【近鉄バス】電気バス登場!茨木線阪大系統24番の旅
大阪府では大阪万博に関連して各事業者さまで電気バスの導入が広がっています。2023年3月27日からは吹田市内の近鉄バスさまと阪急バスさまでも電気バスの運行が始まりました。このうち、近鉄バスさまの電気バスに乗ってきましたのでご紹介します。
どこか昭和な雰囲気の残る阪急茨木市駅の西口。このバスターミナルからは阪急バスさま・近鉄バスさま・京阪バスさまの3社のバスが発着しています。
茨木市駅へ来た目的は近鉄バスさまの電気バスです。訪れた土休日は阪急茨木市駅~阪大本部前間とJR茨木駅~エキスポシティ前間の運行とのことですが、エキスポシティ系統の方が可能性が高いと思い、JR茨木駅まで歩くつもりでいました。すると、ちょうど緑色のバスがやって来ました。
阪急茨木市駅に到着した近鉄バスさまの電気バスは24番阪大本部前行きとして乗り場に着車しました。
発車時刻まで車内外を拝見します。車体は同じ日に乗った阪神バスさまの電気バスと同じ車両は中国・比亜迪股份有限公司(BYD)製10.5m大型バスのK8で、近鉄バスさまの高速バスに似た緑色の爽やかなカラーリングです。補助金の関係か、側面や後部には大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」の描かれたステッカーが貼られています。方向幕は白色LEDでした。
車内にはやはりクッションが固いタイプの座席が並んでいます。座席横には充電用のUSBポートがありました。私のiPhoneはかなりへたっているので、充電設備があるのは助かります。前タイヤハウスの上には配布用のティッシュが備え付けられていました。
山陽バスと同じメロディの発車時刻予告チャイムが流れて、電気バスは阪急茨木市駅を発車しました。電気バスらしい滑らかな走り出しです。
ターミナルを出てほどなく、茨木神社の前を通過しました。阪急茨木市駅とJR茨木駅の間の府道139号線は茨木市の中心街を走るせいか交通量が多く、信号も多いためなかなかスピードが出ません。
JR茨木駅の手前の駅前通り停留所には近鉄バスさま、阪急バスさま、京阪バスさまの3社の標柱が並んでいました。
電気バスの車内の運賃表示ディスプレイに表示される停留所案内は何となくOBCビジョン風です。カラーリングが近鉄バスさまの一般乗合バスの車体デザイン風の色目になっているんですね
JR茨木駅ではたくさんの乗車がありました。JR茨木駅からは府道129号線エキスポロードに入ります。ようやくスピードが出てきて、電気バスの滑らかで力強い走りを楽しむことができました。木々の向こうに太陽の塔の横顔が見えました。
JR茨木駅で乗った方の多くは日本庭園前停留所で下車し、車内が落ち着いた電気バスは万博記念公園を時計周りに3/4周します。万博記念公園駅の北側では一瞬、中国自動車道に並行する大阪中央環状線を走り、まるで高速道路を走るような気分を味わうことができました。
大阪モノレール彩都線阪大病院前駅前を過ぎて料金所のようなゲートを通り、大阪大学吹田キャンパスの構内へ入ります。電気バスは緑豊かなキャンパスの中を静かに進んでいきます。
阪急茨木市駅から20分ほどで電気バスは終点の阪大本部前停留所に到着しました。緑色の爽やかなカラーリングが新緑と調和しています。
電気バスは阪大本部前から折り返し阪急茨木市駅行きとなります。折り返し待ちの間に撮影させていただきました。緑豊かな大学キャンパスの中に佇む電気バスの姿はとても良いですね…。
大阪大学吹田キャンパスの構内で電気バスの走行風景を撮影してみました。まるで緑のトンネルのような並木道を緑色の電気バスが行きます。
近鉄バスさまの電気バスは茨木線だけでなく、大阪市や東大阪市でも運行中です。特に東大阪市の路線には同じBYD製バスでも小型のJ8タイプが導入されています。こちらにも乗ってみたいですね。
(参考)
「市内で電気バスの運行を開始しました!!」(吹田市WEBサイト 2023年3月29日)
https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/sangyo/kankyos/menu/tikyuondanka/60614.html
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