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緑色の青信号。

「赤は止まれ、ストップやで。青になったら渡っていいねん。」

「ちゃうで、緑やで。」


先日、4歳の息子とこんなやりとりをした。
何気ないやりとりだけれど、ボクには既視感があった。


ボクが息子くらいの年齢のとき
もっと言うと小学校にあがるくらいの記憶でも
同じ疑問を持っていた。

「なんで緑やのに青信号って言うんやろう?」

その答えを持たぬまま37年もダラダラと生きてしまっていた。
当時は周りの大人に聞いたのかもしれない。
でも、今になって4歳の息子に何も答えられないボクは
きっと答えにはたどり着かないまま
【緑色の青信号】を受け入れてしまっていたのだろう。


37歳のボクは【緑色の青信号】を
インターネットを使って調べる事が出来る

それもすぐに。


調べてみたものの
4歳の息子を納得させるには

いささか理由が弱い気がした。
だって、ボクもそれほど納得できていないのだから。


嘘を教えるわけにはいかない。
曖昧にもしちゃいけない。


正直に答える。


「父ちゃんもそう思う。」

「調べたけどわからんかった。キミが大きくなったら、いっぱい勉強して父ちゃんに教えてな。」


これでいこう。


早く休みにならないかな。
子どもと
どこにでもある信号を見に行こう。


バイバイまたね。

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