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自然のこと

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シェアリングネイチャーの活動や自然とのかかわりについて
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記事一覧

【わたしの暦15】小鳥共啄桜桃

2021年4月23日(金) 小鳥共啄桜桃 ことりとともについばむさくらんぼ ** 去年はサクランボの季節に気づかず すっかり鳥のごちそうになっていた。 今年は、ちょうどありつけた、サクランボ。 朝、出勤前の太陽が昇る前。 庭でサクランボをついばむ。 おはようと、小鳥がくる。 私と、小鳥と、サクランボ。

【わたしの暦13】梅果葉隠

2021年4月13日 梅果葉隠 ばいかはにかくれる ** すくすくと梅の実が大きくなると同時に、 葉も広がってきました。 ふくらんだ梅の実をそっと包むように 茂みも厚くなります。 収穫まではまだまだ少し。 おおきくなあれ。

【わたしの暦12】啄木鳥雛生

2021年4月6日 啄木鳥雛生 きつつきのひなうまれる ** 通勤時にいつも通る公園の木に、コゲラが子育てをしていた。 なんとなく、コゲラがうろうろしているなあと、鳴き声をよく聞いていたのだけど、まさかこんなところで子育てをしているなんて。 ちょうど、今月の頭に同じ木で2羽のコゲラをみかけていたので、きっとお父さんとお母さんなんだろな。そうか子育ての真っ最中だったのか。 元気に育てよ。

コロナ禍サバイブ★自然をキャッチするシェアリングネイチャーというOS

2021年4月3日(土)にオンラインで開催された 「体験と学びを深めるネイチャーゲーム」を聴講しました。今回のセミナは、下記の書籍の発行記念講演として開催されたもの。 日本シェアリングネイチャー協会が2021年2月に発行した実践方法がふんだんに盛り込まれた一冊となっています。主に、幼保・小学校の先生を対象としていますが、保護者の方も子どもたちとの自然遊びに十分生かせる内容にもなっています。 かわいいイラストで、やり方もわかりやすく紹介されています。内容のサンプルは以下のリ

【わたしの暦09】白燕晴天話

2021年3月24日 白燕晴天話 しろきつばめせいてんとはなす ** 例年より僅かに早い桜の便りが届く今年 ふと、耳慣れない啼声が。 見上げればツバメ。 紺色の翼に真っ白なお腹をみせて空とおしゃべりしてました。 これから、恋人を見つけて巣作り、子育てにいそしむのでしょう。 今日の話し声は、 恋文を読む愛の声だったのかもしれません。

【わたしの暦08】烏雛育始

2021年3月10日 烏雛育始 からすひなをそだてはじめる ** 毎日通勤する会社があるのは、街のなかだけれども 公園の木々をつかっていつもカラスが巣を作っています。 枝を集めるカラスを見かければ、どこかで巣が少しずつ完成しているんだなと想像を膨らませていると、あったあった。良い場所を見つけたものね。 枝だけでなく、白い針金ハンガーも立派な建材!

【わたしの暦07】山桜咲初

2021年3月7日 山桜咲初 やまざくらさきそめる ** そういえば、もうそんな季節ですね、山桜。 大分市の稙田方面にある霊山(りょうぜん)は遠くから山桜が咲く様子を見ることができます。きれいな尾根に、白い綿毛のようにポンポンと生まれてくる様子。今日は1~2つ見えました。 桜の満開が楽しみです。

【わたしの暦06】姫榊匂朝靄

2021年3月5日(金) 姫榊匂朝靄 ひさかきにおうあさもやのなか ** 「春を感じる匂いはなんですか?」 そう、聞かれたら私はいつも迷わず答えます。 ヒサカキの匂い、と。

【わたしの暦06】夜明露輝光

2021年3月5日(金) 夜明露輝光 よあけのつゆキラキラひかる ** 朝、目が覚めたら雨だった。 それも、出勤することをためらうような。 近頃は、目が覚めたらもうすでに空は明るく、季節の移ろいを感じます。ざあざあと降る雨を憎らしく思いつつ、窓を開ければ、まだ芽吹き前の庭木の枝に、雨露がきらきらと飾り付けられ、その楽しさにはっと目が覚めたのでした。

春を感じるヒサカキの匂い

「春を感じる匂いはなんですか?」 そう、聞かれたら私はいつも迷わず答えます。 ヒサカキの匂い、と。 そんな話をすることなんて滅多にないでしょう、と思われるかもしれませんが自然の活動をしていると、そういう話もたまにあるわけで。 せっかくなので、ヒサカキとの出会いを振り返ってみようと思います。 ヒサカキの匂いをnoteでは伝えられないもどかしさ。そんなものも心の隅におきながら、扉を開いてみたいと思います。 さてヒサカキの匂いの思い出は、大学生のころ。駅から、山の斜面を削っ

雨もまたうつくしき

雨の顔はまた美しい 横顔も正面も後ろ姿も 厚い雲がおおっていっそううすぐらい木の陰のしっとりした感じも かといえば、まるで太陽のように力強く咲く大輪の花も #カメラのたのしみ方

【わたしの暦05】鶯鳴初調聞

鶯鳴初調聞 うぐいすなきはじめしらべきこえる ** あたたかくなったり、寒くなったり、晴れたり、雨が降ったりを繰り返すこの頃。やっと、うぐいすの声を聞きました。だけどホーホケキョではなく、ケキョケキョ、ケキョケキョ。 本格的に鳴きはじめるのは、もうそろそろでしょうか。

【わたしの暦04】春恵天滴

春恵天滴 はるのめぐみてんよりしたたる ** 暖かい日が続き、芽吹きの季節が訪れた朝、新芽を潤すかのような雨。だけど、どんどん気温が下がりました。風邪をひかないように、気をつけようね。

【わたしの暦03】満作満開

2021年2月24日(水) 満作満開 まんさくまんかい ** 通勤路にあるマンサクが満開です。この花は本当に面白いかたち。ひも状の花びらで、幹にポンポンがいっぱいついているみたい。 マンサクの花言葉は「呪文」「魔力」「霊感」「ひらめき」だそう。魔女を目指したくなったら、まず庭に植えてみよう。