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スプラトゥーンで発生するストレスの原因と対策

『スプラトゥーンをプレイしてイライラする。』
『Xマッチはストレスが溜まる。』

僕独自のイメージ調査では、ほぼ全てのプレイヤーがスプラでイライラした経験があるという。
NOと答えたのは、始めたばかりの初心者だけだった。(※勝手なイメージです。)

そしてこれは、「良く出来たゲーム(=熱中出来るゲーム)」である証である。

熱中出来ないクソゲーだったら、これほど多くのプレイヤーがイライラしないだろう。

ストレスには「自覚」と「無自覚」の2つがある

自覚できるか否かは、ストレスの大小とは関係がない。

パワハラ・セクハラ・モラハラなど大きなストレスを受けるものや、
「ちょっと臭い」「雨が降ってきた」「割り込みされた」など些細なストレスも自覚できる。

ストレスを自覚した時点で、スプラでは既に手遅れ

自覚できるストレスを受けた場合に、どれだけイライラするかは、その日のコンディション(無自覚のストレスの蓄積具合)によって変わる。

たとえば、余裕のある時は車に割り込みされてもイライラしないし、むしろ自分から道を譲ったりもする。

しかし、遅刻しそうなど余裕が全くない時に割り込みされると、イライラしてしまう。

スプラでも同じで、「味方が弱かった」「勝てなかった」というのは、本来些細なストレスなんです。

イライラしてから気持ちを落ち着かせるのは、行動が遅い。
心が沈んでから平常心にするより、沈むことに備えて常に心を軽くしておくことが大事。

つまり、スプラをプレイしてイライラしない為には、無自覚のストレスを解消するルーティンが重要。

無自覚のストレスこそ、対策可能

僕は笑いながら怒ることが出来ない人間なので、負けたら「笑顔になる」のをルーティンにしている。

イライラを自覚してから無理に笑顔を作ったところで効果は薄いが、イライラする前に笑顔になると、効果がある。

『幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ。』という名言があるが、
味方批判する前(リザルト画面が表示される前)に、一旦笑顔になるのは超効果的。

デスした際、心の中で「てへぺろ」ボタンを押す

先日、「スプラトゥーンにイラつく人が続出するのはなぜか?」というイカの記事がYahoo!ニュースに掲載されていた。

この記事の内容で特に印象に残ったのが「デスした際はストレスが溜まる」ということ。

デス自体というよりも、
上手く行かなかった時、思い通りの動きが出来なかった時(=デスした時)に自分に対してイライラしたり、フラストレーションが溜まる。

そう、自覚がない場合も多いが、デスした際は無自覚のストレスが溜まっているのだ。

その自覚が出来ないストレスから自分を解放する手段を、僕は見つけた。

それは、デスした際に『てへぺろ』って心の中で唱えること。

毎回、ミスを引きずるのではなく、『やってもうた (笑)』と笑った方が良い。

スプラトゥーンをプレイする上で、ミスを引きずらない精神的な技術はとても重要だろう。

参考になる記事を貼っておく。
(バンド演奏中のミスに関する記事)

バンドの目的は「曲を披露して、喜んでもらうこと」です。
目的がそこなのですから、多少音を間違えようと、メンバーやお客さんにかける迷惑は「1厘」のようなものです。「てへぺろ」の世界です。
てへっ、ちょっとやっちゃった、でもまあ許してよ、ぺろりんちょ、という感じです

一度のミスをずっと引きずってしまうと、楽しいはずの演奏が悔しいものになって一日を終えてしまいます。あまりにも悲しいことです。

NTT コミュニケーションズ

ミスを笑える"余裕"を、自分で作り出す

「ミスを笑える余裕」を作り続けるプレイヤーは、「楽しんだもん勝ち」というルールにおいて最強だ。

良いことが連続していたら、些細なミスを笑える余裕が生まれる。

良いことがあってこその笑顔じゃなくて、「笑顔でいりゃ良いことある」と思えたら、それが良いことの序章です。

Mr.Children:PADDLE

ゲーム内で「やられた」シグナルを出すことより、
心の中で「てへぺろ」シグナルを唱えることの方が遥かに重要。

スプラで、ストレス発散は出来ない

冒頭でも書いた通り、スプラトゥーンでイライラした経験のあるプレイヤーがほとんどなのに、
「発散したいストレス」を抱えたままプレイしたらどうなるか?

倍増するのは明白だろう。だから、ルーティンを行い、無自覚のストレスを毎試合、解消するのが大事。

「ちょっとミスちゃった、てへぺろ(・ω<) 」

毎試合これを意識するのが大事。なぜなら、無自覚のストレスを受けている可能性があるから。

『負けた試合の無自覚のストレスを、次の試合で発散しよう』とするのは、連敗する可能性が高い心理状況。

いわゆる「ティルト状態」に陥る典型的なパターンだ。

無自覚のストレスの積み重ね=ティルト状態

ここからは、無自覚のストレスが蓄積された時の「ティルト状態」について解説する。

スプラ3 Wikiの「メンタル指南」のページにて、ティルト状態に関する内容がびっしりと書いてある。

このページを編集した人がコメントにて、
「大学で学んだ心理学の授業の内容から持ってきてあります。」と書いてあるように、やや難しい表現も多いが、的を得ていてとても参考になる内容だ。

ティルト状態とは?

ポーカーの用語らしい。
聞き慣れない言葉だが、対戦ゲーム全般で共通する人間の心理のように思う。

イカ、この記事から引用して解説する。

プレイヤーが合理的な判断をできなくなり、感情的な行動をしてしまう状態のことをティルトといいます。

例えば大きく負けた後に損失をいち早く取り戻そうと、冷静な状態ではしないような積極的なベットをしたり、弱いハンドにも関わらず、大きなチップに目が眩みベットをしてしまう状態のことです。

人間がティルト状態になった時、極端な立ち回りをしてしまう。
(スプラでもポーカーでも)

過度に積極的となる、ティルト状態

負けた時にイライラしてしまい、損失額を取り戻そうと周りが見えなくなってしまいます。

自分の持っているチップを全て使ってでも、負けた分を今すぐ取り返したいという気持ちから、レイズを繰り返したり、どんなスターティングハンドでもアグレッシブにプレイします。

過度に消極的となるティルト状態

過去の大きな損失や連敗に対する恐怖心から生まれることがあり、プレイヤーはさらなる損失を恐れて極端に守りに入ってしまいます。

しかし、このスタイルではベットやレイズが少なくなるため、本来得られるはずだった勝利を逃すことになり、長期的には損失を招く可能性が高いことが特徴です。

スプラで理不尽な負け方をしたり、連敗が続いた時に、ティルト状態になるのは「分かる」と共感する人は多いだろう。

なぜなら、これは心理学の分野でも学ぶ人間の心理なのだ。

連勝が続く事によるティルト状態

そして、先ほどと逆の立場になった時。
つまり、理不尽を押し付けたり、連勝が続いた時にも、人間はティルト状態になる。

勝利が続くことから生まれる独特のティルトで、一見勝利とティルトが矛盾しているように思えるかもしれませんが、実在します。

勝利の連続がプレイヤーの心理に影響を与え、ゲームに悪影響を及ぼすことがあるからです。

連敗マッチングの正体

連勝の後、連敗するのは「懲罰マッチング」「連敗マッチング」と呼ばれたりもするが、それはマッチングの仕様で意図的に仕組まれているモノのではない。

「連勝が続く」ことでティルト状態となり、そもまま連敗が続いてティルト状態を持続する。人間の心理が原因だ。

連勝した時に、過度に大胆になる場合

プレイヤーがゲームが非常に順調に進んでいると、自分が無敵であるかのように感じ、プレイスタイルが非常にルーズでアグレッシブになることです。

結果として、多くのハンドに参加し、弱いハンドでも大金を賭け続け、失敗することが増え、損失を招く可能性が高まります。

連勝した時に、過度に守りに入る場合

プレイヤーが勝利し続けてチップを増やすと、それを失うことを恐れてしまい、アルマジロ型のティルトのように過度に消極的になります。

手持ちのチップを守りたいという欲求が強まり、本来のプレイスキルを発揮できなくなり、長期的にはゲームの進行が難しくなることがあります。

スプラで圧倒的な勝ち方をしたり、連勝が続いた次の試合で、積極的になりすぎる・消極的になりすぎるティルト状態になるのも「分かる」と共感する人も多いだろう。

↑このティルト状態に関する解説の引用部分は、前述したとおり、全てこのページから引用したもの。

勝って調子に乗り過ぎないためのシグナルは?

僕はあまり連勝する機会は少ないが、「ミスしたのになんか勝てちゃった。てへぺろ(・ω≦)」

って感じで、負け・勝ちともに同じシグナルを唱えた方が、平常心を保つのに効果的。(僕の場合は)

「無双」はいわばティルト状態

「上位勢の立ち回りを参考にしても、勝てない」のは、経験がある人も多いだろう。

上位勢がやっている無双する立ち回りは、「実力の範囲内で、最大限できるアグレッシブな動き」である。

それを真似しようとすると、多くのプレイヤーにとって、ティルト状態の立ち回りになってしまう。

上位勢の立ち回りは、たとえ上手く行っても、調子乗りすぎのティルト状態になりやすいし、上手くいかなくても、負けによるティルト状態になりやすいのだ。

上位勢の立ち回りは、「精神的な特殊な鍛練があってこそ成立する」と、僕は思う。

「精神的な特殊な鍛練がなくても成立する」上位帯の立ち回りは、〇〇戦法などと呼ばれたりするのかもしれない。

ストレス発散方法とは「何も考えない」こと

  1. 体を動かす

  2. カラオケで大声を出す

  3. ぼーっとする

  4. お風呂に入る

  5. 好きなものを食べる

  6. テレビやYouTubeで泣いたり笑ったりする

代表的なストレス発散方法を挙げたが、共通しているのは「何も考えないこと」だ。

そう、人はストレスを感じると「何も考えたくない」という防衛本能を備えている。

つまり、無自覚のストレスを抱えたままスプラをすると、「何も考えずにプレイしやすい。」

だから、負けやすい。

上位勢の中には、イライラしながらプレイしているタイプの人も多いが、
彼らは特殊な鍛錬をして、イライラしながらも試合に集中でき、考えながらプレイ出来るのだと思う。

まとめ

スプラトゥーンが「イライラしやすいゲーム性」というのは、主観的な意見のようですが、多くのプレイヤーが共感する客観的な事実であるように思います。

社会人は特に、仕事という無自覚のストレスを受けたあと、「何も考えない時間(=ストレスを発散する時間)」を挟まずにスプラをプレイしやすいと思います。

だから、プレイ中に「無自覚のストレス」を解消するのが大事。

「3連続で弾を外しちゃった、てへぺろ(・ω<) 」と思うだけで、イライラしない。

特に、デスした時と試合に負けた時はフラストレーションが溜まり、味方批判するのに絶好のタイミングなので、大事。

無自覚のストレスを引きずらないルーティンをすることは、あなたのスプラの世界がきっと変わります。

【参考文献】

①僕が最も影響を受けたnoteに、このようなことが書いてある。

脳がリソースを開放したい、楽をして勝ちたい、と思ってしまう状況は無数にあります。

ゲームを始める以前に、楽しもうというよりストレスからの逃避を目的としてしまった場合、思考リソースは最初からキャパシティが狭まっています。

スプラ2の時の内容だが、対戦ゲーム全般に通じる人間の本質が書かれている。

このnoteに影響を受けて「こんな文章が書いてみたい!」と思ったのが、僕がnoteを書き始めたキッカケ。

ぜひ、読んでください。

②ウメハラさんの動画
「負けてイライラしてコントローラーを4台破壊したり、モニターを破壊したりする」という悩み相談に対する、ウメハラさんの回答があまりにも素晴らしかったので、リンクを貼っておきます。

③・④
最後に、本文中に引用した記事も改めて参考文献としてリンクを貼っておきます。

てへぺろ精神について
https://www.ntt.com/business/dx/smart/workstyle-contents/cm69

ティルト状態について
https://mpj-portal.jp/forbeginners/rule-manners-tilt/

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