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こんな質問をよくうけます/転職する際に注意した(回避したい)ポイント5選【心理職の転職編】

 今回は心理職の転職事情について、私のケースをご紹介しようかと思います。

 ちなみに、個人的にトアルは「今の仕事にはどうやって就いたのか?」「どういった経緯で就いたのか?」という質問を周りからよくうけることが多いです。

 我が家は転勤族というのもあり、転職回数も少ない方ではないのですが…そんな中でも周囲のご厚意もあり仕事を見つけられている状況です。

 そんな転職回数の場数(?)を踏んでいるトアルの視点にはなりますが、転職方法や転職するに注意したポイントをご紹介しますね。


トアルしんりしの転職方法

 トアルしんりしの転職方法や転職するに注意したポイントをご紹介しますね。

大学院修了後の就職先探しでは、いろんな方法で求人を探したりしていました

 日本心理臨床学会の求人等掲示板(会員限定)の使用、教授に相談して求人情報を紹介してもらったり、一般的な求人サイトをしようしたりなどを使って就職活動をしました。

今でも時折、ネット情報から求人にアクセスすることもあるのですが…

 最近の転職ではほとんどが心理職の方たちのコミュニティから直接得られる求人情報が多いですね。

 様々な研修会や講演会などでネットワークを広げていく中で、沢山の尊敬する人たちとの繋がりが出来ました。
 ご縁が、最終的に良いお仕事へつながっていたなぁ・・・と今は感じています。

転職する際に注意した(回避したい)ポイント5選

 伴侶の仕事の都合で転勤族の我が家。
 もちろんその都度、私の職場は替わりました。

 おおむね心理職という括りで仕事をしていましたが、細かい業務内容や人間関係は替わっているため、『新しい職場で業務を行うには可能な限りストレスレスでいたい!』という考えの元、以下の5点は注意して(回避しながら)転職活動をしていました。

 他の業種に関する転職にも必ずしも当てはまるかは不明ですが…何か参考になる点があれば幸いです👌

ポイント①:長期間、同じ求人が出ている

結論:(持論ですが)長期間同じ求人が出ているということは、その職場に人材が居続ける人が少ないのか、または採用するのに時間をかけているのか、はたまた他の込み入った理由があるのか・・・人気がある求人であればすぐになくなるよね、という点から遠いと感じたため。

 「残り物には福がある」ということわざもありますが・・・心理職の転職に関しての私の考え方としては、「触らぬ神に~」の方の視点も持ちつつ、『この求人は、いつから出ているのか?』『どんな内容の仕事なのか?』『人間関係ってどうなのか?』といった情報収集も極力した上で、応募するかしないか検討します。

ポイント②:自身の得意分野ではない業務内容

結論:自身の学んできた技法とは色合いが全く異なるというのは、資格取得前や新人の頃は慎重に考えるのがよいと思われます。                    採用後に職場の業務内容をこなすにも、そこでの人間関係を作るにも、必要以上にエネルギーを消費してしまい、ストレスフルになりやすいことが考えられるため避けたいところです。

 例えば、精神分析的心理療法をメインで勉強してきた新人の頃は、「他の技法をメインでカウンセリングをやってください」という施設では仕事をやりにくいかもしれない、といったように・・・

自身のメインとする技術・知識も学んでカウンセリングスタイルを作っているまだまだ未熟の段階で、他の型(=スタイル)の経験値を沢山と入り入れて自分のカウンセリングスタイルがブレブレになってしまう、そんな恐れが出てきてしまうことがあったりすることも。

 ある程度の経験値がある方ならば、別分野にトライして自身の可能性を広げていくのは良いことだと、個人的には考えています。

 そして、そういう方たちは大概、自身の得意な技法や幅広い知識をお持ちだったりする印象をトアルは持っていたりします。

ポイント③:求人情報の内容がアバウトである

結論:(あまりないとは思いたいのですが・・・)勤務時間や給与情報があいまいに記載されていたり、応相談などの記載もない業務内容もあまり触れられていないのは、実際に働きだしたら「こんなの話と違う!」と思われる点が多いところが可能性としては存在するのでは?と考えられるため。

 例えば・・・勤務時間も「8時間」としか記載されておらず、何時開始の何時終わりなのか、休憩時間はどれくらいとれるのか、残業代はでるのか、福利厚生のあり・なしなど、書かれていないといった感じです。

給与も、「心理職20代で200万~400万」と幅が広すぎて、『何でそんなに額に幅があるの?』といった不明な記載のされ方があるなどは、注意して避けてました。

 応相談などの記載がないものは一旦電話などで先方に確認し、あいまいな返答である場合は応募するのをやめたりしていました。

ポイント④:採用関係の窓口からの応答が遅すぎる

結論レスポンスが遅すぎるということは、自身を人材として大切にされていないことと同義と感じやすいため。                           
忙しい中でも、しっかりとした考えをもった職場であれば、「〇日中にご連絡いたしますね」との、メールや電話なりの何かしらのレスポンスが返ってくると思われます。

 会社勤めの伴侶によると、「(メールで大事なやりとりをしている人がいるとしたら)相手の時間もとることになるのだから、レスポンスは早い方がよい。どうしても待たせてしまうのであれば、そのことを事前に伝えておくのがマナー」とのこと。私もこの意見には同意です。

ポイント⑤:面接場所(=職場)で出会うスタッフの人たちの愛想がない

結論:(もし面接まで進んだ場合)面接場所が職場になる場所であった場合、そこのスタッフの人たち(☜ここ重要!1人ではない!!)の愛想がない(無表情、挨拶したけど反応なしなど)といった感じなら、そこで良い人間関係が築ける自信がないため。

 仕事内容が多少多忙でも、人間関係が良好であったならばなんとかやれる場合もありますが・・・人間関係が良くないとなると、業務への悪影響も懸念されてこちらのメンタルもやられやすいですよね、という考えが個人的にはあります。

番外編

 トアルしんりしは過去に、スクールカウンセラー(以下、SC表記)で働いていました。

 ご存知の方も多いかと思いますが・・・SCは学校の先生と異なり、7月や8月の夏休み期間になると、人によってはその期間まるまる仕事自体がお休みになったりします。

私の場合は、年間の出勤可能日(年間●●●時間しか勤務できないですよ~というルールがあるんですね)を超えてしまうおそれがあったため、その範囲を超えないようにすると夏休みは基本的にお休みを入れるしかない状況でした。

 夏休み期間では、過去にこんな仕事をしたことがあります👇

  • 厨房の皿洗い業務(本当にお皿だけ洗う仕事でした!)

  • とにかく椅子や脚立を拭く業務

  • 製造業の会社での荷物だし+α業務

  • シーツ類のクリーニング業務

  • 仕分けピッキング業務

 やってみると、違う業種での仕事も学ぶことが多く、それぞれに良さを感じられました。

 個人的には、様々な経験はカウンセリング業務にも活かせるのでは?と考えています。

 よく恩師にも、こんなことをいわれてきました。

恩師「子育ての経験も絶対に臨床(カウンセリングとか)に活きるから!子育て中に一時的に仕事が出来なくても、必ずしもマイナスとは思わないわ」

トアルしんりし(学生)「へぇ~そうなんですね・・・(よく分かってない状態)」

恩師のあの言葉、今なら充分理解できます。有難い教えでした。

まとめ

 今回は、心理職の転職事情について、私のこれまでの転職経験をもとにご紹介いたしました。

 何度も転職した身として思うのが、転職する上である程度の相場(=給与や業務内容の良しあしなど)は知れた方が活動がしやすいでしょうし・・・もし可能なら、転職エージェントの様な相談に乗ってくれる人(心理職だと先輩心理士・心理師さん達かと)に話を聞いてもらうのも手なのかな、と思います。

 今回の記事以外にも、我が家の障害児育児の現状などが気になった方などいらっしゃれば、一度トアルしんりしの運営するブログ(=トアルしんりしの徒然日記)を覗きに来ていただけたら幸いです。
 noteやXのプロフィールにもブログURLを掲載していますが、こちらにも載せておきます👇👇👇

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