見出し画像

コロナ禍のイベント運営〜まだ混沌とする2021年〜

【動機を見失う状況の変化】

シングルマザーで長距離トラックの運転手をしている方からの1本の電話...。
今日は仕事で行けなかったけど必ず参加したいので毎年続けていて下さい」
通常の募集型イベントを行っていた私たちがアウトリーチを選択した動機は、
「全ての子どもたちに平等に機会を与える事」でした。

【子どもが参加出来ない当然の論理】

これは特に親子向けイベントでの場合ですが親が参加できなければ子どもも参加出来ない。当たり前の論理ですが、非常に高い壁に思えました。

画像6

【軌道に乗せた、コロナが来た】

そんな流れでイベントを幼保園などで開催し始めて1年が経とうとしていた頃。その年のファイナル公演でコロナによる訪問拒否という現実が立ちはだかりました。

【世の中は二極化している】

コロナだコロナだと世の中が混沌とし始めて2年目になる2021年。状況は刻々と変化しています。柔軟でないと生き抜いていけません。
でも実は、非常事態宣言や自粛などは地域により異なり、田舎ではよほど蔓延していない限りイベントは開催されています。それでもやはり人数制限制にとどまっています。

画像2

【体験型イベントはもう必要ない?!】

通常のコンサートや鑑賞教室なら開催出来るけど、体験という触れ合い要素があるイベントの場合もまたその壁は高いものです。
大きなコンサートを見に行っても触れ合いのある部分は丸ごとカット。内閣府は新たな生活様式・ムーンショットなどと謳っている。有識者はアフターコロナは無くwithコロナになると言う...。

【進化か脱進化か】

どうやら2030年〜2050年までに世界は大きく変化を遂げるらしい。
たし算にたし算を重ねたアメリカ食的な発想が動き出そうとする中、「そうじゃないよ」「そっちじゃないよ」という思想家も出てきた。
私は個人的に和食の様な美しい引き算発想が好きなので、たし算にたし算を重ね異臭を放ち破綻する世の中を迎えたくないと思っている。
料理に例えても、絵画に例えても、音楽に例えても、たし算を重ねたらどうなるかは一目瞭然だ、不味い料理、真っ黒な絵、不協音...。

スクリーンショット 2021-03-31 12.19.16


【形を変えていく世の中で変わらないもの】

冒頭に戻りますが、イベントを体験したくても体験できない子どもがいる。
それなら私たちが出向けばいい!と始めた活動。
これからも沢山の子どもたちに届けたいと思っています。
体感して表現する事は生の営みの醍醐味です。
私たちが生きていられるのは他でもなく美しい地球・惑星が存在するからです。
超過なくクリエイティブに過ごすサポートをしたいと思っています。

画像3

【ミレニアル世代とZ世代】

子どもたちへワークショップを届ける私は、この先の子どもたちの未来がどうしても気になります。いつでもイベントの本質はそこにあります。

イベントの意図はこの記事で紹介しています。


イベントの内容は全5回で紹介しています。


現在の世界または環境を破壊し私利私欲に洗脳された世代がこれから作ろうとする世界を全て信じずに、私たちミレニアル世代やZ世代でしっかり世の中を見て、次の世代にいい塩梅な世界を引き継いでいきたいです。

【分散&早期の開催】

話を戻して、2021年現在、非常事態宣言下でない限り制限はあるがイベントは開催されています。今年の私たちの活動は「分散複数開催」「コロナピークを見据えて早期の開催」で動いていく予定です。

【コロナ禍の助成金は活用必須】

もう一つはリモート開催。どうしてもコロナピークかな、と怪しい時期のイベントは予めリモート開催にする。リモート開催でも助成金のあるものを探しておく。現在の世の中ではそれも1つと思います。国や地域団体が「どうぞ」と仰って下さるものです、「助成金使うなんて申し訳ない」という声をたまに聞きますが健康第一です。心身滅ぼさぬ前に上手く活用しましょう。
学者でもなければイノベーターでもない私には飛躍的な発想はありませんが、肌で感じながら事業を展開しています。

画像4

【動機は明確に】

最後にもう一度振り返りたいのが、「全ての子どもたちに平等に機会を与える事」それがアウトリーチを選択した動機だという事。
あなたがイベントを始めた動機はなんでしたか?
現在は配信も募集型ワークショップも行っていますがやはり私にとってアウトリーチは大切にしたい形態です。
アウトリーチでないと実現できない動機があるからです。

クリエイティブの素地づくりを沢山の子どもたちへ届けて、柔軟に楽しく生きて欲しいと願っています。

画像5

イベントもまた生き物で、運営していけるのは素晴らしいメンバーがあってこそ。
演奏・運営・制作・広報のメンバーいつもありがとう☺︎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?