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育児ママの食中毒予防まとめ

これからの季節特に気になる食中毒!保育園栄養士がママに知ってほしいポイントをまとめました。

食中毒の原因は何だと思いますか?

ご存知の方も多いと思いますが「細菌」「ウィルス」です。細菌温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、その食物を食べることにより食中毒を引きおこします。ウィルスは低温や乾燥した環境の中で長く生存します。

食中毒の一般的な症状としては熱、嘔吐、腹痛、下痢などが挙げられ、発熱を伴う場合もあります。小さなお子さんの場合、嘔吐、下痢などで水分を失い脱水症状になり重症になる可能性もあるので気をつけたいところです。
食中毒の原因となる菌やウイルスに感染してからの時間は食中毒菌やウイルスによって異なります。短いものでは、すぐに、長いものでは1週間以上経ってから症状があらわれることもあります。

食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント

原則1:つけない!

洗浄、手洗いは必須ですね。
食材を取り扱う前と後に手のひら、手の甲、指、爪、手首まで石鹸を泡立てて洗い、流水で十分に洗い流します。
もちろんキッチン用品にも気をつけます。
まな板の上で肉を切った後、しっかり洗わずに生で食べる野菜を切ってしまうと、肉に付着した菌が野菜についてしまいます。
野菜を切ってから肉を切るまたはお肉とお魚はまな板を分けるなどの工夫をされるといいと思います。
保育園ではお肉とお魚は必ず冷蔵庫でも場所を分けて保存をしています。
お肉とお魚は別の流しで切っています。
家庭では流しが1つしかないのでそれはちょっと難しいかもしれませんね。

原則2:増やさない!!

乾燥と低温管理の徹底ですね。
冷蔵品や冷凍食品はすぐに冷蔵庫冷凍庫に入れましょう。冷蔵庫は10度以下冷凍庫はマイナス15度以下に保ちましょう。
一度冷蔵庫の温度をチェックしてみると良いですね。

原則3:やっつける!!!

加熱と殺菌です。
多くの細菌は75度以上で1分以上加熱することで死滅します。そのため、十分に加熱調理すれば、ほとんどの食中毒は防ぐことができます。食材の中心部までしっかり火を通しましょう。
保育園では75度以上、しかも1分以上中心温度を測ってから食事を提供する決まりがあります。
使用後の調理器具にも注意しています。
細菌には、塩素系漂白剤等に含まれる次亜塩素酸ナトリウムが有効です。ただし食品カスなどが残っていると消毒力は失われますので、調理器具を洗剤などでよく洗った後に使うことが必要です。



ポイント1:新鮮な食材を買う

ポイント2:買い物をする順番に気をつける
食品が長時間常温にさらされないように日用品→野菜などの食品→最後に肉、魚、卵などの生ものや冷凍食品

ポイント3:肉や魚の保存

肉や魚と触れた食品が汚染されないようにするためにビニール袋に入れて保存しましょう。

ポイント4:冷蔵庫の低温管理
冷蔵庫がパンパンだったり、ドアの開け閉めが多いと冷蔵庫の温度が上がります。

ポイント5:食事の前に手を洗う
 食中毒だけでなく、コロナウイルス感染予防からも必要不可欠です。

ポイント6:1度調理した食品も、冷蔵庫で保存
1度加熱したら食中毒の危険がないというわけではありません。カレーで食中毒になった方もいます。
お弁当を持っていかれる方はミニトマトにも注意してくださいね。ミニトマトはヘタと実の間に細菌が繁殖しやすいので、ヘタは必ず取り洗って詰めるようにしましょう。


食中毒予防をテーマに8品つくりおきレシピを今週紹介しています。ぜひ活用ください~。


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