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yamaakko4
[読書記録]スロウハイツの神様(下)(辻村深月)
読み終わってもう一度はじめから読みたい、と全員思うのではないでしょうか。なんてこと。
下巻は「あれれ様子がおかしいぞ」、で始まってどんどん「ああ…」となる怒涛の、そして納得の展開でした。心の中で何度もため息をもらしました。
私も、そして出てくる登場人物達も、完全にこうちゃんを見くびっていたのだと思います。知的でシャイで不器用すぎるこうちゃん。かっこいい。大好きです。え?あれも?これも?そういうことなの!の連続でした。
私は駅員さんのストーブのところで、無自覚に涙がポロッと出ました。
私にも私を救ってくれた人がいます。今も私の人生に、そっと寄り添ってくれています。私はこの気持ちを大切に持って、きっと感謝し続けるのだと思う。そして、ずっと私の人生を彩ってもらうのだと思います。
ああ、終わり方もとても良いのです。光がさしてきて、それが広がって行くのを感じます。
本当になんていうか、お話っていいな、と心から思いました。こんなエンドが用意されているなんて。
ありがとうございます、という気持ちしか出てきません。
また必ず読み返します。
ありがとうございます!