Eri Sakai

生きていることそれだけで奇跡だ/その喜びをだれと分かち合わんや/まずはわたしじしん、そ…

Eri Sakai

生きていることそれだけで奇跡だ/その喜びをだれと分かち合わんや/まずはわたしじしん、そしてかかわってくださったあなたへ/日々の、こころに吹きこみわいてくる、さまざまな風を記録していこうと思う

マガジン

  • 一ぺんの詩

    滑空する鳩のように、夜空をわたる白鷺のように、わたしの目の前をふっと横切る言葉たちをつかまえたもの

  • 星の詩集

    夜の空気の、あの独特な香り。うっすら湿り気のする。

  • つぶやき

    どーでもいいですよ的なつぶやきです

  • 地域で芝居を作ることについて

    役者でもあり、制作でもあり、演劇を通して気づいたこと、気になったことなどあれこれ、知らないこともたーくさんあります。

  • 自然のこと

    シェアリングネイチャーの活動や自然とのかかわりについて

最近の記事

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ある日 一瞬で 空が落ちてきて全ての空気がなくなった 星が倍も明るくみえる 昼も夜の境目もなくなって 地球は一瞬にして廃墟 命あるものは全て枯れ 人の群れは漂う塵 私は そんな世界を切望していたのだ 愛するものがいなくなった日 悲しみを感じる心が憎い 殺してくれ 夜の霧のように そして朝になれば 消えてしまえばいい

    • 寒いと思った 今朝はそんなに 寒くはなかった

      • 数年使ってるシルクの腹巻き。破れたりほつれたりしているけれど、とても肌触りがよい。ふと、頭に被ってみたらなんとあたたかく心地のよいものか。インド人のターバンみたいになってしまっているけれど。良き。

        • マガジンを少し整理してみた。 しばらく放置してましたが、こつこつ気取らずに綴っていけますように2024

        • 寒いと思った 今朝はそんなに 寒くはなかった

        • 数年使ってるシルクの腹巻き。破れたりほつれたりしているけれど、とても肌触りがよい。ふと、頭に被ってみたらなんとあたたかく心地のよいものか。インド人のターバンみたいになってしまっているけれど。良き。

        • マガジンを少し整理してみた。 しばらく放置してましたが、こつこつ気取らずに綴っていけますように2024

        マガジン

        • 一ぺんの詩
          1本
        • 星の詩集
          5本
        • つぶやき
          6本
        • 地域で芝居を作ることについて
          3本
        • 自然のこと
          16本
        • 本のこといろいろ
          5本

        記事

          welcome2024~地震速報から

          2024年がスタートして1週間。 能登の地震や津波、それに日航機の事故で 衝撃的な2024年の幕開けだった 被災地の復興はこれから、まだ行方不明者やがれきの下に埋まっている人がいると報道されている 地震のニュースは、家族で地元の明屋書店に買い物に行っているときにスマホのニュースで知った。いくつかの本を買ってから、家に帰ると、どのテレビも地震のニュースに切り替わっている。 Xも地震の話題でもちきりだった。でも全く全容が見えない。津波は来たのか、高かったのか、そうではなかった

          welcome2024~地震速報から

          【わたしの暦55】闇夜灯白椿

          闇夜灯白椿 やみよにともるしろつばき ** ろうばいを十分に楽しむまもなく 季節は移ろいでいった ふと庭先には白椿 気がつけばゆるみさかせくちてゆく 日中の騒がしさは まちなかに置いてきぼり 穏やかな夜に目を凝らすと ポツリポツリと白い椿が灯る

          【わたしの暦55】闇夜灯白椿

          【わたしの暦54】終蜜柑甘切

          終蜜柑甘切 ついのみかんあまくせつなく **** もうみかんの季節も終いだな 家にある売れ残りのみかん 酸味のかけらもなくただ うだる甘さが舌に残る また次のみかんの季節までしばしおさらば

          【わたしの暦54】終蜜柑甘切

          【わたしの暦53】沈丁花風漂

          沈丁花風漂 ちんちょうげかぜにただよう ** 年度末、 慌ただしさがひときわ強まる季節 心の騒がしさの一方で 世界は彩りを増していく

          【わたしの暦53】沈丁花風漂

          朝の顔

          護送車のなかにいた 学生帽と学生服を着たような 幼い顔が カーテンを開けて 朝を覗いていた 金網の外と中

          自己中

          いつだって キスして確かめたい あなたがいなくなることがこわくて あなたが わたしが いつかいなくなること それはわかってるのに いつだって キスして確かめたい わたしの存在 キスをするのはあなたのためでなく わたしのため どこまでも わたし本位の 気持ちのあらわれ

          はらはらほろほろ雨が

          あたしのかわりに 雨が伝えてくれるから 今日の疲れと なんとなくのもの悲しさと 胸のつかえが 少しだけ ほぐされる わたしのかわりに雨粒が フロントガラスの冷たさを味わって はらはらとこぼれていく ややも重い心を引きずって アクセルを践む 誰かの待つ我が家と 明日に向かって

          はらはらほろほろ雨が

          タバコをくわえ タバコを買う 町の自販機 煙くゆらせながら 消費しながらも 買い溜める 煙の循環

          生きて生きて生きて

          夜のしじまに 夜のとばりに 曽我部恵一の東京のメロディが浮かんでくる あのライブハウスの熱気は 彼が私に遺してくれたものだった 今でも口ずさむ懐かしいメロディライン その空気感 「俺が好きなバンドだから、聴いてほしいんだ」と 言い残したまま旅立った 彼の思いは、 まだ私のこころにきちんと残っている。 春の生ぬるくなった夜風 初夏、立ち込める瑞々しい風 鼻の奥をくすぐる匂いが 呼び覚ますメロディ 季節がめぐり続けるたび、 私は忘れることはないだろう 彼の思いに包

          生きて生きて生きて

          街の魚

          綺麗に短く散髪された 黒々とした髪をワックスで固め スマホ片手に誰かと話す もう片方の手は、力強く身振り手振り 仕事先の人か、 痴呆の入った母親と話しているのか、 朝から、そんなにも熱心で かすかに怒気が伝わってくる 一瞬の翳り ずんぐりむっくりの身体を 黒いTシャツと短パンで包み 息を切らしながら坂道を上る まるで マグロのよう それは 街を泳ぐマグロ 街はマグロであふれている 街は小魚であふれている 通勤時は群れを成し 海流のように見えないルールがそこにはあり

          【わたしの暦52】若葉弾

          若葉弾 わかばはずむ ** 実家のあるまちは、 どんぐりの花がさかりで、 山が真っ白に輝いている 夜、春先の湿気をわずかに含んだ空気の中に、花の香りが溶けている

          【わたしの暦52】若葉弾

          【わたしの暦51】楠若葉光

          楠若葉光 くすのわかばひかる ** 落ち葉が散り始め、 一週間ほどして、落葉も落ち着き そうしたら まぶしいくらいの、新緑 青空に映え 輝く季節 紅葉の若葉もきれいだよー 新緑のコントラスト どんな色が、いくつあるかな? 探してみてね

          【わたしの暦51】楠若葉光