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【コラム】親子で夏準備~夏バテ予防のおすすめ栄養素~

保育園栄養士のとろみです。

梅雨明け間近かのようです。梅雨が明けると同時に、、猛暑が始まります。暑い日が続くと、気になるのが夏バテ。
そこで今回は、親子で夏バテ予防できるように、おすすめの栄養素をご紹介します。
参考になれば幸いです。


夏バテの原因

だるさや食欲不振、疲れやすさなど、夏の暑さによる体調不良を総称した夏バテ。
夏バテの原因は、4つに分けられます。

暑さによる食欲減退

暑さで食欲がなくなり、消化も低下します。

暑さによる睡眠不足

寝苦しい夜が続くと、十分に眠れず、疲労を回復できなかったり、体力を消耗したりします。

温度差による自律神経の乱れ

外は暑く部屋は冷房。この温度差をくり返し行き来することと、体温調節を行う自律神経が乱れていきます。

発汗による水分・ミネラルの不足

汗をかくことで体内の水分・ミネラル(ナトリウム、カリウムなど)を失うと、脱水状態になり、体の中に熱がこもりやすくなります。

特に子どもは暑くても元気いっぱいに思えますが、じつは大人よりも夏バテになりやすいのです。その大きな原因は、体内の水分の割合です。大人は体重の55~60%が水分ですが、幼児は65~70%と、大人よりも水分の割合が大きいため、汗などで水分が失われると脱水状態になりやすく、夏バテへとつながってしまいます。


夏バテしないためにはバランスよく栄養を摂る、水分を摂ることが大切です。


何はともあれ水分

大量の発汗により、夏は水分やミネラル、特に電解質ミネラルのナトリウムとカリウムを喪失してしまいます。脱水傾向に陥ると血液量が減少し、必要な栄養素が体内に行き渡りにくくなりますので、まずは水分補給です。

栄養素はタンパク質、ビタミン、ミネラル、アリシンの摂取がおすすめ


タンパク質

タンパク質が不足気味になると、内臓の働きが衰えることで、夏バテになります。


ビタミンB1

糖質を燃焼してエネルギーにするために必要な栄養素です。疲労回復に効果的であり、胃腸の働きも促し、食欲増進します。
食品例:豚肉、うなぎ、レバー、ごま、肉類、魚介類、卵、乳製品など

ビタミン&ミネラル

ビタミンCは疲労を起こす原因の1つとされている活性酸素を抑える抗酸化作用があります。
ミネラルは体内で合成できないので、食物から摂る必要があります。発汗で失われやすいので、夏は特に摂取することを心がける必要があります。
食品例:夏野菜、緑黄色野菜、枝豆、レバーなど


クエン酸

クエン酸は疲労回復を疲労物質を体の外に出す役割を持っています。
食品例:梅干し、柑橘系の果物など、酢など


アリシン

アリシンは、ビタミンB1を始めとしたビタミンB群の吸収をサポートする働きを持つ栄養素です。
食品例:ニンニク、ネギなど


いかがでしたでしょうか?
夏バテに負けず、家族全員で元気に楽しく過ごせますように。

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