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テクニックより先にマインド

僕は色々お店の立ち上げや立て直しをしてきたのですが(むしろそんなミッションばかり)、大切にしているのはこの

「テクニックより先にマインド」

という点です。

一過性の売上アップなんて誰でも出来るというか、ドーピングみたいなものなので、簡単だし短期的な成果は得られるけど、すぐ終わるんです。

でもマインド、つまり土台と言える部分を作ればそうそう崩れることはありません。

マクドナルドの原田泳幸さんの時代、戦略シーケンスという、段階的戦略投入について学びました

原田さんがマクドナルドに来て最初にやったのはQSC(クォリティ、サービス、クレンリネス)の向上。
そのために店長育成とMFY(メイド・フォー・ユー、作り置きではなくオーダーが入ってから作る)を導入しました。
そして、QSC向上が確認できてから100円マックで集客→新メニューで顧客層拡大と単価アップ
みたいな流れでした。

お店でも全く同じことが言えます。
まずはQSCなんです。
そしてそれを支えるのは「人」であり「マインド」

だから僕は理念研修に時間をかけるし、定期面談やミーティングでチューンナップします。

面白いことに、これだけでも売上はかなり上がります。
そこにテクニックというか売上アップの施策などをやると爆発的に伸びます。

繰り返しますが、順序が大切です。

土台が出来てないのに集客してもネガティブキャンペーンになるだけです。リピーターも生まれません。

売上が厳しい時は、今スタッフはどんな感じなのか見るほうが先になります。


ちなみに僕がコンサルに入ると、現象面での課題点問題点は数時間で、数百個見つけます。
でも、いきなりそれを直しません。
根本的な解決をしなければモグラ叩き状態になるからです。
逆に、根本的な問題が解決したら、多くの問題は勝手に解消されたりします。

穴が空いたバケツに水を注ぐ前に、穴を塞ぐか新しいバケツを買いましょう

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