「磐梯山」(1,816m)【深田久弥の「日本百名山」を歩く】
『男の隠れ家デジタル』で「山と景色と歴史の話」という記事を書いてから、著者略歴(プロフィール)の欄に余白があれば【趣味の登山は2006年8月の「富士山」登頂以降、日本百名山にも挑戦中】と入れるようになった。
とはいえ、自由にスケジュールを調整できそうでできないのがフリーランス 。
公共の交通機関では登山口までのアクセスが不便だったり、宿泊を要する山が多い百名山へはなかなか行けない。
実際によく歩いているのは、ぽっと空いた1日に日帰りで行ける奥多摩、埼玉県の奥武蔵と秩父、神奈川県の丹沢、山梨県の郡内地方の山々だ。
そんななか、昨秋(2022年10月8日)、百名山の1つである「瑞牆山」(2,230m)を歩いているときに、ふと気になった。
(これで何座目だっけ?)
帰宅して調べたところ、2006年8月の「富士山」、2013年10月の「日光白根山」、2013年11月の「筑波山」の3座の画像は見つからなかったものの、4座目の「蔵王山」以降は辛うじて残っていた。
日本百名山の山行記録として、これまでSNSに投稿した情報や画像を紹介していく。
深田久弥の「日本百名山」を歩く
「磐梯山」(1,816m)|2018年6月30日/13座目
【撮影日】
平成30年(2018)6月30日
【所在地】
福島県耶麻郡猪苗代町と北塩原村、磐梯町の境
【メモ/雑学】
・もともと「磐梯山」は溶岩層と火山灰層でできた均整のとれた成層火山だったという。
・およそ2500 年前の火山活動 によって山頂が山体崩壊し、幅 1.2 km、深さ 350 mの「沼ノ平」のカルデラが形成される。
・山体崩壊前の「磐梯山」には「大磐梯」「櫛ヶ峰」「赤埴山」「小磐梯」という 4つの峰があったけれど、明治21年(1888)の水蒸気爆発によって「小磐梯」の山頂が山体崩壊したため、その峰は 3 つになった。
・明治21年(1888)の水蒸気爆発による岩なだれが川をせき止め、現在「裏磐梯」と呼ばれるエリアに数百もの湖沼が形成される。その数百もの湖沼のうち、毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、竜沼、弁天沼、るり沼、青沼、柳沼など大小30あまりの湖沼群のことを「五色沼湖沼群」といい、平成28年(2016)にミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定された。
・沼によって、エメラルドグリーン・コバルトブルー・ターコイズブルー・エメラルドブルー・パステルブルーなど様々な色彩が見られたことから「五色沼」という名前がついた。決して「5つの沼」という意味ではない。
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