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雪の降る街を

昨晩から降りはじめた雪は、朝にはくるぶしくらいまでの積雪になった。出勤時はというと雪はパラつく程度、いつも通り徒歩にて通勤。会社に間もなく着く、というところで雪が強くなり、風も強くなってきた。「今日の配達はヤバいかも知れない」

出社し、連絡事項を見る。「午後から風雪が強くなる予報。16時で配達を切り上げ帰局するように」と。外を見ると雪が横殴りに降ってきているが、これでも「配達に行け」ということか。

11時、配達を開始。気温が高いせいか雪は湿っている。おかげで体についた雪はハラってもなかなか落ちない。いつもならサラサラ雪なのだが。

開始早々、バイクから離れたすきに、路面の雪のやわらかさと、トランクに載せた荷物の重さでバイクが倒れてしまった。バイクを起こすときに重い荷物のせいもあって、腰に無理をかけてしまった。(帰宅してから腰の痛みに気がついた)

一時間ほどして雪が止むと、今度は暑くなってきた。いつも通り、防寒着の中にはセーターを着ていたが、プラスの気温のときはセーターは不要だ。汗をかく前にとセーターを脱いでみる。「心地よい温度だ」

住宅地のとある区域では、まったく除雪されていないどころか、住民もまったく手をかけていないところがある。バイクで入ってしまったら、ハマる。プラスの気温のせいで雪がやわらかくなり、アクセルを回すとリアタイヤだけが空回り。その一画を通り過ぎるのにずいぶんと時間をかけてしまった。

13時を過ぎると今度は気温が下がってきた。徐々に雪が強くなり、風も出てきた。「いよいよ暴風雪がはじまったか」

15時、配達を終え帰局途中、市街へ入るとホワイトアウトが発生した。20km/h程度でトロトロ走っていたせいで、後ろにクルマが2,3台続いていたが、バイクを左側に停め、後続のクルマを先に行かせる。そして、クルマのテールランプを目印に進んでいく。ようやく帰局。


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