見出し画像

それではメイン企画で、本日のブツ撮りとスキャン。1月2日編。

では昨年からやろうとしてぐずたらしてて、結局三が日に持ってきたのは
本日のブツ撮りとスキャン、やってみた、でした。

 ひとまずタブレット端末に該当するものは格納したので、少し
づつ取り出してみますか。

 まあお正月に合わせていつもはしまってあるプリンターを引っ張り
出して来たのですがまあこれなら一応上がフラットなタイプだし、
しばしちゃんとやってないブツ撮りが出来るなと。
 改めてやったら若干クセはあるけど目的のブツは撮影出来たので。

①古川製菓の「デンプンせんべい」

以前紹介した「はしや」系の「オランダせんべい」(根室・札幌)
でも地味に販売しているのですが、鉄どころだった室蘭ではなく、
鋳型をベースにした駄菓子系統の和菓子は北海道だと基本的に
八戸のものがベースです(だからなおのことかつての日本の
中心に据えられていた工業地帯に広がる鉄板文化の影響が特に
低いのが、北海道の非鉄板文化圏であることの特徴。駄菓子屋
と結びついて静岡県のおでん、東海圏のたません、神戸の明石焼、
その他どんどん焼き・はしまきといった文化はもともと身近に
鉄板や工芸品を扱う文化がベースにないと存在しえないものです)。

 なので八戸のものがベースなので南部せんべいを中心に、
「オランダせんべい」をはじめとした小麦粉ベース(かつこれは
美味しい米が獲れなかったことも重なって、出面さんの食べ物が
「ビタミンカステーラ」とかだったことにも起因する)の生地を
鋳型で焼くものが多かった(これに水飴を中に入れた「あめせん」
がまあ昔からの定番)、ってことで、これを当時穫れていた
じゃがいものデンプンをベースにすると、「デンプンせんべい」
になります。

 よく長万部の駅なんかで発売していたものが有名かな、
と思ったら(あそこ(松浦商店)もせんべいとあめせんが主流)、
全道レベルで流通しているのは網走唯一の煎餅を提供している古川
製菓のものでした(ただよく扱っていたアークスグループ系でも
最近では取り扱いが少なく、これは東光ストア(旧東急ストア)
で手に入れたもの)。

古川製菓の「デンプンせんべい」


古川製菓の「デンプンせんべい」は赤と白がベースで微妙に
味が違うのでしたっけ。赤の方が甘味(あまみ)がついてて、
白は塩味。南部せんべいと同じくごまが少し入っていて、
食感が南部せんべいよりも圧倒的に軽いのが特徴。

節制収縮期間突入。当面の間固定記事を置くことにします、
年賀状も出したので今度はこのフェイズ。2022.12
|torov|note

こちらでは北海道の南部せんべいフォロワーを、

「かっけ」をはじめとした旧南部藩下の粉食文化に
ついて取り纏めて語ってみる(北海道から眺めて見た
光景と印象を中心に)。|torov|note

こちらではほとんど米が穫れなかった南部藩の粉食文化に
ついて少しだけ触れていたけど具体的な説明をしては
いなかった「デンプンせんべい」について語ってみました。


②なかなかネットの資料では見られない水軒駅の写真。



水軒駅(p47)

まあ、こちらは撮影するよりもスキャナーでもあるんで、
スキャンしてから加工してみる。

 当該の写真はもう20年近く廃駅になってから経つので
文字情報が出ていても現物写真がえらく少ない、って印象。

このあたりも跡地の青写真だけだし。

ウィキペディアにも遠景写真はあっても小屋(駅舎)の
写真はない。
幼少の写真と駅名標と共に写真はあるけどなあ、っての
まではあるが。

わすがに近いカラー写真があるとすればここか。

 って状況だったので、当該のかつて拾った本をスキャン
してみたと。

なのでこの手の本では有名な所澤秀樹さんの本なので、
まあ指摘と削除を求められれば仕方ないですが、まあ
「他に代えが利かない」と個人的には判断したので
一応出してみようかと。

この簡素な時刻表をしっかり明示している文献やページが 意外とないなと。(p49)
かつての難波駅の運賃表。(p49)

むしろ水軒駅の表示も含めて、廃止された和歌山港までの
中途駅(久保町、築地橋、築港町)と運賃が明示されている
のを観る方が珍しいのかも。

 ってことで、本日の仕込み分はここまで。
 明日も時間が取れればやってみようかと。

この記事が参加している募集

#やってみた

36,946件