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「関西民鉄派」のおけいはん搭乗記。~黒田一樹と「月刊島民」も偲びつつ。
といふことで、この時点でようやくリベンジを兼ねた
おけいはん搭乗記のとっかかりが出て来ましたので。
そちらのリライトを軸に据えつつ、この回を踏まえた
続きのようではじまりの記でございます。
一番望外でテンションが上がったのは「スルっと
KANSAI3days(全国版,関西地域では売ってない
ことで知られる半年ごとに更新されるフリーきっぷで、
3日連続で関西の民鉄・バスにほぼ乗り放題できる
(ただ近鉄の一部区間や奈良バス、阪堺軌道などでは
使えない制限はアリ))」が使えるようになった2日目
と3日目。
この後はしばらく全国版も廃止されてYOU専用となり、
この御時世で再び日本人でも使えるようになりつつある、
でしたっけ。
昔から京阪電車のイメージソングでこないだ再婚した
三浦理恵子が中之島ゆきなる覆面歌手をやってた頃
「出町柳から」なる曲でも「♪愛の二階建て ダブル
デッカー」と歌われていたように、おけいはんの名物
ダブルデッカーには以前から乗ってみたかったのですが、
淀屋橋で記念のフリーきっぷ(『響け!ユーフォニアム』
デザイン)を買って乗り込むと早速ダブルデッカーに遭遇。
夢のダブルデッカーの上に座って乗れるラッキーが。
翌日のルートも淀屋橋-京橋間をほぼ往復したのですが、
そこでも始発でダブルデッカーに遭遇。2日連続で上の席
に座れてテンション上がったものですが。
まあこれにはちゃんとからくりはあって、それは京阪淀屋橋
駅の構造が特殊なホームの構造をしていたからだ、をキチン
と記しているのがやはり黒田一樹の「すごいぞ!私鉄王国・
関西」(140B(イチヨンマルビー))(2016)なわけで。
かつて特急は淀屋橋駅の1番のりばを通過して、4番のりば
に発着するものと決まっていた。特急が扉を開けて客待ちを
している間に、その手前の1番のりばに普通が縦列駐車で
発着するという、まさに縦に長い淀屋橋駅のフル活用を行って
いた。
まあ中之島線が出来てその運用もズレてはいくのですが、行った
当時(まだプレミアムカーのない時代の)ダブルデッカー特急は
4番線に止まっていたので、フリーきっぷを買った駅事務室から
近い改札口を抜けると真ん前にダブルデッカーには遭遇出来た
わけで。
あんまりにもそれが良かったので(それと京橋駅構内の「アン
スリー」(旧セカンド・ポシェ)の1店でしか置いてない
(焼いてない)京橋名物フランクフルトが美味しかったので)、
翌日のルートも淀屋橋-京橋間をほぼ往復したのですが、そこ
でも始発でダブルデッカーに遭遇。2日連続で上の席に座れて
テンション上がったものですが。
まあ島式ホーム1面で多くの電車を捌くおけいはんの醍醐味は
そこに行かないと味わえない趣があるわけで。
淀屋橋は、島式1面ながら逆L字型の切欠ホームとして、1面
3線とする。さらに片側は縦列駐車にして、4列車を収容できる
ようにした。押してダメなら引いてみなとばかりに、ヨコに展開
できなければタテに展開してしまうあたり、名匠の面目躍如では
ないか。
ちなみに黒田一樹亡き後も掲載されていた「月刊島民」はこの
御時世になるまで発行されていましたが、2021年休刊。ネットでは
PDF形式でバックナンバーも配布されていたりするので、意外に
観てると楽しいですよ、とダイレクトに偲んでもみる、と。
3日目は急拵えのスケジュールで「花神参り」とシャレ込んだの
(主に地下鉄(当時はまだ大阪市営)と近鉄で)ですが、2日目は
そのまま中書島で乗り換えて、行って来ましたわ、黄檗へ。
尤も萬福寺よりも近くのパン屋探しと(そういや駅近くのパン屋
(中路ベーカリー)はソーセージ風のパン(フランクデニッシュ)
はなかったけど、メロンパンは「サンライス」で売ってた。あまり
ちゃんと鞄に入れてなかったから最後はゆりえほいさん状態になって
ましたが)
中路ベーカリーはもう一度普茶料理食べに黄檗寺を訪れた際に再訪
して、フランクデニッシュも入手しました。
ゆりえほいさんについては、彼の方のラジオ方面を聞くか、
もしくは原作マンガないしアニメの「それが声優!」に詳しい、と。
(キーワードは「かばんの中はワンダーランド」でしたっけ)
![](https://assets.st-note.com/img/1664284980266-Nkg2cITYQW.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1664285043527-6t6qv76KcB.jpg?width=1200)
京阪13000系とカーブにさしかかったRのホームが美しい京阪
黄檗(おうばく)駅を愛でつつチューバの加藤葉月等身大パネルを
眺め観るのが目的って感じでしたが。
そのあとはくずはモールでまったりしつつ(さんぜんモールも
ポポンデッタも堪能して)帰ったような。まあでも所定の目的は
果たせました。
まあ「京阪カーブ式会社」のことを語るのであればこの京都宇治線の
カーブの話も欠かせない。特に京阪黄檗駅は駅自体が
見事にカーブしているので、結構な迫力さえ感じられるのだけど。
![](https://assets.st-note.com/img/1664285255313-Vi3xBZ0SUA.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1664285284755-cO4bqtTMTu.jpg?width=1200)
こちとら最も不利なルートを通る、人呼んで「京阪電気鉄道カーブ式
会社」。不利を克服して「選んでもらう」ために、京阪電車がマーケ
ティング的に選んだ道こそ、技術だったのだ。
だから、京阪電車の技術は効率より効果志向との感が強い。わたしは
そこに、「ホレ見い、オモロイやろ」と言わんばかりの、ある種のいち
びり精神さえ感じる。
こうしてようやく「関西民鉄派」としておけいはんに乗れたのは
リベンジを心に秘めてから、9年の歳月が流れからのことでした、と。
今宵は「関西民鉄派」のおけいはん搭乗記に関して、でした。
(まあまた余裕があるなりないなりすればまだおけいはんに際して
書くことがあるかも)
![](https://assets.st-note.com/img/1664285391160-pjURgu0Jt7.jpg?width=1200)