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少女ではなくなっていくこと(日記5)

自分の中の少女性がだんだん無くなっていくことは怖い。アルバイトが終わった後、毎回足が疲弊して動けなくなるし、掻きむしった太ももの傷が肌色に戻るのも遅くなってきている。
今日は旅先で怪我した足を診てもらいにいったけど、簡潔に言ってしまえばもう治らないよとのことで、身体の治癒力がおいぼれになってきていることが目に見えてしまった。
心の中の少女性が完全に消えてしまわないように。それが腐ったとき私は死んで、もう「○○歳までに死ぬ気がする」とか「数年後の私が思い描けない」とか言わなくなって、そんな過去の自分を自分で嘲笑する意地汚い落ち着きを持ったおばちゃんになるんだと思う。それもまた1つの魅力だけど、完全に失ってしまいたくないと思うし、そんな弱さとか儚さを信じている少女としての私を殺したくはないと思う。