脳梗塞になった話⑤(入院4日目)

【リハビリ開始】

相変わらず24時間の点滴は続いてるけど、今日からトイレは自分で行っても構わない事になった。

各病室の入り口にトイレがあるから移動距離はわずかだけど、自分の足で歩いてトイレに行けるのは大きなストレス軽減になったと同時に、明らかに右足に違和感がある事も実感して不安な気持ちにも…


朝食を終えてしばらくのんびりしてると、リハビリ担当の先生(療法士さん?)が、足首や手首に巻くタイプのウェイト2kgを持ってやってきた。

ベッドで横になったまま、腕や足の上げ下げをするらしい。

そしてその前に血圧チェック。上が160、下が100を越えるとリハビリ中止との事。

結果は、152/98くらいとギリギリ(うろ覚えだから微妙に違うかも)

(高血圧は随分前から指摘はされてたから別に驚かないけど、今思えば脳梗塞の引き金になった可能性もあるし、対策しておくべきだったな…)


まずは足首にウェイトを付けて上げ下げ。

…めちゃくちゃキツい。たった2kgなのに、米俵を乗せてるかの如く重い。

腕も同じくキツい。プルプルと震え息も上がる。


ただ、療法士さん曰くだと「これだけ動けば日常生活には戻れる可能性が高いですよ、頑張りましょう」と。

(ホントかよ…)

と半信半疑だったけど、これは後に退院までに大きく実感出来る事となった。


【入院後、初のシャワー】

夕方、入院してから初めてシャワーを浴びれる事になった。

時期は6月下旬、いくら空調がしっかりしてるとは言え、今朝のリハビリで一気に汗だくになってベタベタしてたから、まさに天国だった。

右腕が上手く使えないから髪の毛をちゃんと洗えてるのかわからないし、力を入れてゴシゴシするのも難しいんだけど、そんな事は気にならないくらい数分のシャワーを満喫した。


【やっぱり動く?】

その後、ドライヤーで髪を乾かしてる時、最初は座ってたんだけど、やっぱり腕がキツいから立ってみた。

すると、昨日までにトイレで感じたのと同様、立つと明らかに力が入る。弱々しいながらにもしっかりとドライヤーを握れるし、後頭部まで手を回せる。


…結局、この現象は1年以上経った今もあまり変わらず。


そして、明日以降は退院まで様々なリハビリとの日々になっていく…

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