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ラジオは視覚が自由だから好き

まずテレビのこと(番組の種類で好き嫌いはっきり分かれます)

私はドラマがとても好きです。
誰かが練り上げて作った作品だ、という前提がとても好きだし、演出や脚本が丁寧に考えられていればいるほど、「すごい」と感動してしまいます。
その前提あっての俳優陣の演技。
集中してその物語に入り込める演技で、その俳優さんがぐーんと好きになってしまいます。
1番最近では「拾われた男」の草彅剛さんと仲野太賀さん。最高でした。

ドラマを好きになる観点が、完全なファンタジーか、現実にありそうなミステリーか、大河ドラマのように史実があった上での作り上げられたストーリーか、は全く関係ありません。
誰かがセリフや舞台、衣装を作り上げたものだ、という前提の上にあるということが重要なのです。

ですから、ドキュメンタリーは選んでしまいます。
作り手の意図が入りすぎているものはとても苦手だし、事実だけ坦々と並べてあるものなら、わりと好んで観たりもします。
だってドキュメンタリーなので。
純粋なドキュメントが観たいのです。

1番苦手なのは朝の情報番組、お昼のワイドショーのようなものです。
大袈裟に作り上げられたVTRと、制作陣の意図が見え見えのインタビューの切り取り、事件の現場やイメージ映像にこれまた大袈裟なBGM…。
この類はコロナ禍で完全にシャットアウトするようになりました。

テレビからラジオへ


それでラジオを聴くようになりました。
少し前から聴いている番組はありましたが、それが更に広がった格好です。
コロナ禍のラジオ需要が大変に伸びた、というのは、「おうち時間の増加」だけではないように思います。
テレビの情報を遠ざけたかった私みたいな人が、多かったっていうのもあるような気がどうしてもしてしまいます。

視覚と聴覚

テレビって、視覚と聴覚両方に訴えてくるので、時として本当に刺激が強いように思います。
その点ラジオは、聴覚のみなので、想像力を刺激するし、想像の程度も自分で調整できます。
見たことのないパーソナリティーやお便りの主を想像しながら、隣りで「うんうん」と話を聴いているだけ、というのが、ピッタリと私の需要に当てはまるのです。

ラジオとともに


家事をしながらラジオの世界に想いを馳せて、あっはっは、と笑いながらお肉を炒めたり、掃除機をかけながら懐かしい歌に出会ったり、時には食器を並べながら誰かのお便りにぽろりと涙を流したり。
人との接触が減った分、まわりの状況は見えなくなりましたが、ラジオを聴けば、誰かが元気におしゃべりしています。
ドラゴンズの情報もくれるし、面白いお便りや晩ご飯のヒントなんかにも出会えるのです。
今やっていない番組もradikoで選んで聴くことができるし、英会話の勉強もできます。

「ラジオがあって良かったな」、と思います。
インターネットラジオでいろんな地方の番組を、いつでも聴きたい時に聴ける時代で本当にしあわせです。

ちなみにほぼ欠かさず聴いているのは、
草野マサムネさんの「ロック大陸漫遊記」、
安住紳一郎アナウンサーの「日曜天国」、
「ハライチのターン」。
あとはオールナイトニッポンもたまに聴きます。

ところで。
たまむすび、終わってしまうのですね。
赤江さんが大好きで心を痛めている方が、また違う番組で元気を出せるといいな、と思います。
応援しています(ラジオリスナーを)。



ありがとうございます!