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「夢をかなえるゾウ」を読んで気づいたこと

「夢をかなえるゾウ 1」
「夢をかなえるゾウ 2 ガネーシャと貧乏神」
著者:水野敬也
オーディブル版を読んでの感想文です。

「夢をかなえるゾウ」はシリーズ累計発行部数460万部(2023年6月時点)と有名な作品で、既にご存知の方も多いのではないでしょうか。

最初に読んだのは、10年ほど前になります。会社でパワハラを受けていた時、うつ病になりかけていました。その時読んだ、「夢をかなえるゾウ」で気付けたことがあったのです。


「夢をかなえるゾウ 1」あらすじ

主人公は、さえないサラリーマン。日常の何もない生活が嫌になっていた時、「ガネーシャ」が現れるところから始まります。

なぜか関西弁でまくしたてるガネーシャと主人公の会話が、テンポよく描かれていて思わず笑ってしまいます。

ガネーシャとは人間の体とゾウの頭四本の腕を持ったインドの大衆神。障害を取り除いたり、財産をもたらしたりすると言われている。インドでは最も親しまれている神である。

「夢をかなえるゾウ 1」より

主人公がガネーシャからの課題を実践していく。そのうち自分の悩みの解決や生きる希望、夢などを実現していくというストーリーです。

「夢をかなえるゾウ 2 ガネーシャと貧乏神」あらすじ

芸人として成功を目指している主人公。脱サラしてお笑い芸人になり8年目、今だに新人と同じライブステージに立っていた。そこに、一緒にコンビを組まないかとガネーシャが現れる。
日本最大のお笑いの祭典「ゴッド・オブ・コント」で優勝を目指すことを持ちかける。

「お金」や「才能」「幸せ」にまつわるストーリーで綴られています。「夢をかなえるゾウ 1」でも登場した「釈迦」やあらたに「貧乏神」「死神」など多彩な神々も登場します。

「夢をかなえるゾウ」を読んだきっかけ

会社にいると、どうしても上司や影響力のある人に気を使ってしまいます。

その頃上司から「仕事の進め方」について、延々と説教をされることがたびたびありました。そのうち、誰のために仕事をしているのかわからなくなっていました。

近くの書店で「夢をかなえるゾウ」をパラパラとめくっていると、「働くこと」について気づかされる内容がありました。

「人間というものは不思議な生き物で、一番お世話になった人や一番好きでいてくれる人、つまり自分にとって一番大事な人を一番ぞんざいに扱う。」

「夢をかなえるゾウ 1」より

仕事をするということは「何のために働いているのか」という問いが刺さってしまった。会社や上司のためではなく、自分や自分を支えてくれている「家族」、「お客様」、「同僚」などお世話になった方が頭に浮かんできました。

早速、「夢をかなえるゾウ」を購入。読んでいくうち、落ち込んだ気持ちから抜け出すことが出来ました。

「夢をかなえるゾウ」の内容は自己啓発本です。それまで自己啓発本と言われるものは、堅ぐるしく、読むのが苦手でした。しかし、「夢をかなえるゾウ」はファンタジー要素のある小説として読むことが出来ます。

「夢をかなえるゾウ」を読み進めていくと、ガネーシャの知り合いとして登場してくる「釈迦」「貧乏神」…とそれぞれの役割、キャラクターがコミカルに描かれています。また、自己啓発の具体的なやり方をわかりやすく書かれています。

「耳読書」(オーディブル)であらためて読んで(聴いて)みると、主人公とガネーシャの会話がテンポよく頭に入ってくるのです。「会話」がリアルに感じられて、楽しむことができました。既に読んだ本とはいえ、10年前には気づかなかったところもありました。

既に読んだ方でもオーディブルで読んで(聴いて)みるのもオススメの作品です。

まとめ

人の悩みとは、「仕事」「人間関係」「お金」「幸せ」…とつきることはありません。そこで「意識を変えよう」と思ってはいても、変えることが出来ず挫折してしまう。行動や習慣、環境を変えようとすると何をしていいのかわからない。

「夢をかなえるゾウ」を読んでみると、ガネーシャの課題が悩み解決の「ヒント」になります。

ガネーシャの課題は、行動や習慣など簡単に取り組めるものばかりです。

「なぜ」それをするのかを意識して続けていくと、考え方が変わります。

悩んでいること、夢や目標をかなえたいという思いがある方。
「夢をかなえるゾウ」を読んで、気づいてみませんか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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