なぜテクニックばかりにこだわるのか?【誰も言えなかった間違いだらけのゲームマーケティング】
こんにちは
ゲームマーケターのトロネコです。
今日はちょっと興味深い「気づき」があったのでこの場を借りて忘備録がわりに書き残しておきたいと思います。
「マーケティングとは何か?」
という話をすると
多くのケースで「テクニック」によって「数字を獲得する話」になりがちです。
・お金とテクニックで新規ユーザーを獲得する(スマホゲームの場合)
・お金とテクニックで店頭予約数(事前登録ユーザー)を獲得する(家庭用/スマホゲームの場合)
といった感じです。
ネットを検索しても、実際にマーケティングの仕事をしている人と話をしても「テクニック」と「数字」が中心になりがちです。
でも、これって「マーケティング」ではないんですね
下記でも書きましたが
マーケティングとは「モノが売れる仕組みつくり」です。
「マーケティングの定義とは?」すぐに答えられますか【一言で簡単に説明してみよう】
「モノが売れる仕組みつくり」とは「テクニック」や「数字とは異なる世界です。むしろ「テクニック」がなくても自然と売れ続けていく状態をつくることがマーケティングの本質です。
でも、一方的にマーケティングやプロモーション担当を責めるのもかわいそうな部分はあります。なぜなら
「このゲーム、面白くないけど、いまからでは変えられないし・・・」
「でもゲームが完成しちゃったから、なんとかして売らなければならない」
「それって本質じゃないってことは十分わかっている」
「でも売るのが我々の仕事なのです」
という感じだからです(ちょっと、ぶっちゃけ過ぎましたねw)
でも、これが現実です。
よってマーケティング、プロモーション担当としてはなんとかして売らなければならない、いや、売らねばならなくなります。
結果、「どうやったらユーザーが取れるか」というテクニックばかりに注意が行ってしまいがちです。
これは、マーケティングの話だけでなくゲーム運営においても同様です。売上目標を達成するためにユーザーを獲得維持するためのテクニックが先行しがちです。
なぜ、テクニックばかりに注意が行ってしまうのでしょうか?
その理由について、トロネコはずっと考えてきました。
答えは非常にシンプルです。
ゲーム本編の面白さに圧倒的な自信がないからです。
ゲーム本編に圧倒的な自信があればそれをシンプルに伝えるだけです。
しかし、ユーザーが期待するものとギャップがあったり
競合他社には勝てないと自己認識すると、それらを解決できないからテクニックに頼って数字を作りに行ってしまいます。だって、テクニックに頼って数字を積み上げるしか他に方法がないからです。
でも、別につまらないゲームを作った開発チームを責めているのではありません。
なぜなら
そもそも開発とかマーケとか区別することに、そもそも意味がないからです。
下記で書いた通り美味しそうに見えて実際に食べたら美味しくて病みつきになるラーメンをゲーム開発、マーケターは一緒に作らなければなりません。
ゲームビジネスはラーメン作りと同じ【見た目も美味しい、食べたら病みつきになるラーメン作りが必要】
なぜなら、それがマーケティングの本質である
「モノが売れる仕組み作り」だからです。
マーケターとしてゲーム本編に踏み込むことができるかが、マーケティングの仕事です。そして、それを取り込みながらゲーム開発をするのがゲームクリエイターの仕事でもあります。
ゲーム事業の場合は、ゲーム本編に踏み込めるかで、8割は勝負が決まります。そして、この8割は、マーケティングの本質である「モノが売れる仕組み作り」そのものなのです。
ちょっと深い、深すぎる話になってしまいました
今日はここまでとしましょう!
マーケティングに関する有益な情報を下記のサイトで毎日発信していますのでお時間がございましたらご覧ください。
ありがとうございました。