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FOOD VOICE の描く未来

改めて、FOOD VOICE という会社のことを皆さんにお伝えしようと思います。


私たちは、3つの場所とともにある会社です

「株式会社FOOD VOICE」は、清澄白河に3つの場所があります。

チーズのこえ

日本で初めてとなる、北海道産ナチュラルチーズの専門店。年間通したら300~400種類のチーズをご紹介してます。
毎日届く新鮮なフレッシュタイプのチーズ。熟成タイプのチーズは、大きなホールから、日々切りたてで一番おいしい状態のものをご用意しています。

野菜のちから

野菜のちからは、「野菜が野菜の味がする」そんな野菜を食卓に届けたいという思いで、2019年8月にオープンした八百屋です。
北海道から沖縄まで、日本各地の信頼する150近くの生産者から直送の野菜や果物を、毎日店頭でお客様にご紹介しています。使い勝手の良い定番野菜から、変わり種の野菜も登場します。味はもちろん抜群。
そんなお野菜を使って、店内ではお惣菜を作っています。大人気のサラダボウルはその時々で旬のお野菜をもりもりと詰めています。ドレッシングも自家製です。お惣菜は野菜が主役!和・洋・中、バラエティ豊かにキッチンスタッフが毎日新たなレシピを考えています。
曜日ごとに違う名店パン屋さんの焼き立てパンも販売してます。

バターのといき

東京で初めて、北海道のミルクを使って製造する発酵バターの工房を立ち上げました。「バターはもっと美味しくなる」を掲げ、食卓にもっと美味しいバターを届けるとともに、日本の酪農に元気をもたらしたいと考えてます。

私たちの場所が大事にしていること

対面での実店舗

3つの「対面での実店舗」が僕たちの主戦場です。(バターのといきは、バターの製造が中心ではありますが)
オンラインでの情報過多の時代であるからこそ、お客さんと、生産者と、顔と顔を合わせて話をし、ひとつひとつの「食べ物」の「こえ」を届けていきたい。
そういう思いで、会社「FOOD VOICE」の名前をつけ、3つの「場所」を構えています。

徹底した現場主義

生産者のところに足を運び、話を聞く。
現場で土をさわり、作物に触れることで、その生産者の哲学を感じることができます。顔と顔をあわせて会話を交わすことで、体温のある言葉のキャッチボールができます。
私たちは、よくスタッフみなで生産者を訪問します。そのときは、いつも生産者を質問攻めにします。わからないこと、気になったことは、そのままにしない。
私たちは、生産者の「代弁者」です。聞かれて言葉に詰まることは、生産者の「こえ」を預かるものとして恥ずかしいこと。
なので、生産者にお話を聞く機会は無駄にしないようにしています。

お客さんの求めていることを伺い、的確な提案をする。

チーズのこえでは、「オススメ」はありません。
だって、スタッフの嗜好とお客さんの嗜好は違いますよね。
今日はワインとあわせたいのか、ワインだったらどんなワインか。一緒に食べるのが家族だったら、お子さんも食べやすいものがいいのか。料理だったら、溶かすのか、サラダなのか。それだけでも、提案するチーズは変わってきます。もちろん、過去に食べたどんなものが好きだったか。そんなことも聞きながら。
お客さんの食卓をのぞきこんで、想像して、提案する。そのよき「相談相手」になることを心掛けています。
それは、野菜のちからも同じです。

私たちの強み

ほかにはない、私たちの強みはなにかを考えてみました。

作り手との強く太い繋がり

私(代表今野)は、帯広畜産大学大学院、北海道庁、農林水産省と、一貫して農業と向き合ってきました。仕事のなかだけでなく、その枠を飛び出して、同世代を中心とした農業者やものづくりをする人たちと、これからの未来を語り合ってきました。
チーズのこえ、野菜のちからで付き合いのある生産者は、単に「取引先」という枠を超え、農業、地域、食の未来をともに考える「同志」のようなもの。
この関係性は、図らずして、国内で自然災害などが起き、私が真っ先に被災地支援に動いたときに、彼らがみなすぐに動き出し、ともに支援の輪を広げてくれることに表れているように思います。今年の能登半島地震の発災後、被災地への支援では、生産者の協力で、40トン以上の野菜を送ることができました。

圧倒的に美味しく、唯一無二のものが揃う

お付き合いのある生産者の皆さんは、同じ未来を見る同志ではありますが、そんなポエムのような仲良しクラブではありません。未来志向とともに、その生産技術において、凄腕の人たちばかり。
私たちも、妥協はしないチョイスをします。美味しいときは美味しいといい、いまいちなら遠慮せずにいまいちと伝えます。そして、その理由を聞きます。その生産者の、その時期の、一番の美味しいものをお願いします。
生産者の皆さんも、チーズのこえ、野菜のちからが、責任をもってお客さんに繋ぎ、届けてくれることを知っているから、中途半端なものは送りません。
そして、届いたものの商品管理も徹底してます。美味しさを少しでも減耗することなく、食卓に届けるための努力を重ねます。
こうして、互いにリスペクトをもった先に、「圧倒的にうまい」ものが、揃うチーズのこえ、野菜のちからができあがります。

商品とその背景に関する圧倒的な知識と情報

前述のとおり、私が農業や食の関係にずっと従事してきたこと、そのベースとしての専門知識、流通や国際情勢に関する情報の蓄積、そして様々な人とのネットワークにより、その情報や知識を常にアップデートしています。
スタッフの皆も、自分で調べ、わからないことは現地に足を運び、それを「伝わる方法」を考えて、お客さんに届けようと努めています。
横文字やカッコイイ言葉で着飾るのではなく、知識や情報という根っこをしっかりもつことが、「伝わる言葉」に繋がっていきます。

私たちの存在意義

私たちの存在意義。
これは、あなたがもし私たちのチームに加わろうかと考えたときに、「あなたはなにができるか」という問いに置き換えることができるでしょう。

誠実な農業者を支えることで、日本農業と地域社会の元気に繋がります。

作物に、自然に、地域に真摯な生産者たちを支えることは、その地域を支えることに繋がります。
日本の農業をどうにかしたいとパソコンの前でクリックひとつでどうにかしたいと唸るよりも、補助金に群がる表面だけの地方創生を語るよりも、
「ちゃんとしたもの」を「ちゃんと届ける」ことが、日本の農業の維持と発展に繋がると考えています。

美味しい食べ物を届けることで、人が「食べることの楽しさ」を取り戻し、食卓に笑顔が増えます。

日本でつくられた、旬のものを口にする。そして、それがどういう人が、どういう思いで作ったという情報が、ちょっとした味つけになる。それだけで、食卓での会話に花が咲き、ひとつひとつの食を大事にいただこうという気持ちになっていくのではないかと思います。「いただきます」「ごちそうさまでした」の言葉を向ける具体的な相手が見えてくれば、もっと食べることが、楽しく、尊いものになるはずです。

私たちの会社の存在と存続が、弱い立場の人の手助けになり、社会を少しでもよい方向に導く手伝いになります。

私たちの会社は、適度に利益をあげ、それを自分たちでため込むのではなく、ちゃんと社会に還元していきたいと思ってます。(そんなに儲かっていなくて、ジタバタしておりますが)
毎年、300kg以上のお米を、路上生活者、母子家庭、非正規労働者、外国人労働者、難民支援など生活困窮者の支援に寄付したり、近所の子ども食堂へ食料を寄付したりしています。災害が起きれば、できる限りの支援をします。選挙があれば選挙割などを企画し、楽しくみなが参加できるような形で、問題提起を投げかけます。
ソーシャルビジネスなどを起こした人だけが、社会起業家と呼ばれるのではなく、全ての商売のなかで社会問題を解決することができるんです。
私たちは、社会起業家として、ビジネスのなかで、また会社の余力のなかで、社会のためにできることを尽くしていこうと考えてます。


100年続くものづくり、1000年続く地域づくりをともに

この言葉が、我が社が掲げている目標です。
流行りに乗って、数年盛り上がるものを作り、売りぬくのは簡単。
「不易流行」という言葉があります。
新しく変化を重ねているものをも取り入れていきながらも、いつまでも変化しない本質的なものを忘れてはならないと思ってます。
だから、100年先にも残るものづくりをともに考えたい。

そのものづくりの土台にある「地域」も、人口減少社会、高齢化社会が必ずやってくる未来のなかでも、ものづくりの「いとなみ」を中心として、1000年先にも残るような地域づくりをともに考えたい。

最後にある「ともに」は、地域に住む買ってともに支えてくれる人も、そしてこの場所で働く人、すべてを意味します。
単に、評論するだけではない。
パソコンの前で、右から左にクリック一つで動かすだけでない。
顔と顔をあわせ、喜びも苦しみもともにして、汗をかき、
「ともに」未来を創造したい。
地域のしあわせ、食卓のしあわせ、そしてここで働くみなのしあわせ。
それらを全て欲張って、叶えていきたいと思っています。

私たちの大事にしていることに、少しでも心が動いたら、一度話を聞きにきてくれたら嬉しいです。


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