多発性骨髄腫という病②
血液系の癌です。
どういう症状がでるのか、私の母の場合は とにかく「倦怠感」でした。
起きているのがつらい、横になっていてもつらい。
身の置き場がなくて「どうしたらいいの? 助けて」と何度も言われました。
あとは、骨がもろくなるので「圧迫骨折」を2回。そのせいで、背骨がぎゅってなって、まるくなって、背が縮みました。
私と同じ158㎝だったのに、143㎝になってしまい、二人並んで鏡に映ったとき、母が自分の姿を見てビックリ( ゚Д゚)していました。
抗がん剤治療をしているときは、よく高熱を出していました。体調が急変することも多く、緊急入院も多かったです。
朝、「行ってくるねー」と話したときは元気で、
昼、訪問看護師さんが診てくれた時も変わりなく、
夕方、私が帰るとぐったりして高熱を出していることもしばしば。
免疫力が下がるので、感染症にかかりやすいようです。
多発性骨髄腫がわかる前から、
母は若いころから「貧血」と「帯状疱疹」を5~6回繰り返していました。
もしかしたら、もともと免疫力が低いのかもしれません。(お医者さんはあまり関係ないと言っていたけれど、長年母を見てきた私にはそんな風に感じました)
・・・・・
母一人、子一人での看護&介護の生活で、私も仕事をしながらだったので、100%家に居れたわけではないです。
その分、訪問看護師さんにお願いしていたけれども、やはり母は私を一緒にいる時間をもっと欲しがっているようでした。
介護と仕事のバランス。
その時は、うまくやっていたつもりだったけれども、母を失った今、仕事なんて辞めてもっと一緒に居ればよかったという後悔が波のように押し寄せてきます。
私も心のバランス崩したり、原因不明のめまいに悩まされたけれども、自分がもっと無理して頑張っておけば、今、こんなに後悔で苦しまなかったんじゃないかと思っています。
心に大きな穴がポッカリ空いたまま、暦だけが11月になりました。
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