

事務局ではさっそく次年度に向けて新たなイベント等の実施を計画中です。詳細については近日、お知らせしたいと思いますので、こちらもどうぞお楽しみに!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?