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日替わり野菜料理

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2021年2月の記事一覧

打ち豆のコロンブ

日替わりのおかずの中で、私たちの中で「最強」だと思っているのが、この打ち豆を使った汁もののおかずです。

打ち豆ってご存知ですか?

私たちが初めて「打ち豆」と遭遇したのは、日本で特に古い歴史を持つといわれている映画館のひとつ、新潟の「高田記念館」さんのイベントによんでいただいた時のことです。

遠征途中の燕三条にある「スパイス研究所」で打ち豆を使った料理に出会いました。もちろんスパイス料理のひと

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冬瓜のオーラン

あんちょこデモのおかずのひとつですが、実はオーランが日替わりのおかずとして登場することは滅多にありません。なので、もし召し上がった事がある方がいらっしゃれば、とてもレアな体験かもしれません(^^)

ココナッツミルクの甘さの中に、青唐辛子がピリッと効いているオーランは、意外にさっぱりとしていて、他のおかずとの相性も抜群です。もちろんほんのり薫るカレーリーフの存在も重要ですね。

もともとは、デモを

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人参のトーレン

とら屋食堂で不定期に開催している「あんちょこデモ」全10種類のメニューを作って試食していただきます。おかずは4種類「ビーツのパチャディ」「セロリのクートゥ」「冬瓜のオーラン」そして「人参のトーレン」です。

ビーツ以外の食材は、出来るだけ通年スーパーなどでも手に入る野菜を取り上げています。

通常のランチミールスでも、登場する頻度の多い人参のトーレンですが、実は季節によってずいぶん味わいが変わりま

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オクラのパチャディ

ヨーグルト系のおかずの2大巨塔は以前登場したビーツ、そしてこのオクラかもしれません。

スルスルとエンドレスで食べられるこのおかずも、かなりヤバい部類に入ると思いますが、このネバネバが淡白なインディカ米の食感とまた合うんですよねー。

ご飯のお供のオクラといえば、我が家ではオクラとかつ節とちょこっと醤油にネギ(できれば万能ネギが嬉しい)を混ぜたもの、もちろんそこに納豆や山芋のようなネバネバ仲間が加

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緑豆のメルクプラティ

スーパーに並んでいる緑豆もやしは、どなたでも召し上がったことがあると思いますが。どうやらインドでは、あそこまでになると育ち過ぎ、らしいのです。

芽もやしといわれる状態は、「芽」というより「根」が出た!というあたりが理想的らしく、もやしのように双葉が出てしまっては、もはや種としてのパワーは使い切ったことになってしまうのでしょうか?

さて、暖かい時期なら、浸水した緑豆はほんの数日で発芽します。逆に

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パイナップルのプリセリ

これは、とら屋食堂では、通常のランチミールスのおかずというよりも、「祭り」の時にお出しするおかずです。いわゆるフェスティバルメニュー✨ですね。(この言葉の響きが気に入って、どうしても今日書きたかったのです)

パイナップルといえども、デザート枠ではなく、れっきとしたおかずです。

ヨーグルトとココナッツ、そしてピリッと青唐辛子が効いていて、なんというか、クセになる一品です。『もうダメ!もうお腹いっ

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カボチャのエリセリ

焦がしココナッツの香りとカボチャの甘味で、ご飯が進んでしまうおかずです。ロビア豆と一緒に炊き合わせていますが、またこの豆の旨みが堪らないんですよね。

これ、小豆で作ればまるっきり「いとこ煮」になるんじゃないかと思うんですけどね、多分、老若男女問わず好きな味なのではないかと思います。

よく「女子どもは芋やカボチャが好きだ」なんておっしゃる方がいらっしゃいますが、いやいや、このエリセリは男性にも大

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セロリのクートゥ

前回の「白菜のクートゥ」の続きです。

さて、とらさんの作り過ぎ問題、これは結構深刻でした。当時のとらさんは、自分自身も今以上にたくさん食べることができましたし、人にもたくさん食べて欲しい、お腹いっぱい食べてもらうのがおもてなしだ、という傾向が強かったと思います。

そこで、一計を案じました。題して「野菜祭り」

九州は久留米市の八百屋さん「産直や藏肆(くらし)」の鶴久さんにお願いして、選りすぐり

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