第75回日本産科婦人科学会学術講演会

2023年5月12日~14日に第75回日本産科婦人科学会学術講演会が開催されました。

オンラインでの参加もだいぶ慣れまして、地方の産婦人科医師にとっては参加しやすくなりました。

また後日に講演会の聴講が容易になり、聴きたい講演会が同時間帯にあっても聴講できるので、便利になりました。

ただやはり、現地での直接顔を合わしての参加ではないので、新しいなにかを生み出すようなイノベーションは発生しにくそうです。

今回も災害や働き方改革などのセッションがありましたが、もし万が一台湾有事の際の分娩に関しては分娩は災害医療の一部となることを考えると、考え深いものがあります。

また産婦人科医師はトリアージすることは救急医に比べて多くはないかもしれませんが、周産期トリアージが現実になりそうでかなりシビアになるかもしれません。有事の際は医師も被災者になるのかと思うと、地方の分娩体制は非常に脆弱な印象を受けています。

有事はおきてほしくないですが、病院施設毎で地域に合わせた準備は必要かと思います。学会の講演会を聴いていると、準備してても足りない印象です。

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