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そろそろ機は熟したでしょうし、ここから書きますか。全部引っくるめて青春は矛盾だらけなんだから青ブタロジカルウイッチ双葉編。

全部引っくるめて青春は矛盾だらけ。
プライオリティ(優先順位)の相違から来る矛盾、人格の矛盾、
そして存在としての矛盾。と「不確定定数」と掛け算されてる
「思春期症候群」が一層矛盾だらけの青春を不安定にしてる。

といふことでようやく写経ノートも間に合った。
『青ブタ』7・8話の再放送前に『青春ブタ野郎はロジカルウィッチ
の夢を見ない』範囲の総括をしましょうかと。

 でいつも通りアニメイトタイムズのインタビューはこれ。

『青ブタ』声優インタビュー連載第3回:双葉理央役・種崎敦美
| アニメイトタイムズ

双葉理央役・種崎敦美版の「不可思議のカルテ」はこれと。

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない EDテーマ
「不可思議のカルテ」双葉理央ソロVer. - YouTube

確かに神がかった解釈の冴え渡りぶり、ですな。


種﨑:私の中で彼女の印象はあまり変わっていません。普段から
難しい言葉を使っていますし理系な彼女ですが、頭の中は単純
なのかなと思いました。

――単純、ですか?

種﨑:自分と似ているところがあるからなのかもしれませんが、
「こうしてもらえたらそれは解消できるよ」と共感できたから、
そのように感じられたんだと思います。「そういうことあるよね」
「でも分からない人には分からなそうだよね」と思っていたので、
私からすると単純という印象です。

[取材・文/鳥谷部宏平]
『青ブタ』声優インタビュー連載第3回:双葉理央役・種崎敦美
| アニメイトタイムズ

【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】
第7話 感想 130円の甘い誘惑 : あにこ便

第7話「青春はパラドックス」
 …あらすじ…
長かった6月、7月が終わり、ようやく麻衣とお付き合いできる
ことになった咲太だったが、仕事で忙しい麻衣とは会えない日々が
続いていた。
鬱憤をためながらバイトをしていたところ、そこに仕事終わりの
麻衣がやってくる。
麻衣からの提案でしばらく会えなかったお詫びをもらえることに
なった咲太は、上機嫌でバイトを終わらせる。
その帰り道、咲太と麻衣は夜の繁華街でネットカフェに入っていく
理央の姿を目撃し、不審に思った咲太があとを付けたところ、
驚きの事実を理央から告げられる。

脚本:横谷昌宏
絵コンテ・演出:小野竜太
作画監督:猪口美緒/杉薗朗子

【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】
第8話 感想 面倒だからこそ

第8話「大雨の夜にすべてを流して」

 まあ概ね情報整頓の結節点に使われた三部、ではあるので
ここからの視点と伏線は強めなんですが。

「お兄ちゃんは…妹は若い子の方がいい人ですか?
清楚で礼儀正しい妹がいい人ですか?」
『なんだその質問は…』
かえで「今、かえではかえで史上最大のピンチなんです。
一日も早く妹道を極めないといけないんです!」
『僕は妹はかえで一人居ればいい人だな』
かえで「で、では!」
かえで「翔子さんはお兄ちゃんにとって何なんですか?」
『何なんだろうな…』

【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】
第7話 感想 130円の甘い誘惑 : あにこ便

まあでもまれいたその弟に甲斐性も話を膨らませてやりたい、
って器量があるわけでもなし。
 なので翔子ちゃんずぶ濡れシーンカットなどで進めて
ロジカルウイッチを2話に纏めているのは好判断。

――初めて『青ブタ』に触れたときの種﨑さんの第一印象
についてお聞かせください。

双葉理央役・種﨑敦美さん(以下、種﨑):まず思春期
症候群という発想がすごいと思いました。誰もが通っていて、
誰の中にでもあるような悩みなのに、本作のような形で
作品の軸に据えて作り込まれていますし、鴨志田先生の
着眼点に驚きました。

そして、実際に原作を読んでみたらとても面白くて。それぞれ
の理由で思春期症候群が起きて、そのときの現象について
「これ!」と納得できる形で解決方法が描かれている
ストーリーは魅力的に感じました。ヒロインがそれぞれ
違う原因で思春期症候群になっている……わけではないのかな……?

――と言いますと?

種﨑:起こっている現象や、そうなってしまった理由は
みんなバラバラですが、きっとそれらは承認欲求のような
ものが根幹にあると思っていて。もし間違っていたら申し訳
ないんですけど、個人的には形は違えどみんなそこに結び
ついている気がしますし、それって思春期っぽいなぁと(笑)。

[取材・文/鳥谷部宏平]
『青ブタ』声優インタビュー連載第3回:双葉理央役・種崎敦美
| アニメイトタイムズ

まあ相談役にして、トモダチポジションだからこそ
必然的に生まれいづる悩みに苛まれるのが「ブタ野郎」を
連呼する、如何にも双葉理央らしい悩み方をしてしまうわけですが。

 古賀編は終了後なので、ここからはホントにコメディリリーフ
のバイプレーヤー。
7話の「ばりむかー」で元気をくれるシーンは主にこれ。

『古賀って浴衣似合うのな』
朋絵「今、胸見て言ったでしょ」
『腰とお尻のバランスを含めた上での発言』
朋絵「ばりむかー!どうせ帯にどっかり乗るような立派な
胸は無いですよー!寸胴ですよ!」
ich_kasumi
「ばりむかー!」
2018/11/17 23:37:06

【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】
第7話 感想 130円の甘い誘惑 : あにこ便

むろんそれ以外のキャラ(ヒロイン)がもろもろクロス
してくるのがこのあたりで、エピソードとしてはカレー
作って囲むシーンがすき。

理央「お帰り」
『何してんの?』
理央「カレー作ってる」
『その格好で?』
理央「カレー跳ねるとイヤだし」
 @Z5oUAwwGMNAyL5q
双葉のおかえり…最高
2018/11/24 23:31:57
 @Jpkyu9
科学的なカレーだなぁ
2018/11/24 23:31:49
 @cap5121
ワイも双葉ちゃんにカレー作ってほしい
2018/11/24 23:31:49
 @M_Lunar
白衣に跳ねるのはいいのか・・・。
2018/11/24 23:31:57

【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】
第8話 感想 面倒だからこそ: あにこ便

ここで正しいカレー、ってのと料理と実験は似ている
が提示されてるのもなかなか良き。
(よく連環するのは料理は科学、でコツの科学とか
薦めるのが図書館司書にも通ずるあたりなんですが)


かえで「美味しいです!」
『おう、美味いな』
理央「レシピ通りに作ったから当たり前…実験と一緒」
麻衣「確かに、料理と実験と似てるかもね」
 @Gup_mivec
手順通りならうまくいくと
2018/11/24 23:32:09
 @asuka_syachi
リケジョは料理上手?
2018/11/24 23:32:07
 @Bad_Ass_Biker
似てるだろうか
2018/11/24 23:32:08
 @wagase
料理は実験と同じわかる
2018/11/24 23:32:09

【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】
第8話 感想 面倒だからこそ: あにこ便



で、ここの思春期症候群はよくあるパターンで。

理央「相反する目的と手段の間に強烈なストレスを
感じていたことが…私を乖離させた」
『つまり…誰かに構って欲しいあっちの双葉と、
その為の手段が許せないこっちの双葉が分離したって
ことか?』
 @animeUR20
構って欲しかった双葉
2018/11/24 23:33:57
 @11111ew
なるほど、それで分離したわけだ
2018/11/24 23:33:56
 @whytoneP
自己顕示欲と承認欲求、よくある話
2018/11/24 23:33:58

【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】
第8話 感想 面倒だからこそ: あにこ便

それでもやはり対話によるほぐし方は流石のブタ野郎
ではある。

『でも本当は怖くてどうすればいいか分からないだとか…
そういうめんどくさい話ならもう聞きたくないぞ』
 @JOTX_DTV
微妙な距離感
2018/11/24 23:51:38
『自分のことなんて、別に嫌いでいいんだよ。僕は…
まっ、こんなもんだろって思いながら生きてる』
「…さすがだね」
理央「普通だとここは“少しずつ自分を好きになって
いけばいい”とか、“双葉にもいいところはいっぱいある”
とか言うべきなんじゃないの?」
『そんな前向きな生き方疲れるだけだろ』
@tianlangxing
そんな前向きな生き方疲れるだけww
2018/11/24 23:52:05
 @sai_ani68
流石だなぁw
2018/11/24 23:52:00
 @Z5oUAwwGMNAyL5q
ブタ野郎だからね
2018/11/24 23:52:10
理央「最低だね、梓川は。だけど…何かホッとする」

【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】
第8話 感想 面倒だからこそ: あにこ便

まあでも花火観るのに浴衣で三人で、っていかにもな
「うぉ、まぶしっ」な光景よりもインパクトとしては
突然受話器が落ちるシーンが印象的なのは8話。
 原作だと主にモノローグだけ。だからこそアニメ版の解釈と
効果の付け方が上手いなと。

直後、がたんと硬いものがぶつかる音がする。
咲太は静かに振り返った。
 目に映ったのは、緑色のありふれた公衆電話。
(中略)
右を見ても左を見ても誰もいない。長い廊下が続いている
だけだ。

鴨志田一『青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない』
(アスキー・メディアワークス電撃文庫,2015.01,913.6/カ)p324

まあこの後は「おでかけシスター」みちみち読んでるので、
書くとすればかえで/花楓編で書くことがあるかなと。
そろそろ機は熟したでしょうし、ここから書きますか。
全部引っくるめて青春は矛盾だらけなんだから青ブタロジカル
ウイッチ双葉編でした。

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