Think Japan 2018に行ってきた
Think Japan Developer Dayとは
Think Japanは、日本IBMが毎年主催している、ITエンジニア向けのカンファレンス。
今年は6月11日にグランドプリンスホテル新高輪で行われた。
ゼネラル・セッションに加え、AIやブロックチェーン、クラウドネイティブ開発など多彩なテーマによる約50のセッション、展示、懇親パーティー(Developer Night)などのプログラムが用意されている。
今回参加したセッション一覧
・ゼネラル・セッション
・デジタル時代のクラウド・ネイティブ開発とエンタープライズ・アーキテクチャー
・Node-REDでIoTソリューションを加速する
・モンスターストライク®︎×IBM Cloud
・IBM Q - 量子コンピューター最新情報ならここ!
・Developerにとって嬉しいユーザーコミュニティを作る
・Developer Night
ゼネラル・セッション
時間:10:00~12:00
会場:第1会場
会場の雰囲気はこんな感じ!
IBM Code
IBMのCode Patternのベストプラクティス集(性能、コスト、セキュリティ)
技術、業種別に分かれている
Call for Code
自然災害で世界の人は苦しんでいる
Developerが世界の自然災害を解決する取り組み
ゼネラル・セッションに関しては、とても長く、
Youtubeに動画が上がっているので、そちらを...
デジタル時代のクラウド・ネイティブ開発とエンタープライズ・アーキテクチャー
時間:13:15~14:00
会場:第5会場
講演者:二上 哲也さん(日本IBM グローバル・ビジネス・サービス CTO)
経営者は既存のマーケットに目を向けるように
既存のマーケットへのフォーカス
2015年は19%だが、2017年には41%へ
新規マーケットへのフォーカス
2015年は61%だが、2017年には43%へ
クラウド・ネイティブコンピューティング
クラウドでどんどん作っていく時代
クラウドネイティブで作って、配置先を後で考える時代
オンプレミスでもコンテナで作成するのが普通
Cloud Native Computing Foundation
・コンテナ化していることが重要(Dockerなど)
・動的なオーケストレーションが大事(Kubernetesなど)
・クラウドに最適な構築を目指す
マイクロサービス化の手順
SOAの手順と同じ
1. ビジネスプロセスを定義
2. サービスごとに切り離し、コンポーネント化
マイクロサービス化のポイント
・データとアプリをカプセル化
←APIで疎結合
・マイクロサービス化手順の確率
←SOA手法を利用
←ツール利用の検討
ICP Transformation Advisor
既存Javaアプリを自動的に分析し、移行のポイントを提示
APIをチェックし、移行先クラウドで影響度の高いところをアドバイス
Microclimateツールによりファイルの雛形を自動生成
■ Java
■ JavaScript
■ Docker File
■ Jenkins
・マイクロサービスの粒度
←SOAよりも小さいが、小さくしすぎない
←重複APIや野良API(使われなくなった)に注意
IBMの次世代高速開発の全体像
アプリの仕様(DB定義)を入れると、コードやテストコードを自動生成
同じツールの紹介がYoutubeにあったので省略
(凄いので見ることをお勧めします)
Node-REDでIoTソリューションを加速する
時間:14:15~15:00
会場:第8会場
講演者:萩野 たいじさん(IBM Developer Advocate)
Node-REDとは
Node.jsで動く、ブラウザベースのWebAppツール
箱と箱を繋ぐことでWeb Applicationが作れる
2013年にIBMのNickとDaveの2人で開発を始めたOSS
Flow based programing
1970年代初期のIBMのPaul Morrisonによって発明
構造化データチャンクのストリームによって通信する非同期プロセスのネットワーク
flows.nodered.org
ノード、フローが公開
2000個以上のモジュールがある
IBM Code
シナリオに沿ったソースコードを公開(約120個)
IBM Cloud
作ったプロジェクトをpushするだけで、言語・構成を判断
manifest.ymlに設定を記述(繋げるDBやメモリ量など)
lite account
制限はあるが、クレジットカードの登録しなくて良い
モンスターストライク®︎×IBM Cloud
時間:15:15~16:00
会場:第10会場
講演者:清水 勲さん
IBMクラウドの良さ
・新しいハードウェアが揃っている
・高いパフォーマンス
・低レイテンシ
・ベアメタルをAPIで操作できる(手作業を減らせる)
・営業、技術のサポート体制の手厚さ
IBMクラウドに期待したいこと
・Webコンソールの高速化
・UIの統一
・レスポンスが遅い、UIが古い、ドキュメントがおかしい
IBM Q - 量子コンピューター最新情報ならここ!
時間:16:15~17:00
会場:第2会場
IBMの量子コンピュータを研究者でもなく、一般の人が使える
QISKit
量子コンピュータで一番人気のSDK
Pythonで提供され、11行で量子コンピュータで実験できる
Developerにとって嬉しいユーザーコミュニティを作る
時間:17:15~18:00
会場:第10会場
講演者:吉田パクえさん(Microsoft)、萩野たいじさん(IBM)
Microsoft Azure
プロダクトアウト
Visual Studioを使っている人が幸せになるクラウド
←その後、Linuxも動くようにして、SaaSも用意
IBM Cloud
BluemixとIBM Cloudは同じ
OOSベースのパース
Cloud Developers Circle
Coud Developer達のための勉強会
対象者
・Cloudにこれから触れてみたい人
・特定のCloudは知っているが、他のCloudはよく知らない人
・Cloudの特徴を改めて確認したい人
Developer Night
時間:18:10~
会場の雰囲気はこんな感じ。
噴水の中心では女性のDJがいい感じの音楽を流してくれている状態でした。
Think Japanは会社の同期と行ったため、他の会社の人との交流はなく、
同期と会社のことや、これからについて話す形でした。
ホットドックやピザなども用意され、飲み物も飲放題です。
所感
Think Japanには会社の同期に誘われて行きました。
最新の情報には興味はあったが、Think Japanのセッション名を見たときは、
正直、聞きたいものは少なく、会社をサボることと落合さんといけあやを見ることが目的でした笑
しかし、行って話を聞いてみると全然違いました。
今では、本当に行ってよかったと思います!
同期と行ったのですが、ほとんどのセッションは一人で聞いていたのですが、
一人でも辛い状況ではありませんでした。
でも、Developer Nightに関しては一人でご飯や飲み物を飲むことは、辛くはなさそうな雰囲気でしたが、勉強会での懇親会みたいに、知らない人と交流ができる雰囲気ではありませんでした。
難しい話もありましたが、基本的には概念的な話が多く、難しい話の場合も実演してくれたりしてくれるので、自分の得意分野でなくても楽しむことができました。
タイトルで興味を持つことができるセッションは必ず楽しめると思いますし、タイトルに興味がなくてもある程度楽しむことができました。
『新しいことに興味がある』これだけあれば、知識量はあまり関係なく、
楽しめるイベントだと思います。
来年も時間があれば行きたいと思います。
セッションのアンケートや展示ブースで話を聞くと貰えるポイントで、
IBMのポット?を頂きました!
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