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生きて生きて生きて

夜のしじまに
夜のとばりに
曽我部恵一の東京のメロディが浮かんでくる

あのライブハウスの熱気は
彼が私に遺してくれたものだった

今でも口ずさむ懐かしいメロディライン
その空気感

「俺が好きなバンドだから、聴いてほしいんだ」と

言い残したまま旅立った
彼の思いは、
まだ私のこころにきちんと残っている。

春の生ぬるくなった夜風
初夏、立ち込める瑞々しい風

鼻の奥をくすぐる匂いが
呼び覚ますメロディ

季節がめぐり続けるたび、
私は忘れることはないだろう

彼の思いに包まれた、あの夜の熱気を

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