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ウェアラブルで生活が変わったお話

随分前に、ジョウボーンのUPというウェアラブルを使っていたのだけど、とても便利だった。
目に見えるのでやる気も出るし、散歩も長続きした。
それなのに、何年か前に就職した会社がサービス業で、つけても良いとされている腕時計の種類が指定されていた。
腕につけない時間が何時間もあって、1日の運動量の合計が分からなければ意味がない。それでUPはつけなくなってしまった。

そして3年が経った。家庭やコロナウイルスや、いろいろな事情があり、仕事を辞めることになった。
仕事をやめた途端、私は家で座っている時間がとてつもなく長くなった。
散歩にはまあ出てはいたけど、iPhoneのヘルスケアでは、iPhoneを置いたまま家事していたり、体操している時の運動量が分からないため、なんとなく中途半端な気持ちだった。

そして、私はUPのことを思い出した。もう一度アプリをインストールしてUPを腕につけた。

…反応が悪い。

電池を入れ替えて、UPとiPhoneを同期しようと試みるも何度も失敗し時間が無駄に過ぎていく。
放っておくと壊れるんだな、と頭のどこかが冷静に言った。
諦めよう。

そんなこんなでまた1ヶ月くらい過ぎた。
そして今から1週間くらい前のある朝、ベッドで横になりながらTwitterを見ていた時、AmazonのセールでApple Watchが安くなっているのをなんとなく見ていた。Apple Watchって安くなるって言っても高いんだなあ、普段はどのくらいなんだろう?
とTwitterを閉じてAmazonのアプリを開いた。

Apple Watchを見ていた私の目に、おすすめ欄のスマートウォッチが飛び込む。
「え!?スマートフォンと連動するウェアラブルってApple Watchじゃなければ値段が1/10くらいなんだ」
目から鱗がボロボロ音を立てて落ちる感じがした。そこからはそのウェアラブルの機能や充電のもち時間などを夢中で調べた。


届いたのは4000円くらいのもの。
だけど、これがとても良いのです。
嬉しくて、嬉しくて、説明書を隅から隅まで読んだ(私は説明書の類いがとても好きなので)。
読み終わり、ホクホクとした気持ちでiPhoneにアプリを入れ、同期する。

なんて簡単…!

それからは家の中を歩き回り、腕時計型のそれを目元まで持ち上げて時間や歩数を確認し、心拍数までチェックする。
いつでもどこでも私の相棒となって、私の心臓までみていてくれる。
そんな嬉しさがこみあげる。
しかも、長座注意までしてくれる。
「あなた、そんなに座ってたら健康に悪いですよ」と。
この長座注意がまた、私にとってはとてもありがたい機能だということに気がついた。
私は時間の区切りをつけるのがへたなのだ、ということに、この時計からのお知らせで知ることになった。
長座の時間はもちろん自分でえらべるのだけど、私は30分に設定した。わりと疲れたな、と思っていても、じっと30分座っていたら疲れもひと段落する。なのでその後本来なら動くことができたのだ、今までも。
なのに今までの私はそれをしなかった。
いつまでもiPhoneを覗いて、ああでもないこうでもないと思いを巡らせたり、ウインドウショッピング(?)をしたし、スマホでオバケのQ太郎の漫画を読んで何時間も座って笑っていた。

ところが今は。
長座注意でブルブルっとアラームが来れば、「次あれをやるんだったわ…」とストレッチついでに忘れたふりをしていた家事が進むようになった。
画期的かつ革命的な転機と言えると思う。

おまけにとても便利だと思った機能がまだある。LINEやメールをブルブルして読ませてくれるので読み落としがない。
私はよく貰ったLINEに気があるつかず、失礼してしまうタイプなので、こちらもとても嬉しい。
家族が帰るタイミングもわかる。
ありがたい…!

今まで、一生懸命やっても誰も見てない褒めてくれない、といじけていた私の歩数や運動も、これからはコレが見ていてくれる。
眠っている時まで私のことも私の心臓のことも見守ってくれているんだ、ととても温かい気持ちになる。
えらいねかわいいね。

コレが腕にあることで、こんなに生活にハリが出る

もう腕に相棒をつけていらっしゃる方にはなんとも当たり前過ぎるお話でした。


ありがとうございます!