今野 徹 株式会社FOOD VOICE 代表取締役

ワクワクする未来を想像して、創造する。 山の頂が同じであれば、どんな方向から登ってもい…

今野 徹 株式会社FOOD VOICE 代表取締役

ワクワクする未来を想像して、創造する。 山の頂が同じであれば、どんな方向から登ってもいいじゃない。 その登り方こそが、人生の生き方であり、 多様であるからこそ、人生が面白い。

最近の記事

FOOD VOICE の描く未来

改めて、FOOD VOICE という会社のことを皆さんにお伝えしようと思います。 私たちは、3つの場所とともにある会社です「株式会社FOOD VOICE」は、清澄白河に3つの場所があります。 日本で初めてとなる、北海道産ナチュラルチーズの専門店。年間通したら300~400種類のチーズをご紹介してます。 毎日届く新鮮なフレッシュタイプのチーズ。熟成タイプのチーズは、大きなホールから、日々切りたてで一番おいしい状態のものをご用意しています。 野菜のちからは、「野菜が野菜の味

    • 牛乳ピンチをブームで終わらせないために

      「牛乳もう一杯飲もう」は、消費のパイを拡大しなければならないので、結構な労力がかかる。お願いベースで広がるものではない。 それよりも、「国産を選んで買ってください、使ってください」の方が、パイの中のシフトにすぎないので、ハードルは低い。 ナチュラルチーズの国産の比率は12%にすぎない。これは、小規模工房のみならず、大手乳業がつくるナチュラルチーズも含めてだ。 ましてや、プロセスチーズも、雪印、明治という国内メーカーが作っているとしても、原材料の比率は、国産ナチュラルチーズを原

      • いまいちど牛乳騒動の背景を考えましょう

        牛乳廃棄の危機を救おうと、農林水産大臣が、苦しそうな顔をしながら、牛乳を飲み干してパフォーマンスする。 O-157のカイワレダイコンのような、なにも伝わらないけど、やってるフリだけのお国芸。 要因が、ごちゃごちゃにされながら、情緒的に押し倒そうとされているので、整理をしたい。 ①年末で学校給食が止まるから、牛乳が余る 年末に冬休みになるのは、毎年同じことですよね。 この要因により、牛乳が余るのではなく、「コロナ禍以降、乳製品の在庫がだぶついていた現状が続いてきた(その状況

        • 2021年を迎えて

          2021年、今年もよろしくお願いします。 今年は、より「私」と「あなた」で語ることを意識したい。 顔と顔をあわせて話をすることが限られた2020年。 それでも、チーズのこえ、野菜のちからという「対面」にこだわり続けた場所は、精神的に擦り減らしながら、でも多くの人の灯台の灯火のように、「ここに来たら、いつものように話ができる大切な場所」と、たくさんの方が足を運び、希望の明日が来ることを祈りながら、話を重ねてきた。 どんなことがあっても揺るがない場所、 ピンチのときこそ、その力が

          「よそ見」の優しさ

          スタッフが、新しくノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンを買って、「まったく雑音が聞こえなくて怖い」という話をしていた。 街を歩いていて、器用に携帯をいじりながら自転車に乗るママ、耳にワイヤレスイヤホン、携帯に没頭して、向かいから歩いてくる人をよけようともしないサラリーマンにも遭遇する。 なにをするにも、「集中力」を要するときはあるだろう。 でも、「よそ見」する余裕って必要であり、それは周りへの「やさしさ」ではないだろうか。 周囲の雑音が全く聞こえない中、助けを

          桜とアスパラ

          桜とアスパラって似てる。 まだ冬の匂いが残っている春のはじまり。 木々に葉が生い茂っているわけではないけど、先に花が咲く。 樹の中にためこんだ春へのエネルギーの結晶。 雪解けが進んで土がのぞいたと思ったら、 春の日差しを待っていたとばかりに、一気に土の中から飛び出してくるアスパラ。 春のアスパラは、光合成で伸びるわけではない。土の中にためこんだエネルギーの爆発。 いま、私たちが置かれている状況も、同じなんじゃないかな。 まだ冬の時期。 来るべき、春の到来に向けて、鍛錬を忘

          【よくわかる牛乳の流通について】

          指定生乳生産者団体とかホクレンの役割はなんでしょうか。 牛乳、搾りたてのものは「生乳(せいにゅう)」といいます。 生乳は、毎日母牛からしぼられますが、そのままだと腐りやすく、貯蔵性がない液体なので、先に行く先を決めておかなければなりません。今日は取引価格が高いから森永乳業へ、明日は明治乳業へ、と変更するには、その時間的余地はなく、短時間のうちに乳業メーカーに引き取ってもらう必要があります。このことも、酪農家が価格交渉上不利な立場に置かれる要因でもあります。 酪農家が個別に

          【よくわかる牛乳の流通について】

          【デマ拡散に手を貸さないために】

          ①バイラルメディアをシェアしない 基本的にバイラルメディアは、不安、怒り、感動など、人間の弱い部分につけ込み「煽りに都合の良い寄せ集めの情報←これ大事」で注目を集めて、アクセス数を稼ぎ、収入としています。viralはvirus(ウイルス、伝播性)です。 彼らにとって「正しい情報はつまらない」のです。その記事の元投稿があるので、もし自分がシェアしたいと思ったら元投稿まで遡及してみること。 ②出所と根拠を調べ、冷静に分析してみる 全ての発言や投稿について、前後の文脈を調べてみた

          【デマ拡散に手を貸さないために】

          休校により需要が止まった牛乳乳製品に愛を

          酪農家が搾った生乳は、各地域ごとにある指定生乳生産者団体(北海道でいえばホクレン)が、一括買い取り、そのときの需要や、大手乳業の生産動向をみながら、乳業工場へ割り振りします。 そのため、休校により学校給食がなくなったことは、大変なことですが、それによりすぐさま行き場がなくなり、廃棄になるとか、酪農家が廃業になるというデマが流れてますが、それは極端すぎます。 上記の優れた制度があるおかげで、廃棄することないよう必死に農業団体が調整することになるでしょう。 チーズのこえとしては

          休校により需要が止まった牛乳乳製品に愛を

          【人付き合いも自分で考える】

          人が自分をどう思っているか気になることもあるだろう。 いろんな噂話が耳に入り、傷つくこともあるかもしれない。 でも、 たいがいは、人は、あなたのことをそんなに気にしてない。 その人のひととなりを知りたければ、その人に会って話をしてみればいいだけだ。 webの中で書いている言葉と、その人の人柄が直結するものでもない。 自分で会って、その人を信頼すべきか考えればいいだけの話であり、あなたに会っていない、あなたと大して話をしたことがない人が、あなたのことを批評したり、ステレオタ

          【人付き合いも自分で考える】

          愛の対義語は憎しみではない、無関心である

          自分の暮らしが、全然関係ない世界のどこかの戦争や、人殺しに加担しているかもしれない。 そのことに、「気が付かない」という無関心も、ひとつの犯罪だと思う。 自分たちの年金が、外国の武器産業の会社の投資に運用されていたら、それは、もう人殺しへの加担。 イスラエルのワインが美味しい、イスラエルは若者の起業大国だと持ち上げるのもいいけど、でも、その葡萄作っているのは勝手に占領しちゃってるところじゃないの?とか、パレスチナとの紛争の問題をどう考えているのとか、その紛争問題などに無関心で

          愛の対義語は憎しみではない、無関心である

          『そもそも』って、質問しなくなってきた。

          「これって、『そもそも』どうなってるのかな。」 子供のころって、たくさん質問したよね。 歳を取るにつれ、そんな質問もできないようになり、インターネットでググってわかったフリをする。 でも、それに対して、自分の考えを言ったりする機会は、なかなかなくないんじゃないかな。 それが、ほかの人の考えと違うこともある。 人と違うって、当たり前だけど、でも、なんとなく意見がぶつかるのを避け、ますます自分の考えを言わないようになってきた。

          『そもそも』って、質問しなくなってきた。

          世の中には、知らないことがたくさんある。

          食のこと、環境のこと、民族のこと、経済のこと、宗教のこと、政治のこと、平和のこと。 誰かが困っていないわけではないのに、自分とは関係ないと思ってしまいがち。 そして、テレビでコメンテーターが話していること、ネットニュースでメディアが言っていること、SNSで誰かが言っていることで、「そういうものかな」って、わかったフリしていないかな。

          世の中には、知らないことがたくさんある。