【生きづらい→生きやすい】境界知能の生き方を解説します!

「境界知能と診断されて、今後生き方について悩んでいる。。。これから楽しく人生を生きたいけど一体どうやって生きればいいんだろう。人並みに生きたいけど、方法がわかりません。具体的な方法を教えてください。」

こういった疑問に答えます。

本記事のテーマ

【生きづらい→生きやすい】境界知能の生き方を解説します!

境界知能の生き方

  • ①コグトレで早期にトレーニングする

  • ②自己分析をする

  • ③自分のペースを守って無理をしない

  • ④自分の特徴を周囲に伝える

  • ⑤今を生きる

記事の信頼性

記事を書いている私は、境界知能YouTuberとして発信活動を2年続けています。AbemaPrimeに出演経験あり。2021年12月に電子書籍『境界知能と生きる:IQ84の私が見つけた疲れない生き方』を出版しました。

読者さんへの前置きメッセージ

本記事では「境界知能でも健常者(平均IQ)の人と同じように生きたい」という方に向けて書いています。

この記事を読む事で、「境界知能を受け入れて自分なりに楽に生きれるようになる」ことができるようになると思います。

28年間生きづらさを抱えてきた私が、境界知能だとわかった瞬間心がホッとしました。境界知能を受け入れる事で人生が好転した私が、境界知能は悪者ではないことをお伝えしたく本記事を書きます。

早速見ていきましょう。

①コグトレで早期にトレーニングする

主に小学校が対象のコグトレという、認知機能を改善するためのトレーニングがあります。

身体面、社会面、学習面の3方向からアプローチするプログラムです。

このトレーニングは、宮口幸治らが開発したもので、認知症患者などにも効果があるとされています。

境界知能とわかるのが早ければ早いほど対処しやすくなります。

私は28年間教会知能と知らずに過ごしてきたことによって、かなり生きづらい思いをしてきました。

正直幼い頃に分かっていれば今の生きづらさはだいぶ改善されていたのではないかと思います。

早期にみつかった方はぜひ、コグトレを生活の一部に組み入れてみて下さい。

②自己分析をする

自己分析はとにかく重要度が高いと思っています。なぜなら、自己分析ができていない状態だと、周りの状況や環境に流されてしまうことになり、いつまで経っても自分にとっての幸せな生き方に辿りつけないからです。

ではどのように自己分析をして言ったらいいのかといえば、ツールやコンテンツを使うことが手っ取り早いでしょう。

私は、八木仁平さんの作った自己理解プログラムを受け自己理解を深めました。さらに、ストレングスファインダーというツールを使い、自分の強みを分析したのです。

また、キャリアコンサルタントに相談するのもおすすめ。キャリアコンサルタントとは国家資格で、その名の通りキャリアの相談をしてくれる専門家です。

一度受けてみたことがあるのですが、自己肯定感が高まりましたし、今後自分がどういう道を辿れば幸せなのかもわかりました。具体的にはココナラというサービスでお願いしました。3時間という長丁場でしたが、終始居心地がよかったです。

境界知能を持っていると、もしかしたら全ての面で劣っていると感じる方もいるかもしれません。

しかし、人間は得意不得意、好き嫌いなどさまざまです。とくに自分が無意識に行動していることにヒントが隠れていることが多いことがあります。

無意識を自覚することは難しいため、カリキュラムやツールを使うわけです。

自分が分かれば、他人に合わせる必要がなくなり自信がつきます。

私自身、自己分析が出来ていなかった頃は生きづらさが半端なかったのですが、自己理解を深めてから生きづらさは薄まりました。

自己理解は一朝一夕にはいきません。しかし、一生使えるものなので時間とお金をある程度投資しても行う価値があると思います。

③自分のペースを守って無理をしない

境界知能の方にとって自分のペースを守ることは死活問題だと考えています。なぜなら、他人に合わせることでパニックになる可能性が高いから。

私自身、他人に合わせまくる性格だったのですがそうすると自分のキャパシティがオーバーしていまい、頭が真っ白になることが多かったんですよね。

例えば事務員の頃は、周りの女性社員はタスクの切り替えが上手い方ばかりでした。

対して私はタスクの切り替えが下手くそで、一つの事しか出来ず集中してしまうのです。例えば来客があった時には、女性社員の一人がすぐに気づくものの、私は数秒遅れてやっと気づくといったことが日常茶飯事でした。

周りからは、要領の悪いやつと思われていたに違いありません。しかし、どうすることもできませんでした。

ただ1人で黙々とできる仕事に移ってからは、周りのペースに流されることが減りました。

人にはそれぞれペースがあります。人のペースに合わせるのではなく、自分のペースで歩むことがとても大切です。自分の感覚や感情、思考を大事にしましょう。

また境界知能の方は健常者よりも数倍疲れやすいと思います。なぜなら、意識的に行わなくてはならないことが多すぎるからです。

だからこそストレスを軽減するために、マイペースで作業することは必須なのです。

今は人生100年時代と呼ばれています。100年全速力で走ることは無理です。ゆっくりでも100年を完走することに目標を掲げてみてはいかがでしょうか。

④自分の特徴を周囲に伝える

自分の特徴を把握したら、特徴を周囲に伝えることが必須です。

身体に障害を抱えている人であれば、一目見ればわかることが多いですよね。しかし、境界知能は周囲から見てもどこに困っているのかわかりづらいです。

例えば、境界知能の特徴である認知力の低さというのも人によって程度の差がありますし、健常者でも認知力の低さで困っている人がいます。

そのため、基準がわかりづらく自分でも認識が難しいのです。周りの人は尚のこと。だからこそ周囲の人にはわかりやすく伝える必要があるのです。

自分の特徴を伝えるためには、自分自身を知っている必要があります。だからこそ先にあげた自己理解を行なっておく必要があります。

周囲の方を困らせないためにも、自分自身を守るためにも自己分析をしっかりと行い、周囲へ特徴を伝えましょう。

⑤今を生きる

人はほとんどの時間を今に生きていません。境界知能の方は前頭葉の働きが弱いため、とくに未来や過去に思考が向きがちです。

今を生きるとは、目の前のことに集中してそれ以外のことは考えないこと。

といっても難しいと思います。なぜなら人は考えないようにすればするほど考えてしまう生き物だからです。

ではどうしたらいいのか。それは、「考えてもいい」と許可を出すこと。考えてしまうんだから仕方がないと、ある意味開き直りましょう。

不安や悩みは紙に書きなぐることでかなり治まります。なぜなら脳が一度に処理できることがらは4つから7つ程度と言われているからです。

外に吐き出すことで、脳内のキャパシティが広がり未来や過去のことを考えにくくなります。

私は、最近マインドフルネス瞑想を始めました。iPhoneでMeditopiaというアプリがあるのですが、さまざまなシーンで活用できる瞑想が備わっていておすすめです。

境界知能の方は、注意制御機能が弱いと言われています。注意制御機能とは、物事に集中するときに使われる機能のことです。この機能は瞑想によって鍛えられると言われています。

1日20〜25分の瞑想を約2ヶ月続けると脳の構造に変化が起きるという科学的な研究結果もあるので、ぜひ試してもいいかもしれません。


まとめ:境界知能の生き方はコツがある

ここまで、境界知能の生き方について解説しました。境界知能で生まれたことに不満や不安がある方も多いでしょう。

しかし、与えられたものを変えることは不可能ですし、莫大なエネルギーを必要とするため無駄に疲れます。

ならば境界知能を受け入れた生き方にシフトしていった方が得策です。

ぜひ今回お伝えした5つの生き方を、取り入れやすいものから取り入れてみてください。


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