京都の老舗カレー専門店 ビィヤント
京都市左京区、東山丸太町(東大路通りと丸太町通りの交差点)を少し北に進んだところにあるのがカレー専門店「ビィヤント」。
創業1975年の老舗のカレー店はこじんまりとした店構えで、店内もカウンターのみ10席ほどのスペース。
しかししかし、お店の前の通りまでスパイシーで香ばしいカレーの香りが流れ、その存在感は抜群!
初めて訪ねたのは大学3回生のときだっただろうか。
カレー好きの後輩がよく食べに行く、ということでときどき話題になっていたお店だった。
お店構え的に最初はなかなか入りづらくて、勇気を出して足を踏み入れた思い出…笑
そこから大学を卒業し、大学院に進学し、そのまま京都で就職して、2019年に京都を去るまで、数えきれないくらい足を運んだビィヤント。
おすすめは何といっても「カツカレー」。
カツは厚さ薄めで大きくてサックサク。これがさらっとしたカレールウととてもよく合う。
カレーは「ビーフ」、「シーフード」、「ベジタブル」などなど何種類かあるけれど、自分はいっつも決まって
「カツカレービーフの甘口で!」
だった。
いつしか店主のおばあちゃんにもすっかり覚えてもらうようになった。
大学では合氣道のサークルに所属していて、稽古は毎日12:15~13:30。
2時間目の授業が終わってお昼は食べずに体育館に直行、道着に着替えて稽古、という流れなので稽古が終わるとお腹はからっぽ状態。
そのまま大学の学食でお昼を食べることも多かったけれど、ときどき無性にビィヤントのカレーが食べたくなる。
スパイシーな香り漂う店内、サックサクのカツ、コクの深いカレールウ…!
そんなときは自転車をかっとばしてビィヤントへ。大学の体育館からは自転車で5分ほど。
晴れの日でも雨の日でも、夏でも冬でも、自転車をかっとばしてビィヤントへ駆けつけては、
「カツカレービーフの甘口で!」
就職しても、ビィヤントは職場から自転車で行ける距離だったので、時間があるときには昼休みなんかにときどき訪れた。
京都には17年住んで、そのうち15年はビィヤントのカレーにお世話になった。
大学時代の思い出の結晶みたいなビィヤント。
今では1年に1回ほど、京都に行く機会のあったときにしか行くことはできなくなってしまったけれど、その味は健在!
観光地のある場所ではないのだけれど、たくさんの方々に訪れていただきたい老舗の名店。
京都を訪れた際、もしよければぜひぜひビィヤントのカツカレーをお試しください!
*カレー740円、カツカレー1020円です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?