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Torus (トーラス) by ABEJA

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Torus(トーラス)は、AIの社会実装を手がける、株式会社ABEJA(https://abejainc.com/ja/)のオウンドメディアです。「テクノロジー化する時代に、あえ… もっと読む
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2020年5月の記事一覧

人はサボる。 だから「人はみんな弱い」が前提の組織をつくった。

2013年に起業した宮田昇始さん。 起業から2年半、受託業務で食いつなぎながら2回の新規事業の失敗と、10回のピボットを繰り返したのち、ようやく成功するのではと思えるサービスを世に送り出した。 会社は順風満帆で慢心してしまいそうになっていたという。「社長なら新規事業に取り組まねば」と一人古いワンルームマンションにこもったものの、仕事に身が入らなかった。 これまでの人生の中で、「人間の弱さを常に感じてきた」と話す宮田さん。 人の弱さ、甘さ。それすらもハックする、彼の思考

組織の問題は人と人の「間」に起きる。「THE TEAM」麻野耕司の経験則

「組織でうまくいかないことがあると、誰か特定の人に原因を求めがちですが、組織の問題は『間』に起きることが多いんです」 組織人事コンサルタントとして企業の組織変革からプロダクトの開発、投資まで手がけてきた麻野耕司さん。 かつて自ら率いるチームがまとめられず、苦しんだ経験から得たものとは。 麻野:「リンクアンドモチベーション」に新卒で入って8年目、中小ベンチャー企業向けの組織人事コンサルティング部門の執行役員に、当時最年少で就きました。数十人規模のベンチャーの組織作りを支援

ロボットが「ロボット」を卒業する瞬間。

ロボットの要となるソフトウエアの世界を牽引してきたクリエイター、吉崎航さん。横浜に計画中の「動く実物大ガンダム」など、話題のプロジェクトにもかかわってきた。 そんな彼にあえて聞いた。「人間がいるのに、なぜ代替物のロボットに興味を持つんですか?」 語りだした、吉崎さんの世界観とは。 吉崎:「人間がいるのに、なぜ代替物のロボットに興味を持つのか?」という質問、すごく面白いですね。そうか、そういう風にロボットを見るんだなあ、と思いました。 ロボット=代替物という考え方は一面