江ノ島は今日も霧雨 vol.2

 多様性が叫ばれるようになりいわゆる少数派の諸君も生きることが楽になったということなのだろうか。

人の心や体を傷つけたり、自分の都合や理由で殺してしまったり、レイプしたり、人のものを盗んだりすることは悪いことである。このような行為は言語道断だしそれは個性とは言わないだろう。

しかし性的な嗜好は別だ。好きなものは好きなのだから仕方がないし。そこには好みがあるのはみなさんご存知の通りである。いわゆる美男美女はとうぜん人気がでて、誰しもが憧れたクラスのマドンナだったりサッカー部のストライカーがもてるのは至極あたりまえの話であるが中には違う違うそうじゃない。という話もあるっちゃあるのだ。

黒柳としては記念すべきはじめての投稿作品で紹介させてもらったBDSのKだが彼は太った女性にしか興味のない変態だが、その反面じつに爽やかなイケメンで誰もが羨むような美女に告白されたこともあった。しかし彼の息子は一向に反応しなかったのである。

これは男性からの視点になるのだが、もちろん逆のケースもあるわけなのだ。世の男性諸君、希望をすてないでほしい。美男だけが美女とおつきあいできるわけではない。街を歩いていると思わずふりむいてしまうような美女がまさかまさかのデブでハゲでむさ苦しい男と仲睦まじくデートをしているシーンを見かけたことはあるだろう。中にはいわゆる割り切りの関係だったりするのかもしれないが、時に本当の恋愛関係もあったりするから面白い。

実をいうとこんな私でも妻がいる。自慢ではないが誰もが羨むような美人である。とある貧乏劇団で看板女優をやっていたのだが縁あっていまは私の妻であり子供達の母親でもある。ここまできたらお気づきだろうか?そう今回は私自身の話である。私、黒柳は決していい男ではない。メタボだし髪の毛も薄い。しかも生活習慣病を3つも抱える不健康な男である。とくに稼ぎがあるわけでもなく、競艇しか興味のないクズ。それが黒柳徹こと私である。

そんな容姿も❌仕事も❌趣味も❌ついでに健康も❌の俺の一体どこが良かったのだろう。自分の妻ながらじつにいい女である。顔、スタイル、性格どれも素晴らしい自慢の女房である。私と付き合いはじめたころ何回か本気で彼女のファンだったり、同じ劇団の男から襲撃されたことがある。しかしいくら私を襲ったところで妻が私を愛してしまったことを覆すことはできない。問題は私ではない。私を選んだ彼女の趣味嗜好のDNAの領域の話なのだから。

いくら貢いだのか?どれだけ思いを伝えたのか?彼らの慟哭は知る由もないが、私自身がなぜ彼女が私を選んだのかいまだにわからない始末なのだから。これはどうしようもない。女心は良くも悪くも秋の空である。私たち夫婦はまさに美女と野獣というか美女と豚。これがあるから世の中は面白いし味わい深いのではないのであろうか?

たとえ不細工に生まれ、健康や仕事に自信がなくてもあきらめることはない。まだ出会っていない最高の女性があなたとの出会いを待っているのかもしれないのだから。

追伸

良く美人は3日で飽きると言われているがそんなことはない、飽きる飽きないは恐らく容姿とはまったく関係ない、ようは相手に対するサービス精神があるかないかではないか。と俺は思っている。相手のことを常に喜ばせようとか笑わせようとかあの手この手を繰り出してくるような相手なら、永遠に飽きることはない。常に全力で自分を楽しませてくれるのだから。心はいつも満たされるわけである。

もちろんそれは逆もまたしかり、自分が相手のことをどれだけ幸せな気持ちにさせることが出来るか?そこはセンスの問われるところである。

お互いにそれが上手く嵌まり。お互いに思いやりの心を持ちつつ、お互いに相手の幸せを願う。そして常に笑顔の耐えないハッピーな関係。そうゆうのが恋愛や夫婦関係における理想の形なのではないかと思っている。

私は恋愛のプロでもないし女殺しのジゴロでもない、ただのギャン中のメタボであるが、もし恋に悩んでいる方いらっしゃったらパートナーにたいしてこんな感じに接してみたらいかがだろうか。

恋愛も自己滅却の精神ということだろうか。自分のことより相手のことをどれだけ優先出来るのか?なかなか難しいカケヒキではあるが、どうか都合の良い財布や足にされないようにいい加減で実践していただきたい。その気持ちがちゃんと相手に伝わったとき、与えた以上の喜びをきっとあなたに与えてくれると思う。

良い恋愛を楽しんでいただきたいものである

アディオスアミーゴ

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