#365F｜🎊連続365日投稿を達成した🎊

とうとう来たなァこの時が。1年のふりかえりとしてガッツリ書いたnote365日連続投稿チャレンジ365日目。乾杯。

どうだった？この1年

いきなり走り始めた

今日はいよいよ365日達成ということで、1年をざっと振り返ってみる。

このnoteは2023年2月18日に、いきなり「毎日書きます」と宣言して始めたものだ。自分の目標のためには「書くしかない」という課題意識はあったが、書けるイメージも時間の余裕もなかった状態から、やると決めて唐突にスタートを切った。

始めてからは毎日、本当に毎日、本気で書いた。プライベートな裏noteという位置づけで、ひっそりとした運営だったが、「書くこと」「自分自身に向き合うこと」には妥協しなかった。

最初の頃は1記事書くのに何時間かけてんだというくらい、ウンウン唸った日も多い。なんとか書き進んで、そうして今日で365日レースを完走した。

私はフルマラソンを走ったことはないし、その達成感は比べられるようなものでもないのだろうけれど、どっちが痺れるんだろうか。

なにを守ってきたか

1年間、このnoteを書くことに関して色々なルールやゴールを、設定したり破ったり忘れたりもしてきた。

しかし「『毎日 × 自分が感じたことを素直に × 本気で』書く」というところは守った。私の書く目的にとっては、「たとえ毎日書いたとしても、適当な気持ちで書くのでは意味がない」というところがあったため、自分の中の幼稚だなと思える恥ずかしい面も出しまくった。

やってみるとこのハードルはとても厳しく、しかしちょうどよかったとも思う。そのキツさを守ることができたから、なんだか達成の感も生まれているし、自分の限界や殻を突破できた。

内面を赤裸々に書いていくことはセラピーのような効果を発揮してもくれて、自分が変化していくための強力なブースターになった。

noteのある生活は私にとって

毎日平均して2000文字、70分くらいをこのnoteに使ってきたように思う。データ上の平均時間は「41分」と出ているが、移動中や休憩中にスマホで文章を直すといったことも頻繁にあったし、正確な数字は計測しきれていないが体感としてはそのくらいだ。

毎日「noteに何を書こうか？」がある生活はけっこう苦しかった。いつか消えるだろうと思っていたその苦しさはいつになっても消えることはなく、それでも後半になると「苦しさ自体」に慣れた感覚にはなって、楽しんで書ける日も増えていった。

「絶対に書いてから寝る」というルールだったので、朝から予定があって深夜の帰宅になったり、持病の頭痛がある日もその時の全力を尽くした。夜中3時にヒーヒーいいながら書く日なんかはしんどかったが妙な挑戦心を感じもした。

私はこのnoteのせいで(あえて"せいで"というが)「昼夜逆転 × 不規則な生活」になったと思っているので、その部分はネガティブな変化だとも感じていたが、そこについても今月に入ってクリアでき始めている。

けっこう苦しい面が多かったのがリアルなところだが、納得できる記事が書けた時に感じる「やった」感や、読んでくれた人から共感をもらえた時の嬉しさ、noteを書くことで自分のナニカをまとめたり発見できることの楽しさなど、生活の中に「これなくしては生まれない」よい面もまた、確実にあった。

何を得ただろうか

書くことで得られる日常的な発見や喜び、他者への感謝やつながり感などとはまた別の点で、この1年書いてみて私は何を得ただろうか？と振り返ってみると、大きいものが3つある。

1.トロフィー

1つ目は、客観的な「言った」ことを「やった」という足跡と、心のトロフィーを手に入れたことだ。

こういったものは「自己紹介」のような外的な面でも、「自分自身」への内面的な面でも、自分を「信頼できるアイテム」として効果を発揮してくれる。

2.「書ける」という感覚

2つ目は、「書ける」という感覚だ。その習慣や力も含めて、「感覚」が身についたというのがポイントだ。

「毎日なにかしら書く」ことが習慣になったおかげで、副産物としてたとえば仕事上のなんらかの文章も、以前よりさらさらと書けるようになった(とはいえ遅筆)

仮に「なんでもいいから2,3000字くらい書いてくれない？」という言葉を投げられても、「そこまで気負いなく書けそうだ」という感覚と、「これくらいかかりそうだ」という「見積もり感」ができたことも大きい。

「書く力」が上がった実感も嬉しい成果だ。

書く力に関しては本当、客観的にはもとより主観的にも「これだけ書いてもさっぱり文章力は上がらねえな」と嘆き続けていた日々だったが、ついにここ2ヶ月くらいは「わりと書けるかも」という感覚が生まれる日が増えてきて、多少の「書く力」の成長を感じられている。

仮に10ヶ月目で諦めていたら(「10ヶ月間毎日」はなかなかの努力なので挫折してもおかしくないが)、これは起こっていない。やりきって本当によかった。

3.変化する力

そして3つ目。書いて得られた中でもっとも嬉しいことは、予想を超える「変化する力」が身についたことだ。

この内省noteを通して、セラピー的に「自分の内側と向き合い→言葉にして発信し→実際の行動を変えていく」というループを1年続けた結果、私は「変化する力」が格段に上がった。

さらに、このひと月くらいでそれは奥義レベルになったと感じる。(わかるよ。私は大袈裟だ)

これはすごいことなのだ。私は「変化する力」を望みはしていたが、書き始めた頃には想像もできなかった感覚と技術が手に入った。これを客観的に伝えられないのがもどかしい。(「技術」というなら伝えられそうなもんだが、これは感覚とセットになっていて背中で伝えるようなものであると感じるゆえ言語化むずし)

こんなマーベラスな成果が出たのは私が「このように」noteを書いてきたからだ。

こんなnoteを毎日書いていたところで、ご新規さんが来るわけでも、フォロワーが爆増するわけでも、仕事が取れるわけでも、お金が稼げるわけでもない、謎のnoteに時間を使ってきた。

人によっては「なにやってんの？アホなの？厨二なの？」と思われるような取り組みだったと思う。パートナーにも呆れられ、意味わからんと言われてきた。

しかし、そんなものでも真剣にやった結果、すごいものが手に入ってしまった。この戦いは私の勝利だ。

(一応注釈を残す。呆れていた彼女はそれでも応援はしてくれていたし、深夜遅くに書く私の体を心配してのことだったのだと思う)

この「変化の力」について感覚の話を残すと、以前まで私は「私という『固体』が、『変化』という動きを起こす」ような感覚でもって、変化に挑んでいた。

そのため「変化したい部分」を、いちいち「ターゲットを決める」ように設定して、その時だけ、その点だけをがんばっていた。そのような、なんというか「分離した」力だった。今はそれは非効率だと感じる。

今の私は「『私』と『変化』が1つである」ような感覚がある。現在の状況に応じて即時に色を変えていけばいいと感じるようになった。以前は自分のアイデンティティに執着があった。

それは例えると

以前：私は「黒」だが、望む色に自由に変われるようになりたい。「白」にも「金」にも「赤」にもなれるような、「変化する力を持った黒」を目指そう。

今：私は何色でもないし何色でもある。状況に応じて変わり続ける。その「変化自体が私」だ。

圧倒的に後者が真理っぽいよね。と、思うのは私が漫画脳なのか。まあどうであれ私はこれを「現実に実行」できるようになりつつある。ここがポイントで、これからの最も楽しみな点であり育んでいきたい点だ。

未来は開かれて

明日書くかどうかは明日決める

これからも毎日更新を続けるのか？連続投稿に挑戦するのか？考えてみたのだけど、今の私がやりたいことはやっぱり数日前に書いた「その日暮らし」。もとい自由気ままになんでも好き勝手にやってみるということだ。

ここまで、目的とか目標とかを守ろうとして頑なにやった1年だった。ある種の型に自分をはめて、よく修行したという気持ちだ。

とはいえたかが1年であって、日数で言えば10年でも20年でも毎日書き続けている人がいることを思えば、まだ駆け出しもいいところだ。ただ、私が興味があるのは連続記録ではない。

上の方で「書く力が上がった」と書いたが、それも鼻くそみたいなもんだ。1年書いたくらいでうまくなれるなら全員プロだというマインドセットがあるので、「書く力を養う」という点ではまだまだ、5年10年と書いていく、という気概はある。

こういったことをひっくるめた上で、目標やルールという点では、今日を持って「絶対に毎日書く」「自分の内面を書く」「本気で書く」といったことは終了することに決めた。

これからもある種の「丁寧さ」「真剣さ」はずっと持っていたいし、それは私からなくならないものだろう。しかし表面上はもっとポップだったり適当だったり、という見え方もするようなものも取り扱っていきたい。どんどん変えたり戻したりやっぱりやめたり始めたり。自由に好きに勝手にやる。

そうして「楽しい」が続いた結果、「なんと2年目も続いたねえ」というような形になるのが1番だ。もっと直感、感性で、ナマの自分で。

「過去の自分」が描いた理想に乗っかっていることは、はたして「今を生きている」といえるだろうか。(答えはイエスの人もノーの人もあるだろう)

明日書くかどうかは、常に明日の自分が決める。

読んでくださったあなたへの感謝

人の最小構成単位は「2」である

このnoteは「誰にも読まれなくても書き続ける」という気合いで始めたし、内容的に「読まれることを望んでいない(恥ずかしい)」面があったが、しかし読者がゼロなら1000%続いていないことは確かだ。

「いそがしいから」「トラブルあったから」「クオリティが低いから」「体調が悪いから」「たまには休むのも大事だから」などなど、やめるための言い訳の材料はくさるほどあった。誰も読んでいなければソッコーでやめていただろう。

また、見られていないところで自分の本音をいくら書いたところで、それは「自分だけの日記帳」に書いていることと変わらない。

自分の精神的な課題をクリアするためには、「俺はこう思うんだ」「こんなヤツなんだ」ということを、怖くても恥ずかしくても、表に出し続ける必要があった。そのためには見てくれる人がいないと始まらない。

このような個人的な内容を書き連ねるnoteであっても、自分1人で成り立つことはできなかったというところに「人間」を感じる。

あなたのおかげで続けて来られたこと。

1年間お読みくださって、本当にありがとうございました。

p.s.

To be continued...

我が愛する漫画「ジョジョ」では、「部」の完結ごとにキャラクターや舞台構成が変わる。根底に流れる精神や、広く血統のようなものは全体を通して引き継がれるが、部ごとに主人公は変わってあらたな展開を見せてくれる。

そんなイメージでこのnoteも装いあらたにしていきたい。これまでと全然違うじゃん、というようなものにしたい。読んでくれていた人から「変わったね」と言われても。

このnoteは、いかに人の顔色を見ずに自分に忠実にやるかってのがテーマの1つであったが、そこは全然「気にしい」だったな。

2年目はもっとふっ飛ばしたい。自己内省を終えるのだからもう書くことはなんでもいいし、時にはまた内省があってもいい。次回も読んでくださると幸いながら、読むのをやめる区切りがあるのもいいことだ。

明日どうなるか自分でも楽しみだが、ここまでの自分はこれでおしまい。1年間おつかれさまだった。第一部完。