見出し画像

結婚は誰でもできる!わけじゃない

子供の頃の夢・・・素敵なお嫁さん。そんな可愛らしい夢を持っていた方は少なくないでしょう。私も小さい頃はかっこいい旦那さんと結婚して幸せな家庭を築きたい。いや、普通に生きていれば、その夢はいつか自動的に実現できるものだと思っていました。


けれど、現実はそう簡単なものじゃない

晩婚化といわれる昨今、そもそも結婚願望すらない方が多いこの時代に、もはや結婚というものは誰もができる時代ではなくなってしまいました。

この記事では、私自身と周囲の友人たちの体験をもとに、結婚までの最適な道のりに関する個人的な考察を紹介していきます。

結婚観は学生時代に形成される

スクールカーストという言葉をご存じだろうか。教室という狭い箱の中で自然に発生する身分制度です。もっと簡単に言うと、生徒間での人気の度合いを示す言葉。私が学生の頃は、このスクールカーストという言葉はあまり世間に浸透しておらず、ただ地味な子は下、派手な子は上といった具合に、暗黙の了解的な権力構造が出来上がっていました。

恋愛ごとにおいてもこのスクールカーストは如実に表れており、カースト上位者は異性にモテて、下位者は非モテの道をゆく。そんな悲しい現実が、学校という小さなコミュニティで理不尽に成立してしまっている。

この記事を見ている方々も、少しは頭をよぎったことがあるのではないでしょうか。

あの娘、あんまり可愛くないのに派手で明るいから彼氏途切れないよな。あいつ、そんなにイケメンじゃないのに陽気でチャラチャラしてるから彼女途切れないよな。

学生時代、とりわけ中学高校は、年収や肩書が全員横並びで無関係な代わりに、スクールカーストが上か下かでモテるモテないが決まってしまいます。たとえ顔がそこまで整っていなくても、成績があまりよくなくても、陽気でアクティブでイケてる友達が多ければ、なんとなくかっこよく見えてしまう、かわいく思えてしまう。それが現実として横たわっているのです。

もちろん、顔もよく成績もよい元カースト上位者は、大人になっても問題なく異性から好かれることでしょう。そういった人種は、おそらくカーストなど関係なくモテるほどのスペックを持っているから。しかしながら、上記で挙げた容姿は普通、成績も良くはなくただ友達が多いタイプは、成長し社会に出るとどうも婚期を逃して頭を抱えている人が多いように思えるのです。

学生時代はカースト上位者という強い肩書があったが、社会人になればスクールカーストなど何の役にも立たない。このタイプの人たちは、学生時代にモテていた経験があるため、恋愛においての実力を高く見積もりがちな傾向があります。それゆえに理想も高く、自分ならこの程度のスペックを持った相手も余裕で狙えるはず!と意気揚々と挑み、競争相手である本当に高いスペックを持ったライバルに競り負けてゆく。そんな光景を何度か見たことがあります。

学生の頃のように、気に入らないからという理由で安易に振っても、きっとまたすぐに次の相手ができる。過去の経験から生まれる自信とは恐ろしいもので、現在の自分の目を曇らせてしまうことも多いのです。今はもう立派な大人。カーストが高ければモテていた学生時代とは違うのです。年収や顔、スタイルや家柄、そして学歴。相手を品定めするために必要なタグは年々不えていき、周囲の人々の好みのタイプも、「明るくてかっこいい人」から「年収が高くて優しい人」に移り変わります。大人になり周囲の価値観が変わっていく中で、いつまでも学生時代の感覚を忘れられない人は、いつまでも取り残されていく運命にあるのかもしれません。

一方、学生の頃に地味で目立たない部類だった人たちは、大人になると二つのパターンに分かれます。

一つは、学生時代全くモテなかったトラウマを抱え、異性に対して過剰な防衛本能を働かせるタイプ。このタイプは、結婚することになった同僚や後輩に対し、結婚とはいかに愚かな行為かということを嬉々として語ったり、ネット掲示板で異性を叩いたり、とにかく異性を目の敵にすることが多くなってしまいがちです。本人も望んではいないことなのでしょうが、このタイプはよほどのことがない限り学生時代と同じように、恋愛事とは縁遠くなってしまうことでしょう。

もう一つは、学生時代にモテなかった自分の実力を知り、身の丈に合った相手を探すタイプです。この記事を書いている私自身は、おそらくこのタイプに当てはまります。

学生時代は地味で全くと言っていいほどモテなかった私は、自分に高スペックな彼氏がホイホイできるとは全く考えていませんでした。かといって、モテない自分でこのまま妥協するのは嫌だったので、それなりに異性に好かれるため色々と勉強をしました。今まで全く興味がなかったファッションのこと、流行のこと、性のこと。今まで選ばれない側だった私が、選ばれる側になるにはどうしたらいいのか。そんなことばかり考えていたと思います。

20代半ばになった現在、周囲の友人たちは次々結婚し、既婚と未婚の割合がちょうど半々くらいになりつつあります。面白いことに、私の目から見て結婚している友人は学生時代にあまりモテていなかった人が多く、逆に結婚していない人は学生時代に遊んでいた人が多い傾向にあります。

もちろん、望んで結婚していない人もいますが、日頃から「彼氏ほしい!」「結婚したい!」と叫んでいる人ほど、昔は相当遊んでいて、今も昔も相手をとっかえひっかえしている状況です。

これは私の友人たちが特殊なだけでしょうか?それとも、世間的にもこの傾向は頷けるものなのでしょうか。それは私にはわかりません。しかし、私の勝手な独断と偏見による解釈によれば、学生時代に遊んでいたカースト上位者ほど、かつての価値観を引きずり結婚出来ずにいる、という答えが出ます。この記事を見ている皆さんの周りではどうでしょうか?共感していただける状況ですか?それとも全く共感できない状況ですか?

大切にすべきは19歳~24歳の間

女性の年齢をクリスマスケーキにたとえた話はご存じだろうか?クリスマスケーキの需要は25日に近づくにつれ高まってゆくが、25日を過ぎれば途端に値下がりしてゆくというもの。女性の権利について気を遣わなければならない昨今、随分と時代遅れな例え話であることは言うまでもありません。私もこの話を初めて聞いたときは、なんて失礼な話だろうかと首を傾げたものですが、20代半ばに差し掛かった今、その言葉の意味がよくわかるようになりました。

全員そうとは言えないものの、世の男性たちがより若い女性を求めていることは事実。JKリフレなど、女子高生産業が未だになくならないのがその証拠。もちろん、年齢ではなく中身で女性を見る男性も多くいますが、「若さ」が女性にとってのステータスの一つとなっていることは間違いありません。

では、一番女性としての需要が高まるのは何歳の時なのでしょうか。個人的には、19歳~24歳だと思っています。高校を卒業し、大人として様々な権利を得ることができる19歳から、20代の折り返し直前となる24歳まで。これが、私の思う女性の黄金期です。

厚生労働省のデータによれば、現在の女性の平均初婚年齢は29.4歳(平成30年)。【平成 30 年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況】多くの女性が30歳までに結婚していることになります。また、ブライダル総研のデータによれば、20代~40代の女性に何歳までに結婚したいかというアンケートを取った結果、27.8歳という結果が出ています。【恋愛・婚活・結婚調査2015(リクルートブライダル総研 調べ)

つまり、理想は28歳までに結婚したいが、実際は30歳までに結婚した方が多いということになりますね。あくまで平均なので、このデータがすべてではありませんが。

上記のデータに、マイナビウーマン調べの出会いから交際に至るまでの期間1年以上と、ゼクシィ調べの結婚するまでの平均交際期間3年を加え、出会いから結婚までのモデルケースを作ってみましょう。【マイナビウーマン【専門家が回答】付き合うまでの期間って重要?】【ゼクシィ:タイミングが分からない!交際開始からプロポーズするまでの期間

28歳までに結婚したいと思っている女性の場合、

《結婚年齢28歳》-《交際期間平均3年》-《交際するまでの平均期間1年》=24歳

この各データを参考にして、平均通りの恋愛をするのであれば、28歳で結婚したい場合24歳までには出会っておく必要がありそうです。そう考えると、女性をクリスマスケーキにたとえたあの話も、現実味を帯びてくると思いませんか?

女子高生という守られたタグが外れ、進学や社会人デビューをする19歳から、結婚相手と出会っておくべき期間の締め切りともいえる24歳までを大切に過ごさなければなりません。今、この記事を見ている24歳以下の結婚願望がある女性の皆さん、今あなたの隣にいる方と結婚できますか?難しいようなら、急いで別の相手を探すことをお勧めします。出会いの締め切り期間が終了する前に。

あれもこれもは絶対NG!結婚相手の条件はたった1つに絞るべし

年収1000万以上で、上場企業勤務で、イケメンで高身長高学歴で、マザコンじゃない優しくてセンスのいい人と結婚したい!

理想を語るのは自由ですが、これを結婚相手の絶対条件として挙げてしまっているのなら、その女性の婚期はかなり遅れることでしょう。何事においても、条件を狭めれば該当するものは少なくなるもの。

例えば、あなたが都内の2LDKマンションに引っ越ししたいと考えているとして、物件情報サイトで「東京都の2LDK賃貸」と検索すれば、無数の物件がヒットすることでしょう。しかし、「23区内の2LDKマンションでペット可、2階以上で角部屋。3つ口以上のコンロが付いていて、駅から徒歩5分圏内築5年以内の家賃10万円以内の賃貸」と検索すれば、ヒットする物件が圧倒的に減ってしまう。

物件を例えに出してみましたが、物件を探す場合は条件に合うものが一つでもあれば、審査に落ちる以外で物件側から拒否されることはなかなかありません。しかし、結婚や恋愛においては話が別。相手が人間である以上、たとえ自分の希望条件に合った人がヒットしたとしても、相手に拒否されてしまうことも大いにあり得るのです。

厳しい条件で探しているため、該当する人がなかなか見つからないうえに、相手から拒絶される心配もあるため、先ほど述べた28歳までに結婚という平均ラインまでにゴールインできなくなってしまう可能性が出てきます。

ならばどうすればより早く理想の結婚相手に出会えるのでしょうか。答えは簡単。条件を1つに絞ればいいのです。

年収1000万以上で、上場企業勤務で、イケメンで高身長高学歴で、マザコンじゃない優しくてセンスのいい人と結婚したい!と思っている人がいるとして、その条件をよく考えなおしてみてください。将来子供ができたとき、その子供に金銭的に不自由な思いをしてほしくないと思うなら年収1000万円という条件を、結婚後に嫁姑間で絶対にもめたくないと考えている人はマザコンじゃないという条件を残し、あとはすべて排除してください。

年収1000万以上で、上場企業勤務で、イケメンで高身長高学歴で、マザコンじゃない優しくてセンスのいい人に自分が好かれる自信があるのなら、その条件を崩すべきではありませんが、自分自身の実力とスペックを客観視できる懸命な方であれば、是非重くなりすぎた条件を削除していくことをお勧めします。

妥協しないことも大事ではありますが、妥協しないことで犠牲になってしまうのは時間です。前項で述べた通り、多くの男性が女性の若さに価値を見出しているこの時代に、時間の消費は女性にとって致命的です。時間をかければかけるほど、男性が思い描く結婚相手の条件から漏れていくことになるのですから。

画像1

最後に

いかがでしたか?

これは私の個人的な解釈なので、人それぞれ考え方は違います。もし少しでも共感していただけたのであれば、結婚相手への絶対条件をなるべく削り、年齢によるタイムアップを意識しながら婚活をしていただければと思います。

そんな大げさな・・・と思う方もいるかもしれません。しかし、それでも私は思うのです。結婚は誰でも簡単にできるものではない。だからこそ、受験や就活と同じように「対策」が必要なのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?