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気が向かないなら買わない、節約に効果絶大な「買ったもの記録」

12月の途中から、買ったものは写真に撮り、noteで記録を残すようにした。

写真に撮る基準は、「消えモノ(=一年以内に確実に消費してなくなるとわかっているもの)以外すべて」。

たとえば、ハンドクリームやコスメなども長い目で見れば消えモノなんだろうけど、一年以内に使いきるかはわからないので、買ったら記録する。
普段買っていて、定期的に使いきっているもの(トイレットペーパーやラップなどの日用品、食料品など)は記録しない。

あ、でも新製品を試すときは記録しておいたほうがいいかも。シャンプーとか、歯磨き粉とか、もしかしたら途中でいやになって買い替えるかもしれないし。


記録を始めて思ったのは、「これ、レコーディングダイエットだ!」ということ。

レコーディングダイエットとは、以前流行った、食事の内容をただ記録するだけのダイエット法。

記録することで食べ過ぎない習慣がつくというもので、習慣化が下手な自分は何度も挑戦して挫折していたのだけど、その効果をまさか節約において実感することになるとは。


買い物帰りや通販の箱が届いたタイミング、買い物のテンションのピークとなるタイミングで、必ず写真を撮るというのがミソ。

「わーー買っちゃった!」とか「届いたーー(開封)おお、結構いい感じ!」などと気持ちが盛り上がった後で、さ、記録記録……と冷静になり、スマホのシャッターを切る時間。

その後、noteで買った理由やどこで買ったかを記録していると、買い物の高揚感よりも「必要性」のほうが印象に残っていく


するとどうなるかというと、ネットショッピングをひやかしたり100均をうろついたりしているときに、「待てよ、これ記録するんだよな」「記録するほど買う必要あるか……?」と立ち止まるきっかけになるのだ。


たとえば必要に迫られて「今日は新しいインナーを買うぞ!」と買い物に行っても、いざお店に入ったらなぜか気分が乗らない、選ぶのがしんどい、そそられない……ということもある。

そういうとき、今までなら無理に自分を奮い立たせて「買うって決めてきたんだから買うんだ!」と購入していたのが、「記録する」というハードルが増えることで「別に今日買わなくてもいいか……」と諦められるようになった。

不思議なもので、必要な買い物だったはずでも、買わないなら買わないで案外なんとかなるのだ。
後日もっと安くていい製品を買える機会に恵まれたり、誰かから貰えたり、買う必要に迫られた理由自体がなくなったり。


気分が乗らないなら買わない」というのは節約にかなり有効で、どうしても買い替えが必要な日用品でも、結構ギリギリまでなんとかなってしまうことがわかる。(むしろ、ギリギリまでなんとかする経験を積むほうがいいんじゃない?と、数年前のトイレットペーパー騒動を思い返して考える)

ハンドソープがなかったらボディーソープで手を洗ったり、ティッシュ代わりにトイレットペーパーを使ったり、スポンジの代わりにビニールパッケージで洗い物をしたり……。

「そういうギリギリな暮らしはイヤ!」という人はマメに日用品を買えばいいと思うのだけど、私は日用品を買うことがかなりストレスなので「買わずに済ませる」ほうがずっといい。


また、noteで買ったもの記録を更新するたび、「あれ、こんなに買い物してたっけ?」「この短期間で、これだけの数のモノが家の中に増えたということ?」「いや、100均行き過ぎじゃない……?」などと理性がささやきかけてくる。


記録自体は楽しい。こんなもの買ったよ、こういうところがいいと思って選んだよ、と家族や友人に自慢&報告するような気持ちで投稿している。

しかしながら、記録することで物欲にはしっかりブレーキがかかるようになった。


あと、「こんなものいつ買ったっけ?」と捨て活のときに思わないように、という意味も込めている。
買ったのに存在を忘れて、買った事実すら忘れるなんて、買われたモノが哀れだから……。

試しに「(タダで)貰ったもの」も記録してみているけど、これもなかなか有効かもしれない。
捨て活しながら「こんなものあったけ?あ、貰いものか……」と雑に振り返って雑に捨てるより、「記録するほど貰って嬉しいものだったから、使うぞ!」あるいは「記録したいほどの熱量は持てないから、潔く捨てる(or 誰かに譲る)か……」と貰うたびに考える癖をつけたほうが私の場合は良さそう。

もちろん、貰ったことへの後ろめたさが薄れるまで仕舞い込んで忘れておくという手もあるのだけど、私はどうせなら使ってくれる人に譲ったり、早めに処分してしまったほうが気が楽だなと思うので。


ちなみに私は消えモノは記録しないことにしているけれど(大変すぎるから)、日用品の購入の際も記録するようにしたら、めちゃくちゃ節約になると思う。

ドラッグストアや100均、スーパーでついたくさん買いすぎてしまうという人や、ストックがないと不安になりがちという人は、一度記録してみると無駄買いに気づくきっかけになるかもしれない。

トイレットペーパーなどの消耗品がどれくらいのペースでなくなっているかがわかれば、使いすぎやストックしすぎの指標にもなるかもしれない。


という、「買ったもの記録」がおすすめですよという話でした。

2024年も引き続き記録していくぞ。


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