保育園栄養士が教える、子どもの食事のお悩み
保育園栄養士のとろみです。
育児の悩みでも、いつも上位に出てくるものの1つが「食の悩み」。
とくに、好き嫌いや、偏食がひどくて困っている、という話は、私もよく相談を受けます。
保育園で子供たちを見ていてびっくりするのですが、特に2歳前くらいのお子さんで、昨日までは食べていたのに突然「緑のもの」を食べくなることがあります。
そんなときは、これも成長のひとつと捉えるといいですよ。保育園でも、「この子も成長して、味がわかるようになったんだね~」とおおらかに構えています。
実をいうと、我が家の中学生の娘も、幼稚園ぐらいまでは野菜をほとんど食べなかったんです。今では良く食べるようになり、「野菜食べれるようになったのはママに感謝だね。」と、娘に言われた時は本当に嬉しかったです(涙)
今日は保育園栄養士として、一人の子育てを経験したママとして、家庭でもできるちょっとした工夫を紹介させていただきます。
子どもが食べるようになるポイント
1.食事の場を楽しい場にする
食事中はイライラと怒ったりせずに「楽しい場所」であるということを心がけています。必ず一緒に「いただきます」と言うと良いですよ。
2.親が先においしそうに食べる
親が楽しく美味しそうな姿を見せると、子供も興味を持って食べることがあります。
3.食事を食べることについてメリットなどを話す
娘は小さい頃は「かわいい」という言葉に敏感だったので、「これを食べると可愛くなれるね~」などと声掛けしていました。運動するお子さんの場合は、「これを食べることで足が速くなるよ」という声掛けが効果的かもしれませんね。
4.食べられたら褒める
我が家では下の子の食が進まないとき、上のお姉ちゃんと一緒にパーティーなの?と思うくらい、大げさに手を叩きながら褒めていました。
5.調理方法を工夫する
同じピーマンでも調理方法によってお子さんの食べ方は変わります。炒めでは食べなかったのに、茹でると食べたりもします。炒め料理がダメな場合は蒸す、焼く、茹でるなどちょっとした工夫をすると食べることもあります。
6.買い物や調理を手伝ってもらう
一緒に買い物に行くなどして、野菜を買うところを見せたり、食材を見せると子供が興味を示すことが多いです。特に一緒に調理をすると〇〇ちゃんが作ってくれたからとってもおいしいね。など話すと自分から食べるかもしれません。
7.食事はお腹が空いている時間に
食べれなくて困って〜とおっしゃるお母さんの話をよく聞くと、食事の前にお子さんはお菓子を食べていたりなどお腹が空いていないことも多いです。
空腹は最高のスパイスと言われる位、空腹だと美味しく感じます。
共通するのはお子さんが食事の時間を「楽しい!」と思えること。
お子さんがなかなか成長していないように見えても、ちゃーーんと成長しているので、日々の小さい成長をお子さんと喜んであげてくださいね。
みなさんも困っていることや、工夫していることがあればコメントくださいね♪
さて、毎週木曜日は、子育てや健康に関するコラムとホットクックで作る一週間の献立を配信しています。献立がマンネリしがち・・・という方のヒントになると嬉しいです。
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