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スプレータンニングの実験!

先日スプレータンニングについて超詳しい人に二時間以上話を聞くことができて色々勉強になったので記事にします。いや〜二時間があっという間でした。

ボディビルコンテストに出る人が行うスプレータンニングは、サンレスタンニングとも言われています。
サンレスタンニングとは、太陽がいらないタンニングという意味で、現在ボディビルコンテストには必須になっているです。
ボディビルダーは、ご存知『プロタン』のとかのことですが、実は色がつく成分って透明に近い色なんです。

プロタン↓

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その成分とは、ジヒドロキシアセトンという物質で、角質中のケラチンを構成するアミノ酸残基と反応することで、肌が日焼けをしたような色になるです。
ボディビル詳しい人は、知ってるよって言う情報だと思うんですが、最近プロタンを使うようになった私は目から鱗な情報でした。

色々調べると元々は、1920年にドイツの科学者が発見したことから始まっています。
糖尿病の薬として使われていたジヒドロキシアセトンが、口腔内を茶色に染めること着目して、サンレスタンニングとして長い年月をかけて開発されています。

発想の転換ってすごいですね!

ジヒドロキシアセトンは、サトウダイコンやサトウキビから精製するか、グリセリンを酸化させることにより作られているため安全と言われています。
1970年代にアメリカ食品医薬品局(FDA)が、化粧品用の成分として認可しており、その後、日本でも厚生労働省が人体に安全な物質ということでお墨付きをもらっております。
ただ…まれに皮膚炎を起こすことがあると報告もありますが、防腐剤、着色料、香料などが原因であると考えられているようです。Wikipedia

初めてのプロタンでは、6時間で洗い流すよう言われたので、『本当に洗い流していいんですかね?』とプロタン経験者のボディビルダーに相談したくらい不安だったのですが、そもそも色素の茶色にはなられている本人には意味があまりないのを知った今しっかり洗い流しております。

透明なものになぜ茶色の塗料をつけたのか?というと、施術する側が塗布した場所がわからなくなるからのようです。研究論文でもなぜ着色したのか書いてあるんですよ!
なので、二回施術してもらう場合は、ジヒドロキシアセトンが皮膚のアミノ酸と反応し終わった後に余分な茶色の塗料を洗い流さないとムラになってしまうんですね。

ってことで論文を調べました。

2020年に行われたサンレスタンニングと自然な肌の日焼けの比色比較についてのリバプール大学の研究(R)です。

実験内容

実験グループ
100人対象で7.5%濃度のDHAゲルを塗布する前、4時間、24時間後に、前腕の比色およびスペクトル測定値を取得しました。
比較対照
 60人の内側の前腕(まれに日光にさらされる)と外側の前腕を頻繁に日光にさらされる
これら2つの違いを比較した。

実験グループリバプール大学の100人のスタッフと学生女性:N = 83、範囲= 20〜44歳、中央値= 23
男性:N = 17、範囲= 18〜44歳、中央値= 27
  100人中94人が白人(女性78人、男性16人)
6人が非白人(女性5人、男性)
1人の混合
5人のアジア/アジア系イギリス人(肌の色が濃い2人を含む)で構成されていました。

結果

ジヒドロキシアセトンによって誘発される肌の色の変化は、明度と黄色度の図で直線に従い、特定の明度レベルで黄色度が過剰になる一方で、自然な日焼けの軌跡は減少することを特徴としているようで、この黄色度を抑えることが自然に日焼けした肌を作り上げる課題となっているようです。

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画像3

図のように黄色がやや強めに出るんですね!

ただボディビル大会でどう見えるかは、別問題なので悪しからず。

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