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5周年記念の「魚祭り」

西荻窪の今の場所で間借り営業を始めたのが、5年前。
カレー細胞」こと松さんの一言がきっかけでした。ご縁を繋いでくださった松さんには心から感謝しております。

間借り営業を続けている間に、間借り先の「とびうおキッチン」さんが契約を継続しないとお聞きし、そのまま正式な契約を結んだのが6月ですので、とら屋食堂には2つの開店記念日があります。

さて、そんな西荻営業開始記念日ですが、今年は魚祭りとなりました。
コロナ前に不定期に続けてきた「朝市場で仕入れた魚を食べていただく会」の復活です。

今回もやってきました茨城は大洗のお魚市場です。

平日の早い時間は人も少なめ


平日なので、お客様もそう多くはなく、サクサク回れます。
本当に久しぶりでしたが、やっぱりワクワクしますね。
ウロウロし過ぎて、くたびれたので、腹ごしらえをば

鰤の定食&海老フライ定食

さて、気を取り直して買い物をし、戻って仕込みです。

今回のラインナップはこちら

・鰤ワダ


イベントごとに、いろんな具材をワダに入れてきましたが、個人的に一番強烈だと思っているのがこれ。今回は、チャトニの代わりに、ハインツのマスタードにカレーリーフを加えたものを添えてみました。

・ホヤのミントチャトニ


新鮮なホヤをグリーンチャトニに合わせました。当初、生牡蠣に合わせることも考えていたのですが、ホヤ、当たりだったようです。

・鱈子のアチャール


これは本当にいつもご用意できたらいいのに、と思ってしまう魔性の美味しさなのですが、新鮮なうちにさっと作って、さっと食べていただくことで味わっていただけるものなのです。尿酸値やら、プリン体やらという単語は今日だけは耳を塞いで、、

・アンコウとあん肝の65


大洗といえばアンコウ、身はもちろんですが、皮の独特の食感もたまらんですね。
ビールやお酒が進むメニューです。

・ホッケのマサラロースト


さすがにおひとり一尾は多すぎるということで、半身でのご提供です。
白身にすり込まれたマサラペーストがいい仕事しています。

マサラまるけで待機しているホッケさんたち

・鱈の白子入りおでんラッサム

白子は1分程度で火が入るので、こちらは待機組


大根・はんぺん・白滝・たまごといった定番のおでんの具に、白子が入った瞬間、背徳の香りがするのはなぜでしょう?そこにエビが加わってトドメを刺された感じですね。
「もはや、おでんのためにラッサムが存在するのでは」という名言を口にするお客様もいらっしゃいました。

・スーラプットゥ


鮫も市場ではよく見かけるメンバーです。今日はど定番のメニューに。
カレーリーフの香りがとてもよくあいます。

・鮪のアチャーリー


そのままお刺身で食べたくなるような見事な中トロがピリッと辛い炒め物になりました。もちろんお酒にも合いますが、ご飯泥棒なメニューですね。

・鰤のケララレッドカレー

あたま好きなお客様仕様のプレート


酸っぱ辛いソースに、油ののった鰤がよく合います。
いやはや、お肉も美味しいですが、魚の美味しさはまた格別ですね。
その美味しさが、それぞれ違っているのも、魚の会の楽しさでもありますね。

・鱈のフィッシュマサラ


辛いけどココナッツミルクの風味が上手にバランスを取ってくれています。
ビリヤニとの相性も抜群です。

・金目鯛のビリヤニ

ビリヤニマサラに包まれた金目鯛


魚のサイズに合わせると、一番大きな鍋で作ることになってしまったので、ライスはとっても少ないように見えますね。

いっちばん大きな鍋じゃないと入らない💦

いや、実際鍋に比べると少ないのですが、そのライスに、しっかり金目鯛の旨味と上品な香りが移って、また、これがスパイスの香りともとても合うのです。
添えられた菜の花のライタの優しい苦味も良い仕事しています。

これまた「あたま好き」なお客様仕様


ああ、これはもっと多くの方に楽しんでいただきたい。
また「金目鯛のビリヤニ」やりましょう!
そうそう、ビリヤニに使った金目鯛は半身だけ、残りの半身は湯引きした後、刺身にしてカレーリーフソルトで召し上がっていただきました。

・アサリとキャベツのトーレン


「ようやく野菜がきたー」というお客様の歓声に迎えられたこのメニュー。
今日も寒いですが、アサリの季節がやってくると春が近いような気がしますね。

このイベント、これからも不定期に続けていきたいと思っています。
日程等、リクエストいただけると嬉しいです。
ランチ営業をしない日、ということになるので、平日のイベントになりそうですね。


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