選手がサッカーを上手くなる秘訣

選手が上手くなる秘訣、なんてあったら知りたいと思いませんか??

実は、その秘訣、、、、





あるんです




私がこの9年間、スペインで指導してきた中で唯一、選手が上手くなる秘訣があるとすれば、というものが、あるんです。





と、少し溜めてみましたが、それはすごく簡単なことです。



『必要性を感じさせること』

なのです。



往々にして我々指導者は、指導したがるのですが、実はその始動する前の段階がすごく重要になります。

それが、必要性を感じさせること、となります。

要は選手を困った状態にしてしまえ!ということなのです。

あるシチュエーションを設定して、最初からその解決を提供するのではなく、一度オープンにトレーニングをしてもらいます。(裏側ではしっかりと解決できていないシチュエーションを定義して、きっと困った状況になることを想定して実施)

そして、解決できない困った状態を体験してもらいます。

そうすることで、選手はそこに、解決しなければならない、または解決したい!という必要性を感じるようになります。(なるかもしれません。)
「なんか上手くいかないんだけど」、なんて言う言葉が出れば、ほぼそのトレーニングは成功です。

その状況が整った時に初めて、我々指導者の出番が来るのです。
解決したい!と思っている選手に選択肢を提示してあげる、そうすることでその選択肢をきっと選手は試してくれることと思います。
そうすることで、『教えられたもの』ではなく、『必要としていたもの』を得ることができ、選手には主体的な体験・記憶として、体に残ります。

どちらが、選手の記憶に定着するかは自明だと思います。

なので、まずはトレーニングで失敗してもらったり、困ってしまう状況を作ってあげてください。

『問題のないところに解決はない』

これは、レバンテUD育成ディレクターの言葉ですが、本当にその通りだと思います。

選手が問題だと認識していないもの、解決を必要としていないものを改善しようとしてもそれは、選手に大きく響かないかもしれません。
(全部が全部そうだとは思いませんし、教える、ことが必要な選手やシチュエーションももちろんあります!)

私が知っている唯一の、選手が上手くなる秘訣は、

『必要性を感じさせること』

これを感じさせることのできる手数が多い指導者はきっと、サッカーのうまい選手を育成できるのではないかと思います。

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