![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38567000/rectangle_large_type_2_51a109fcba82e013336b49e12a117de4.jpeg?width=800)
避けて通れないお金の話-でも豊かな生活って遠くないのかも
「元教員」でも生きていけるって証明したい。そのために「お金」は避けて通れない話題です。
教員の代名詞とも言える「安定」を手放すと決めた時、いざ明日で退職だという時、お金のことはやっぱり不安でした。
年収はダウン。でも僕は今日も生きていて、はるかに豊かな生活を送れている。
自分に必要な金額を知れれば、意外と難しくなかったのです。
僕に必要な額は20万円だった
独り暮らし。直売所で野菜を買い、せいろで蒸していただく。土鍋でご飯を炊き、みそ汁、卵、納豆、チーズといっしょに食べる日々。浄水器の水を飲み、小腹が空いたらくるみをポリポリ。
時間のある午前中はカフェでコーヒーを飲みながらゆったり作業。昼寝をし、身体を動かし、ギターとウクレレを弾いて、図書館で借りた本を読む。
移動は自転車、時々電車。服はあまり買わない。そんな僕の最近の日々。
豊かで、けっこう充実しています。
税金や健康保険は問題なく納め、家賃を払って暮らしを作る。半年に一回は1dayコンタクトレンズのまとめ買い。
20万円。これだけあれば僕は豊かなのでした。
(ミニマムならおそらく12万円)
もちろん生活が変わればまた変わる前提、変えればよい前提で。
最低限の金額なら、週5勤務じゃなくても手に入る
20万円。あるいは12万円。
その額ならば、フルタイムで働かなくても十分手に入れられます。
僕の場合、NPO・カフェ・小学校非常勤という定期の仕事3つで、一月に少なくとも22万円は安定的に手に入る。だから生きていける。安心できる。
最近の自分
— とーる@複業教員 (@toru0303) October 19, 2020
☑小学校非常勤
☑教育系NPOオンライン事業
☑カフェスタッフ
☑オンライン体験ファシリテーター
☑#オンライン修学旅行 案内人
☑オンライン文化祭運営サポート
☑オンライン×教育についてライブ配信
☑大人の進路相談室(キャリア・複業コーチ)
☑時どき畑、野菜は直売所
☑朝活@カフェ
この安心があるから、チャレンジもできます。
今の僕のチャレンジは、複業を通して自分の可能性を広げることであり、個人事業やオンライン体験を、収入を得られるレベルまで高めること。
僕は月30万円を一つの指標としています。NPO・カフェ・小学校非常勤で22万円なのだから、あと8万円はストレッチゴール。
この8万円を、個人事業やオンライン体験などで得られるようチャレンジする。それが自分の幅を広げるし、100年時代に自らを守る力を得ることにも繋がる。
8万円が15万円になるようなら、月40万円にチャレンジすることもできるし、他の仕事のバランスを変えることも出来る。
西野さんが言っていることを今の僕なりに形にすると、こうなりました。
最低限の金額はフルタイムでなくても得られる。だから好きに使える時間が生まれる。その時間で休むもよし、チャレンジもよし、旅もよし。
今の僕は、100年時代に自分の人生を楽しくサバイバルするために複業をしている。
そんな思いも、前回の記事には込めています。
いくら手にするのか、「自分で決める」のが大事なのでは
「安定」を手放したって生きていけると気づけて、本当に気楽になりました。
もちろん、いざという時のため、余剰金や貯金があれば尚よい。けれどそれは漠然とした不安ですから、何円あれば十分なのかハッキリせず終わりがない。それもあって「働く」が際限なくなる…
大事なのは、「何万円を手にするために自分は働くのか」自分で決めることなのだろうと思います。
そのためには、どんな生活をしたいのかデザインすること。
毎日同じシンプルな食生活、電化製品と家具は本当に本当に必要なものだけ。
僕が生活を思い描く上で、読んでよかったと思う本。
土井先生のご提案、シンプルながらも豊かな食事。
例えば洗濯機は、便利だけれど無くても十分に生きていける。毎日手洗いをして太陽を喜ぶ。毎日洗うなら服も少なくてOK。
(もちろん、子どもがいるご家庭では洗濯機はほぼ必需品でしょう)
お金をかけなくても出来ること、いっぱいあるんだなあって見直せました。
そして、お金に対して気付いた、ある当たり前のことがあります。
そもそも、プラマイゼロであれば生きていける
この当たり前のことが、ものすごく大きな気付きでした。
家賃、食費、光熱費、交通費、通信費…。月の生活費が12万円なら、12万円ちょうど稼げれば人生は続けていける。本当に当たり前のこのことに、僕は最近になって思い至りました。
「複業教員」は、あくまで過渡期の「今」の選択。フルタイムより週4くらいでダブルワーク、トリプルワークの方が良い。未来のための時間も確保。
— とーる@複業教員 (@toru0303) August 3, 2020
週4だと、1日2万円稼げば月収30万。1.5万円で24万。こう考えると案外手が届くし、それくらいで十分じゃないか?プラマイゼロなら生きてはいける。
収入と支出を考えた時、どうしてもプラマイプラスにしたくなります。不測の事態への備え、貯蓄や資産形成、ちょっとの贅沢。
では、いくら手に入れば十分なのか。僕はほとんど考えていなかったなあと正規の教員時代を振り返って思うのです。
いくら必要なのか=どれだけ働けば十分なのか。これを知らないことも、人が働き過ぎる原因なのかもしれない。
なので、一度プラマイゼロの線を算出してみる。するときっと、フルタイムじゃなくても大丈夫だ、となる。
とはいえ貯蓄も贅沢も大事ですから、プラマイちょっとプラスくらいでラインを決めて働く。その「ちょっとプラス」が、今の僕は「月30万円」。複業で自分を広げる上でも、よいストレッチゴール。
定期の仕事=組織に所属して、最低限の金額は安定的に手にする。
その安心の上で、新分野の仕事・個人の仕事でチャレンジを重ねる。
今の僕はそんな生き方です。
もちろん、自分がこうして好きに働かせてもらえるのはフルタイムの方がいらっしゃるから。それは忘れないように。
ただ忘れてはいけないと思うのが、自分が非常勤やパートタイムを掛け合わせて複業していられるのはフルタイムで働いている方がいるからだし、色々な手間や処理をその方や事務さんがしてくれているから。
— とーる@複業教員 (@toru0303) August 11, 2020
だからこそ、自分は短い時間で力になりたいし、職場の空気を好くするために力を尽くしたい。
ちなみに、一気に出費が重なり、一時的にマイナスになるタイミングもあります。そうすると不安も出る。
でも多少の貯蓄はあるし、普段からシンプルライフで基本的に節制していますから、トータルで見れば大丈夫なんだよなあと思い直しています。
必要な金額を定め、それを手にする働き方をする。その時、実は「月給」がハードルなのかもしれない…と感じます。
月給って実はお金を浪費しやすい働き方なのかもしれない
収入の中で生活をする。そんな当たり前のことを、「月給」だと意外としづらいのかもしれません。
日給、時給、あるいは業務委託だと、収入と仕事量の関係がクリアに見えます。無駄なモノを買わなくなるのも、そうした背景が関係するのかもしれません。
僕自身の経験から立てた仮説ですが、月給制では、収入と仕事量が釣り合っているように感じづらいのかもしれません。
そのため働き過ぎていたり、必要以上のストレスを我慢していたりして、穴埋めをしようと知らず知らずお金を浪費してしまいやすいのかも…
改めて、いくら必要なのかを計算してみて、それを手にする働き方を考えることが、自分にとって大きかったのだと思います。
そしてこれは変化の時代、リスクへの対処としても有効なはず。
例えば、老後2000万円問題への対処としても
老後2000万円問題という言葉が話題になりました。それ自体の根拠を巡る議論はあります。
が、年金=国だけを当てにせず、自分でもなんとかできる力を付けておくことが必要ということはもちろん納得できる話。
収入が確保され、畑をやれば尚のこと不安は解消され、おしゃべり仲間も頼れる相手もいる。
全てを貯金でまかなおうとするとプラマイプラスの考え方になって際限が無くなるけれど、自分で設定した金額の中で生活して、できることや信頼のおける関係を広げていけばお金に拠らない自信がつきそう。
老後2000万円の話があるけれど、貯金をしておくより衣食住を物々交換だとかで手に入れられる能力と関係性を築いておく方がはるかに現実的だし楽しいと思う。例えば2000万円のうち1500万円くらいはそのために遣っても好いのではないかな。闇雲な貯金は人を幸せにしないし、世界を閉じる可能性すらある。
— とーる@複業教員 (@toru0303) August 13, 2020
そもそも収入が複数あることの安心もある。30万円の一本の仕事が無くなると痛いけれど、5万円の仕事が一つ出来なくなってもその額なら対処のしようがある。
そして、三つの仕事のどれかが立ち行かなくても残りの二つで常に最低限の15万は得られる。そんな状態にしておくから安心がある。
— とーる@複業教員 (@toru0303) August 11, 2020
何より三つの場があることで経験は広がり、一つの経験が汎用化され、気持ちもリフレッシュされる。
分かりやすく「三つ」としたけれど当然増やしても良い。複業最強説。
※蛇足ながら。退職を考えている方へ、貯金の話
退職を考えている方へお金の話。辞める時に貯金100万円は必要です。辞めた初年度(今年)、住民税、国民健康保険、国民年金で80万円を払いました。
— とーる@複業教員 (@toru0303) August 13, 2020
独り暮らし、教員9年での額ですが目安として。
いつでも、いっしょに考えましょう
僕はキャリア論もお金論も専門外ですが、だからこそ経験からの発見は得られていると思います。
僕の、実体験に基づいた工夫がお役に立てそうでしたらお声かけください。
もちろん教員の方に限らずです。
【先生方のキャリア相談窓口】を始めることにしました❗
— とーる@複業教員 (@toru0303) July 11, 2020
退職・転職を勧めるのでは全くなく…
☑️他の選択肢が見えればラクになる
☑️今にもっとエネルギーが出る
☑️次に移るまでの具体的な道が見えれば動き出せる
☑️相談できるだけでホッとなる
思ったことはやってみよう!https://t.co/hB6g1x4nFx
僕にお渡しできるものをもって、いっしょに考えたいと思っています。
追記:ほとんど同じことが書いてある本に出逢いました。
しかもこの方、僕が今住んでいる街にお住まいだったようで。お世話になっているカフェマスターが「読んでみて」と貸してくれた一冊なのですが、なんだかご縁を感じます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?