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ダイエット中の食事で『かさ増し』をおすすめしない理由

ダイエットとは元々はギリシャ語を語源とする食事療法のことで、近年では美容やボディメイクを目的に実施している人が大変多くなってきています。

元が食事療法なので食事の内容や量をコントロールすることは外せないのですが、減らす過程で『かさ増し』をする人もいるのではないでしょうか?

ハンバーグなどに刻んだもやしを追加してみたり、白米を炊くときにマンナンライスを混ぜてみたり…。

カラダのことを考えて野菜を摂り、食物繊維やビタミンを摂取することはとてもいいことだと思います。

ただ『量がないと満足できない』ということであれば、おすすめすることはできません。

【私が『かさ増し』をおすすめしない理由】

まずは理由を列挙していきます。

  • たくさん食べたいマインドは良くない

  • 三大栄養素が不足する可能性がある

  • 三大栄養素が不足すると摂食行動が止まらない

この3つが理由となるのですが、まずは多くの人が『食べないと満足できない』『たくさん食べるのがいいこと』という意識を変える必要があります。

1番下は生理的な理由なので、中々自覚はしにくいのですが、自覚しにくいからこそ気をつけなければなりません。

【たくさん食べないと満足できないから解放されよう】

たくさん食べないと満足ができない。

食べた感が欲しい。

といった理由でかさ増しをして、見た目にも満足ができるというのはダイエットのストレスを避けるための工夫なので全否定はしません。

しかし、そもそもが食べ過ぎてしまっていたり、密度のわりにカロリーの高い食品を食べていることが原因であれば量の調整は欠かせないでしょう。

この『たくさん食べたいマインド』が変わらないと、ダイエット成功後に元の食事量に戻ってしまうことも多いです。

そうすればせっかく頑張ってもリバウンドしてしまうので、やはり今食べ過ぎているかもしれないことを自覚して『少なくする』決意が必要ですね。
※ただし必要な栄養素(とくにタンパク質やビタミン・ミネラル)は不足しないように。

【三大栄養素が不足する可能性がある】

かさ増しに使う食材は基本的にカロリーが低い、あるいは0のモノです。

野菜類やこんにゃく、しらたきなどそれらしい商品もたくさん見かけるようになりました。

こういったモノを多用していると本来必要であるカロリーや栄養素が不足する可能性も高くなります。

その結果、痩せたけど髪や肌が荒れていることや痩せたというよりやつれてしまうこともあるでしょう。

栄養素の不足はケガや精神にも悪影響を与えます。

かさ増しに気を取られすぎて、必要なものはちゃんと食べることは忘れないようにしましょう。

これは『ならサプリメントで補おう』とは考えない方がいいでしょう。

【三大栄養素が不足すると摂食行動が止まらない】

三大栄養素の中でもタンパク質の充足度合いが摂食行動と密接な関係にあるようです。

こちらの記事も併せて見ていただきたいのですが、タンパク質の不足があると『食べる』という行動に出るように脳から命令が下るようです。

その時に『タンパク質が足りない』と指令が下るわけではないので、甘いモノやカロリーの高すぎるものに手を出す可能性があります。

そうならないようにタンパク質は不足しないように気をつけましょう。

たくさん食べればよいというワケではないので、毎回の食事で1品くらい食べるということからはじめて見てください。

これもプロテインパウダーを活用できますが、噛むことも大切だということはぜひ覚えておきましょう。



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