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奥井雅美と熊谷幸子、といふユーミンチルドレンズ。

今日は作業的にもう一つの再構成が手間取りそうだから、
小一時間で書けそうな「ありもの」から。

新潮文庫版でジェーン・スーのドラマ化された半自叙伝
を読んでたら、「冬の晴天が好きだ」って一文が飛び込ん
で来た。

とっさに熊谷幸子の「冬の花火」って曲が連想されてきた。

ちょっと宗教めいた対位律みたいなイントロから入る
曲ではありますが。

熊谷幸子のミニライブは結構折節で大事なターニング
ポイントになっている。
 ある時は大学の卒業式の日にミニライブがあった。例に
よってパークホテルでのから騒ぎを抜けたあとすすきの方面
に向かい、何も就職など決まっていない、不安しかなかった
卒業の節目に聴いた熊谷幸子のピアノと歌声は深く心に
刻まれている。

熊谷幸子はレーベルも東芝EMIだったし、作詞はマイカ
プロジェクト、といふ松任谷正隆の門下生が手がけている、
って感じだったから、かなりユーミンの直系って印象は強い。
(当然一時期はユーミンのアルバム曲などでコーラスにも
関わっていた)

代表作は人によって分かれることも多いだろうが(個人的
にはア・ラ・ポテトのテーマソングが好きなんだけど、それは
やはり別のお話)、結局は和久井映見と萩原雀士がくっついて
離れ、モデルになった酒米亀の翁を復活させた蔵は中越地震に
まみれてなお復活し、全てが整ってから和久井映見が酒蔵を
訪ねるまでのドキュメンタリーまでは観た「夏子の酒」の
主題歌にはなるんでしょうな。

もう一つ折節のエピソードとしては「ゴイス(GO・I・S)」
か。公録は現在「音楽処」の千鶴おばちゃん(石川千鶴子さん)
が務めていた「玉光堂」の特設スタジオで、すさまじく設営と
撤収が早いことでも知られていた。
(この公開生放送が月曜の午後にあったので、「サイコロ」とか
のタイムリミットは「水曜どうでしょう」のデッドラインとして
設定されていたわけで)

そこに出たのが少しマイカプロジェクトから離れてセルフ・
プロデュースをし始めていた熊谷幸子だった。
 まあ公開収録なので設営された椅子に座っていたら、真後ろに
(鈴井貴之がいるので)安田顕(ヤスケン)がいた、ってのが
確かこのイベントの時だったような。
 そこからここまでになるなんてねえ、って感慨もあるのですが。

この前後の曲もつべにあれば出しておきますか。アニメの曲も
いくつか歌っていますが、第一希望はマキシシングルに入ってた
「SAIL AWAY」で。

で、その頃にはしっかりアニソンのクリエイターとして劇伴まで
こなし、林原めぐみと共闘しながら地歩を固めていたユーミンの
コーラス出身者であるのは奥井雅美。

キング(スターチャイルド)時代は「スレイヤーズ」をドラマタ
してたのでむしろ今季ほぼオリジナルキャストと監督(桜井弘明)
で復活している『デジキャラット』や離脱前の『カレイドスター』
と初期アルバム、って印象になるのですが。

その後はランテイス(Lantis)へレーベル移籍し、当然のように
JAM Projectにも参加。アニサマの初期立ち上げにも尽力して、
改めてその功績をユーミンにも認められる、といったところで
しょうか。

近年だと後期OPだった『SHIROBAKO』の印象が強いです。

まあ余りこの二人を並べて語る人もいないので、あえて軽く
ここまで奥井雅美と熊谷幸子に関して軽く語ってみました。
ユーミンも折節のアルバム出しましたし、この折にと思って
今回は二人のユーミンチルドレンズについて語ってみますた、と。

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