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こちらを立てれば、もう一つの所が立たない。


住宅改修をしていると、多々出てくる。

メリットとデメリット。


そりゃ、お金を無限に使えるならば問題はないのだけれど…。


手すりだけでもいいのだけれど、それでは目の前の問題しか解決出来ない。

それで良いケースも多いけど、それだけで良いとは思えないケースの場合は、こちらも専門として引き下がれないのです。


中途半端にして、後々また問題が起きることが想定される場合は、やはり目先の問題解決だけに注力するのは違うと感じる。


色々な提案後、最終的にメリットもデメリットも理解して頂いた上での選択をされたのであればそれはそれで良い。


福祉用具もそうだ。

自社が扱える卸しの数によって、取れる商品が決まってくる。

私的には、最低三社。出来れば、4〜5社の卸しは使ってほしいところ。

卸しは、多いのには越したことはないと思っている。

大半は同じような内容の商品群にはなるけれど、独特な商品を扱っている卸しもあり、これはこれで結構使えるし、その商品がピシャリと使えたらめちゃくちゃ喜んで頂ける。

例えば、40cmのミニスロープや、4モーターベッドとか、ね。


商品群がどうしても少ないと、手持ちの商品群で無理くり提案しないといけないし、利用者自体もその無理くりの商品に身体状況を合わせないといけないために、いつか“しわ寄せ”が出てくるのです。


やはり、目の前の問題だけの事ならばもしかしたらどうにかなるかもしれないが、やはり、少し先を見通すことをするならば、商品が多いことに越したことはない。



住宅改修に関しては、ある意味無限に色々なことが出来る。

そこが楽しい所ではあるけれど、制度との狭間と金額によって制限が出てきてしまう。

そこを如何に上手く使い、満足度を上げるのか、を突き詰めないといけないと思ってます。


やはり、そこには、アセスメント(インテーク)と、それによって考えられる選択肢を示し、選んで頂くことしかない。


“満足度”は個々違うということを知っておかないといつか痛い目をみます。

だからこそ、適当に出来ないし、“基本は〜”とか、“標準は〜”とか、“普通は〜”とか、は言えないのです。


【個別性】を見ないといけない。


基本は基本。あくまで。

標準は標準。あくまで。


普通は、誰にとって普通?



そこを皆んなに当てはまると思っている人に時々出会う。


違うよねー。


今回のケースも、現調をしていると、様々な案は出てくるけど、どうもデメリットの方が多いように感じる。


まだまだ、自分が未熟やから“とっておきの案”が出せないのかも。


答えは、全て利用者が持っている。



こちらサイドが持っていないのです。


その正解の回答をどう導く?

引き出す?


周りの方々と、連携し、その方にとっての正解を導きたい。


真摯に向かいます。


さぁー、集中!

頑張ります!


by inochi



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