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中村安希さんの生き方

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獣の解体3年目。今思うことの続き・・・

獣の解体3年目。今思うことの続き・・・

2日前の記事『獣の解体3年目。鹿&猪127頭をさばいて食べた今、思うこと』の続きです。ただし記事をアップした直後に電話があって、その日の午後は鹿を解体、分解、処理、真空パック化に追われていました。2歳くらいの雄鹿でした。ですので今日の記事は、127じゃなくて128頭をさばいて食べた今、思うことです。

4、お肉配りのハードルと方向転換

3年目を迎えて、お肉配りにも新たな変化が起きています。近隣、

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獣の解体3年目。鹿&猪127頭をさばいて食べた今、思うこと。

獣の解体3年目。鹿&猪127頭をさばいて食べた今、思うこと。

10月に入って久しぶりに鹿が掛かり、127頭目の解体処理をしました。夏場は3ヶ月近くも連絡がなかったので、もしかして解体はもう終了かな?なんて思い始めた頃にかかってきた電話でした。2020年に栗田さん(2021年に亡くなった師匠)の下で始まった獣の解体作業(参『獣の解体を始めて3ヶ月。鹿&猪を36頭バラした今、思うこと』)。去年からは猟友会の支部長さんの下でやってきましたが、支部長さんもご高齢の身

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鹿キンパ

鹿キンパ

今回は鹿のスライス肉を使ってキンパを作りました。このアイデアはずっと前からあったのですが、ナムル作るの面倒やな・・・と思っているうちに、こんな年末になってしまいました。

鹿のトマトバジル炒め

鹿のトマトバジル炒め

今回は鹿肉のスライスを使って炒め物を作ってみました。鹿ばかり食べるようになってもうすぐ2年になりますが、その前は当然ながら牛肉、豚肉、鶏肉などの市販の肉を食べていました。その頃、時々作っていたのが牛肉のトマトバジル炒め。今年は久しぶりにプランターでバジルを育てているので、水やりをしながら、あっ、そういえばトマトバジル炒めなら鹿肉でも作れそう!と思いつき、早速作ってみることにしました。

材料:
鹿

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犬、山、飯、テン泊。好きなものを全部組み合わせたらこうなった。

犬、山、飯、テン泊。好きなものを全部組み合わせたらこうなった。

よく晴れた秋の日に保護犬(ひばり)を1匹引き取ってから、早くも3年が経ちました。雑種犬ばかり飼って5匹目ですが、先代犬たちがそうであったように、ひばりにもまた他の4匹にはない強烈な個性がありました。仔犬の頃からとにかく体が強かったこと。成長が早く、元気いっぱいで好奇心旺盛。ただし、やんちゃぶりは度を超えていて、叱ってもびくともしないタイプの犬でした。他の4匹がすぐに覚えた「お座り、お手、おかわり…

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「余すところなく食べる」とは、どういうことかを考えてみた。

「余すところなく食べる」とは、どういうことかを考えてみた。

ここのところずっと鹿の内臓ばかり食べています。内臓を食べるようになった理由は、去年からお世話になっていた師匠が7月に亡くなり、必ずしも「背割り(内臓のある腹からではなく、背中から肉をとる解体方法)」にこだわる必要がなくなったからです(参:鹿レバーの串焼き)。今は別の方の解体を手伝っていますが、10月に掛かった分からは、お腹からナイフを入れ、肋骨を開いて内臓を取り出す「腹割り」で作業をやってきました

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