脳梗塞になった話①(前触れから入院まで)
【2021年6月某日(入院前々日)】
この日は早朝5時頃から、叔父の家周辺の草刈りをしていた。
涼しい時間帯で終わらそうと思ってたけど、刈払機を振り回して1時間も経つと絞れるほどの大量の汗。結局終わったのは10時を過ぎてた。
頻繁に水分補給はしてたつもりだったし、特に体調に違和感も無かったから、その日はそのまま帰宅してシャワーを浴び、午後からはスーパーに買い物に行ったくらい。
【2021年6月某日(入院前日)】
この日も朝から昨日刈った草の片付けに向かう。やっぱり汗だくになったけど、ちゃんと水分補給もしつつ朝9時過ぎには片付いて帰宅。シャワーを浴びて朝昼どちらとも無い食事を済ませた。
午後からは、刈払機のチップソーを買うためにホームセンターに車で向かう。
…ここで最初の異変が。
BGMに合わせて歌ってたら、どうにも発音し難いフレーズが目立つ。普段はそんな事感じた事もなく違和感を覚えたのはハッキリ覚えてるけど、あまり気にせずホームセンターへ。
買い物を済ませて帰路についたけど、さっきの違和感は忘れてしまってた。その日は連日の早起きと疲れもあって21時過ぎには就寝。
【2021年6月某日(入院当日)】
夜中2時半頃にトイレに行きたくなって目が覚める。
その時、右腕が痺れていて力が入らない事に気付くも、身体の下敷きになってたからだろうとあまり気にせず、尿意の解消を最優先してトイレを済ませ、再度就寝。
朝7時頃に起きる。やっぱり右腕が痺れていて力が入らない。それでもまだここでは深く考える事は無かった。実際のところ、身体の下敷きになってると起きた時に痺れてる感覚、あれは経験した事がある人も多いと思うけど、あれと大差ない感じだったから「そのうち治るでしょ」と思ってた。
台所に移動して、家族にカップ麺を用意してもらって食べようとした時、箸が持てない事に気付く。初めてここで「あ、これは多分ヤバい…」と。
なんとなく家族に心配させたくなくて、でも箸が持てずに悪戦苦闘してる姿を見られ、すぐに近くの総合医療センターへ電話…。症状を伝えると救急車を呼ぶように言われたけど、徒歩でも数分で到着出来る距離に自宅がある事を伝えると、それなら救急外来の方に30分後を目安に来てもらえれば、待ち時間なく診れるとの事。
その時点でなんとなく嫌な予感(入院)はしてたから、急いでシャワーを浴びたけど、右腕がやっぱり動かず大変だった…。
母親の車で病院に着くと、すぐに軽い問診と採血があり、採血後はMRIへ。
結果は「小さな脳梗塞が2つあります」と。「即入院です」と。
そこからはベッドから起き上がる事すら許可されず、でも発症から時間が経ってるから血栓を溶かす?点滴は使えず、24時間ひたすら生理食塩水かな「水分を点滴で入れて圧をかけ続けます」みたいな説明をされ、ガラガラと病室へ。
コロナ禍真っ只中かつ、コロナ患者さんを多数受け入れてる総合病院だったため、厳重警戒の入院生活がスタート…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?