見出し画像

デザインフェスタ58初出展、イベント当日までに準備したもの全部公開!

こんにちは、クリエイターのトサカマミです。mochipuni alienのmoniちゃんという、もちもちぷにぷにの宇宙人を作っています。

今回は東京ビックサイトで2023年11月11日(土)と12日(日)に開催された、デザインフェスタ58(通称デザフェス)に初めて出展させていただきました。

こういった物販のイベント出展が初めてということもあり、準備は半年前の5月頃から開始、グッズ作りにブース用品、ガチャガチャの本体などを購入したり、勉強になることが多かったです。

今後デザフェスに出たいな〜とか、興味はあるけど自信がない…という方のために、有益な情報がお届けできたらと思い、今回レポートさせていただきます。

出展のために最初にしたこと

デザフェス出展のために一番最初にしたことをお話します。その方法やタイミングなどについて、できるだけ順を追ってご説明しますね。

会場の申込み

デザフェス出展のために最初にしたことは、まずは会場の申込みでした。出展の申込みは、半年前の短い期間しか募集していないので、事前に日程をよく確認しておきましょう。

今回のデザインフェスタ58が開催日時は、2023年11月11日(土)と12日(日)ですが、申込みのタイミングは、2023年5月30日(火)12:00~ 定員に達するまで受付でした。出展案内は「お申込みより1週間以内にメールにてご案内」と公式サイトにありました。

デザフェス59は現在出展者多数で、とても人気のイベントになっており、定員を超える応募があった時は、抽選という形で選ばれたようです。今回私が出展したデザフェス58は、先着順だったので運良く出展することができました。

ブースの種類を選ぶ

申込み時にブースのエリアと、ブースのサイズを選ぶ必要があります。
私は「明るいブース」の「イラスト/絵画」を選びました。結果、西館1階のCエリアになりました。

エリアの種類は他にも、暗いブース、ワークショップ、ライブペイント、フード、ショーステージ、パフォーマンスなど、様々ありますので、自分が表現したい、販売してもらいたいものに合わせて選びましょう。

明るいブースの中でも、Sブース、Mブース、Lブースと3種類あり、私は一番小さいSブースを選びました。土日両日で申し込んだので、出展料金は、2日で24,000円(税込)でした。

こちらは場所のみなので、必要な机や椅子、機材などはレンタルする必要があります。私は今回左隣の居ない角のブースだったので、ブース幅いっぱの、横幅180cmの会議用テーブルを借りました。レンタル料金は、両日で3,620円(税込)でした。

レンタルするタイミングは、ブースの正確な場所が決定してからなので、申し込みができたのは、開催日のおおよそ2ヶ月前です。

机以外にも、パネル(ブースの壁面として使える)や、椅子、棚や台、照明器具、充電設備などもレンタルすることができます。詳しくは公式のレンタル備品カタログサイトで確認いただけます。

申し込み後の準備について

デザフェスの申し込み後から、まず取り掛かったことをお話します。何からしていいか分からない!と思っている方は、参考にしていただければと思います。

ブースデザイン

まず初めに考えたのが、ブースデザインでした。まだどんな商品を出すのかもイメージが固まっていませんでしたが、ブースがどれくらいのサイズ感で、どれくらいのボリュームの商品が置けるのか、全体像を掴むために最初に計画してみることにしました。

11月の出展に備えて、事前に5月のデザフェスに見学に行き、他の方のブースがどんな風に作られているのか研究しました。そこで気付いたのが、できるだけ目線の高さまで、商品やキャラクターを持ってくると目立つ!ということでした。なので、できるだけ高い位置に商品が来るように、目に止まりやすいブースを作ろうと意識して設計しました。

防炎加工のテーブルクロス

今回はテーブルにかける専用のテーブルクロスをデザインして、発注しました。最初は無地の布でもいいかなと思ったのですが、世界観を表現するにはオリジナルのプリントが欲しい!と思い、このような形にしました。

実際に設営してみると、テーブルクロスのおかげで一段とお店感が増したので、用意しておいて良かったなと思いました。

ちなみにテーブルクロスは防炎加工が施された布じゃないと使用できないそうなので、注意が必要です。私は下記から発注しました。

商品の並べる棚や有効ボード

ブースの骨組みとも言える、展示棚や有効ボードをまず揃えました。Amazonなどでも売っていましたが、できるだけ費用を抑えたかったので、100円均一を探し歩きました。

左の3段ラックは、Watts(ワッツ)という100円ショップで、880円(税込)で見つけました。2段、1段のタイプ、色違いのブラウンも売っていました。オンラインショップでも販売しているようです。

有効ボードは、ダイソーで1枚330円(税込)でした。サイズは30cm×60cm、ナチュラル/ホワイトの両面で色が違うタイプ
です。私は2枚購入して、ホワイトを表にして展示しました。

有効ボードを立てかけるために必要なスタンドセットも合わせて購入しました。110円(2個入り)を2つ購入しました。

有効ボードに引っ掛けるフックも100円ショップを探してみましたが、ちょうど良いのが見つからず、こちらはAmazonで購入しました。20個入りで2,000円代なので、そんなに高くはないのかも知れません。

大きな飾りパネル

ブースを目立たせるには、大きなパネルが絶対必要!と思い、郵送可能な大きさの範囲内で、できるだけ大きなパネルを作りました。印刷はネット印刷のラクスルで注文、下記の内容で発注しました。

ポスター / A2 / 片面カラー / 厚手マット紙(オンデマンド印刷専用紙) / 厚手:152g/m2 / 通常インキ

多様なサイズ、紙質で、比較的安価なので、お手頃に印刷できるかと思います。今回A2サイズを2枚注文して、3,982円(税込)でした。こちらはそのままだとペラペラの状態なので、Amazonで購入した、のりパネに貼り付け、カッターで好きな形にカットしました。

あとから気付いたのですが、ダイソーでも「貼れるボード」という名前で、A3程度のパネルなら110円(税込)で売られているそうです。

ガチャガチャの本体

今回はどうしても、ガチャガチャのあるブースにしたい!と思って、思い切って本体を購入しました。デザフェス当日も、「これってレンタルしてるの?どこかで買えたりするの?」というご質問を沢山いただいたので、リンクを載せておきます。Amazonで買えちゃうんです。

中身は缶バッチで、100個詰めて行きましたが、沢山の方に楽しんでいただき、70回まわしてもらえました。子供から大人まで、とても喜んでいただいたので、買って正解だったなと思います。

今回私が購入したのはメダル式で、300円と交換で専用メダルをお渡ししていました。イベントでスタッフが常に居る状態だからこそ、この方法が可能でしたが、無人でガチャガチャの本体を設置する場合は、現金で回せる本体の方が良いかもしれません。ただその場合、100円、500円、1000円と、設定できる金額が固定されてしまうことがあるので、毎回違う値段に設定したい場合は、メダル式の方が使いやすいかもしれません。

名刺やフライヤー

立ち寄ってくれたみなさんにお配りする、名刺とフライヤーを用意しました。名刺が200枚、折りたたみ式のフライヤーを100枚用意。印刷はラクスルでお願いしました。

フライヤーはこんな感じで、パタパタと折り畳めるようにデザインしました。折加工は自力で100枚折りました。(おそらくオプション料金を払えば、折加工も頼めると思います)

ただこちら、充分な数を用意していたつもりでしたが、2日目のお昼過ぎには全部なくなってしまい、「何かカードとかチラシありますか?」と沢山の方と聞かれ、何もお渡しできなかったことがあったので、すごく悔やまれました。

次回からは、名刺やフライヤーは余るぐらい持って行っても良かったなと思いました。名刺300枚、フライヤー200枚くらいは用意して持っていきたいですね。

決済ツールの準備

今回のデザフェスでは、決済方法を「現金」「PayPay」「キャッシュレス(Airペイ)」と用意していきました。結果、ほとんどの方が現金で支払ってくれたのですが、PayPay、クレジット、クイックペイなどを利用される方も一定数おられました。

ただ、Airペイはwi-fi環境が整っていないと、スムーズに決済することができず、会場のフリーwi-fiが電波が弱いタイミングがあったり、突然Airペイアプリのアップデートが強制的に始まったりと、色々とトラブルがありました。

スマホのモバイル通信とテザリングをした方が、電波が良くなったりと、調整するのが大変な部分がありました。通信環境が整っていないイベント会場では、こういった決済方法は不向きなのかもしれません。

あと、これは忘れがちなのですが、現金を扱うので、予めお釣りの準備が必要です。お釣りは15,000円分ほど、1,000円札、500円玉、100円玉を用意しました。お金計算が簡単になるように、商品の金額設定は100円単位にしていたので、これだけ用意すれば大丈夫でした。

お釣りが足りなくなったらどうしようと心配していましたが、小銭で払ってくれる人が多かったので、全然心配いりませんでした。2日間で10,000円札で支払う方は、1人もおられませんでした。

現金をしまう金庫も、コンパクトなサイズのものがAmazonで売っていたので、こちらを購入しました。いらないかな?とも迷いましたが、買っておいて良かったです。


その他に用意したもの

こちらはイベントの直前に用意したのですが、手作りでおみくじを作りました。商品を買わなくても楽しめるものがあった方が良いな〜と思い、急遽準備しました。

箱はこんな白い箱がAmazonで売っていたので購入し、そこにコンビニで印刷したデザインを貼り付けるという手法で作りました。

おみくじの中身はこんな感じで、こちらもコンビニでプリントしました。
ちょっと失敗だったのは、凶と大凶も入れてしまったこと。大人は笑ってくれる人も多かったですが、子供は半泣きになるシーンも。何回も引き直してもらって、吉が出るとニコニコ笑顔になってくれました(良かった)今度から、凶と大凶は入れるのをやめようと決心しました…!

その他細かいものとしては、値札、商品のサンプル、お渡し用の袋などを用意しました。商品のサンプルは必須だと感じました。最初はもちもちぷにぷにのフィギュアだけ、いくつかサンプルを用意していたのですが、後から他の商品も1種類ずつ全て袋から取り出し、手に取れるようにサンプルを置くようにしました。

その方が、お客さんも実際の手触りやサイズ感が伝わり安く、欲しいと思ってもらいやすいのではないかなと思いました。

グッズの制作

さて、ここからはグッズ制作のお話です。今回販売したラインナップは、「ステッカー」「缶バッチ」「アクリルキーホルダー」「ミニクッション」「手作りフィギュア」と、5種類のグッズを用意しました。これらをどうやって用意したのか、お話させていただきます。

ステッカー

まず最初に作ったのが、ステッカー(5色)です。moniちゃんは色々なカラーが沢山いるのですが、今回のラインナップは5色に絞りました。ロット数の問題でということもあるんですが、種類が多すぎると選べなくなってしまうかもということを考慮して、5色展開にしました。

1色30枚ずつ、こちらは「おたクラブ」さんにお願いしました。ステッカーのカットラインなどもお任せできるので、すごく簡単に発注できました。

缶バッチ

缶バッチもステッカーと同じく5色展開で、追加で「シークレット」のデザインも追加しました。同じく「おたクラブ」さんにお願いしました。中の紙は自分でデザインして、ラクスルに印刷をお願いしました。

こちらのガチャガチャの中の紙が好評で、缶バッチと一緒に大切に持って帰っていただけて、とても嬉しかったです。

ガチャガチャの中の紙

ガチャガチャのカプセルはAmazonで購入しました。Amazonって何でも売ってるな〜!ほんとに便利…!

アクリルキーホルダー

アクリルキーホルダー(5色)大が10個ずつと、小が少し。CORNER PRINTINGさんで注文しました。CORNER PRINTINGさんでは、アクリルキーホルダー (A3範囲内フリーカット)という商品があり、A3サイズの中に好きなだけデザインを詰め込めるというお得な注文方法があります。

私は今回こちらを2枚分、注文させていただきました。沢山の種類を少ない数頼みたい場合は、こちらがお得かなと思います。丸いボールチェーンの位置も「頭の上」とだけ指定すると、カットラインもお任せできます。

仕上がりもとても綺麗だったので、今後もこちらでお願いしよかなと考えています。ボールチェーンも付属で送っていただけます。

手作りフィギュア

初日で完売してしまった、手作りもちもちフィギュア!とっても大人気で嬉しかったです。手作業で苦労して作ったということもあり、喜びもひとしおでした。

今回グッズ作りでは、このフィギュア作りが一番苦労したと言っても、過言ではありません…!!どこかに発注したら高いんだろうな〜と思って、何となく自分で作ろうと思い立ったが最後…。すごく大変でした。

どうしてもmoniちゃんを「もちもちぷにぷに」のフィギュアに仕上げたい。と思い、YouTubeで調べてたどり着いたのが「人肌のゲル」。こちらもAmazonで購入いただけます。

この「人肌のゲル」はウレタンで、2種類の液体を混ぜて型に流し込み、24時間待つと固まるというものです。何が難しかったかと言うと、気泡が入ったり、分量の比率が少しでも違うと上手に固まらないのです。

何度も何度も失敗して、試行錯誤を続けていくうちに、段々とコツが分かってきて、何とか完成まで辿り着くことができました。YouTubeで、シリコンの型作りから動画を載せていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

あと沢山の人に褒めていただいたのが、商品のパッケージ。クリアケースは市販品です。既製品のサイズに合わせて、中に入れる紙を用意して、折り加工(手作業)で中に入れています。

ミニクッション

moniちゃんのかわいいミニクッションを作りました。本当はフィギュアを50体(無謀)作る予定だったのですが、フィギュア作りに苦戦していたため、メインとなる商品をもう一つ用意しなくては!と焦りながら見つけたのが、こちらの商品です。

もっちりぷにぷにのクッションに仕上がって、大満足!デザフェスでも何人かの方に、お迎えいただけました。こちらも「おたクラブ」さんにお願いしました。おたクラブさんは、個人クリエイターの味方です。本当に沢山お世話になりました。

移動手段や宿泊、荷物の発送など

移動手段

移動手段は、電車と飛行機(ジェットスター)を利用しました。大阪→東京なので、この方法が一番安上がりでした。飛行機は成田空港に到着するので、そこから高速バスに乗って、1時間程で東京駅に辿り着きます。

宿泊

宿泊は前日の金曜日から、近くのカプセルホテルにチェックイン。東京ビックサイトから1駅離れた場所を選びました。当日お手伝いしてくれるクリエイターさんとも合流して、一緒に夕食を取りながら作戦会議をしました。

荷物の発送

商品やガチャガチャの本体は、前日着でホテルへ郵送しました。ヤマト運輸さんで、ホテルへの往復便という申し込み方法があったので、到着予定日の2日前には、自宅まで荷物を集荷しにきてもらい、私がホテルに到着する頃には、ホテルのフロント前に荷物が到着していました。

良かったこと、大変だったこと

デザフェスに初めて出展して分かった、良かったこと、大変だったことをまとめてみました。皆さんの参考になれば嬉しいです。

良かったこと

・沢山の方に商品を買ってもらえた
・SNSで応援してくれる人と直接お話できた
・出展してみないと分からないことを沢山学べた
・皆にかわいいと言ってもらえて自信になった

大変だったこと

・2日間ずっと立ちっぱなしが意外と辛かった
・ご飯を食べる余裕があまりなかった
・ホテルからの荷物の往復が大変だった
・イベント初出展のため経費が沢山かかった

次回変更しようと思うこと

・フィギュアの在庫数を増やす
・荷物は会場に直接届ける
・名刺とフライヤーは余分に持っていく
・デザフェス以外のイベントも出展する

という感じです。今後もデザフェスは出たいと考えていますが、類似のイベントも他にも沢山あるようなので、色々と出展してみたいなと考えています。次回は大阪で出展したいな〜!

結論としては、本当にデザフェスに出て良かったな〜!!と思っています。
色々勉強になりましたし、お客さんの熱量がすごくて、本当に嬉しかったです。何度も繰り返し、お店にやってきてくれた小さな男の子。おみくじを喜んでくれた外国の方、沢山ガチャガチャを回してくれた方、ぷにぷにのフィギュアを触って喜びの悲鳴をあげてくれた方、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

これからもイベントに出展したいという勇気をもえうことができました。本当にありがとうございました。

このブログが、デザフェスの出展を考えている方の役に立ちますように。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。


この記事が参加している募集

イベントレポ

記事を全部読んでいただいてありがとうございます!少しでもお役に立てれば幸いです。いただいたサポートは、記事の執筆活動の継続のために使わせていただきます。