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腰を回せで腰は回らない

こんにちは

body make studio BASE 代表の高鳥です




今回は久しぶりに解剖学にまつわるお話をしようかなと


なので今回は


【腰を回せで腰は回らない】


のお話をひとつ





私は現在、趣味としてゴルフをしておりまして

もう始めて1年くらい経ったかな



昔、野球をやっていたとはいえ

バットより長いものを振るスポーツなんて初めてだったんです


で、

スイングとか分からないことだらけなのでレッスンプロに教わるじゃないですか


腰いてぇ…




フォームとかルールとかマネジメントとか

その辺は圧倒的にレッスンプロに教わった方が早いわけですが



体の構造や動きは私の方が詳しいと自負しているので

自分でフォームを研究することで体の痛みは皆無です




しかし
こういう回旋系スポーツは


【腰を回せ!】


っていうのが昔からの定説で


野球もそうですが

何かしらスポーツされてきた方は

腰を回せ!って言葉を聞いたことあるのではないでしょうか





ここで解剖学的知見で解説を…


腰って回らないんですよ

というのも


腰を回す=背骨を軸に捻る

ってゆうことじゃないですか



背骨って首から腰まで24個の骨が連結して成り立っています
※今回は仙骨尾骨は除きます





それぞれ

頸椎=7個
胸椎=12個
腰椎=5個



でね

2枚目の写真を見ると

それぞれの椎体グループで形が違うじゃないですか

ということは

それぞれ動きに得意、不得意があるんです




頸椎は
屈曲、伸展(前後に曲げる、反らせる)
側屈(左右に倒す)
回旋(左右を向く)

ほとんどの動きが得意
※何番なのかで変わります

胸椎は
屈曲、伸展、側屈、回旋

全て同じくらい動くが
中でも回旋の動きが得意
※何番なのかで変わります


腰椎は
屈曲、伸展、側屈

屈曲=前屈のように腰を丸くすることが得意だが
回旋が一番苦手




あえて腰椎の回旋が苦手という部分を強調したのですが


これが解剖学的視点での


「腰は回らない」


という意味なんですね




一般的に言われている腰を回すは体を捻る

ということを表現しているかと思うのですが



先ほどの解説にもあったように、

実際に捻っているのは腰ではなく


胸椎にあたります



このことを無視して

いや、知らずして

「腰を回せ!」なんて言う運動指導者は


骨の形状、関節可動域を無視した体をぶっ壊す指導をしていると同義ですよね


なんと恐ろしい…




まあ実際スポーツ現場などでは

体の動きをイメージして腰を回すなんて表現をしているかと思います



しかし大事なのは、関節可動域などを理解し

可動域向上に向けたストレッチ指導などができることが重要になるわけです




今回の話で例えるなら

腰椎は回旋可動域がそもそも少ない関節なのだから

胸椎の回旋可動域が狭くならないようストレッチ指導や徹底が必要


とゆうね




ゴルフといい野球といい

回旋系スポーツにおいては腰痛症状を訴える人が圧倒的に多いです

それはやはり酷使するからなのですが


では痛めないために、どのように指導するか

どのようにケアするか



この辺りは指導者には必須として欲しい知識ですよね

プロ感覚や経験値感覚に頼るのではなく

指導者としての知識を深めて欲しいです





なんか今回も長々と偉そうなことを言っておりますが

なぜこの記事を書こうかと思ったかと言うと



冒頭にも触れましたが

私が大人になってからゴルフを始めたように


ゴルフって大人から始める人が圧倒的に多いスポーツなんです
事実ゴルフ人口はアメリカに次いで世界2位


体が小さいうちは筋肉量も少なく柔軟性に長けているので

無茶をしなければ腰を痛めることなんてないのですが

幼少期より大人になるにつれて筋肉もついてきて

運動量も減り体が凝り固まるので


大人からのスポーツはケガしやすいんです



大人からゴルフを始めた人たちは

みなさん口を揃えて言います


【腰が痛い】って




何が言いたいかというと


適切で的確な指導と

運動及びケアって大事ってこと




本日はこの辺で

おつかれさまでした





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