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【コラム】こどもの栄養摂取の話~たんぱく質編~

保育園栄養士のとろみです。

最近保育園でたんぱく質(プロテイン)摂取について相談を受けることが増えてきました。時代ですね~。
そこで今回は、子どものたんぱく質摂取の疑問にお答えしたいと思います。
参考になれば幸いです。


いわゆるプロテイン飲料を飲ませたほうがいいのかお悩みのママさんへ

小さいお子様の場合には、正しい食習慣を身につけること(きちんと咀嚼する、偏食をしない等)や、栄養素のバランスがとれた食事をすることが最も重要で、優先いただきたいとお伝えしています。
個人差はありますが、目安として小学校高学年くらいになり、部活など定期的にスポーツをするようになったら考えてもいいかもしれません。

ママはこどもたちの健やかな成長を心から願い、栄養摂取についてはとても不安を抱えがちです。SNSで流れてくる広告なども、プロテインやら鉄分サプリといったあおる情報が続々と集まってきますから、しごく自然な反応だと思います。


プロテイン摂取の量も問題です。

精製されたたんぱく質を多くとると、腎臓に負担がかかり、健康を害するという話がありますが、現在ではまだ証明されていません。
そのため、年齢や性別に合わせた適量のたんぱく質を摂取することが肝要です。バランスのとれた食事を心がけましょう。



どんな栄養も摂取の基本は食事から

たんぱく質とは?

タンパク質には、動物性タンパク質と植物性タンパク質があります。
魚介、肉、卵などに含まれているのが動物性タンパク質
豆類、小麦などに含まれているのが植物性タンパク質です。
動物性は、植物性には含まれない種類のアミノ酸を持ち、体内への吸収率も植物性よりも高いです。
カロリーに関しては植物性が低めに対して、動物性は脂質が多く含まれていて、全体のカロリーが高めになりやすいです。

食べ物に含まれるたんぱく質は、鶏の卵なら1個(50g)あたり6.1g。豚バラ肉なら100gあたり12.8g。いわしなら100gあたり19.2gのたんぱく質が含まれています。


たんぱく質摂取量の1日の献立イメージ

朝にたまごをひとつ、
昼食に豚バラ肉と野菜の炒め物を食べて、
夕食にいわしの煮付けと生姜焼きなどを食べる。
その結果、1日に必要なたんぱく質をとることができます。

※タンパク質は吸収や貯蔵の点からも、3食と間食などを活用し、1日の中でタンパク質をこまめに摂り、推奨量を満たすことがおすすめです。


間食にも工夫を♡

忙しい日は、おにぎりだけ、ざるそばだけなど、食事を簡単に済ませる日もあります。その場合は、次の食事で補ったり、間食に牛乳を飲んだり、ヨーグルトを食べたりなど、タンパク質を含む食品で補いましょう。



いかがでしたでしょうか?
子どもには少しでも「体にいいもの」を食べてほしい!と思うのは親心。
そして栄養補給はやっぱり食事から。食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを心がけていきましょう。
献立づくりが面倒と感じるときは、ぜひとろみん家レシピを活用くださいませ。

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